大学受験 / 制度

更新 2026-09-12/ 出典の確認日 2026-09-12

大学入試のしくみ

このページでわかること

出典:文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」(令和 8 年 5 月 27 日付 8 文科高第 318 号・2026-09-12 確認)。以下「実施要項」と書きます。


1. 3 つの方式

実施要項は、入学者の選抜を調査書・学力検査(大学ごとの個別テストまたは大学入学共通テスト)・小論文・面接・実技・資格検定・本人が書く資料などを組み合わせて行う、と定め、次の 3 つの方式を示しています。

方式主に見られるもの(実施要項の定義)出願できる人出願受付合否発表
一般選抜学力検査・小論文等を主な資料に、調査書・面接・本人の資料を組み合わせる誰でも試験期日に応じて各大学が定める令和 9 年 3 月 31 日まで
総合型選抜詳細な書類審査と時間をかけた面接等。本人が書く資料(活動報告書・志望理由書・学修計画書)を必ず使う誰でも(公募制)令和 8 年 9 月 1 日以降令和 8 年 11 月 1 日以降
学校推薦型選抜高校長の推薦に基づき、調査書を主な資料にする高校長の推薦が必要令和 8 年 11 月 1 日以降令和 8 年 12 月 1 日以降、一般選抜の試験期日の 10 日前まで

一般選抜の個別テスト(大学が行う試験)の期日は、令和 9 年 2 月 1 日〜3 月 25 日の間と定められています。

ひとことで


2. 総合型・学校推薦型で必ず行われること(令和 9 年度から)

実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜について次を「必ず」行うと定めています。

  1. 面接による評価(ディベート・集団討論・プレゼンテーション・口頭試問を含む。オンラインも可)
  2. 学力を測る方法を少なくとも 1 つ(個別テスト・共通テスト・小論文等・資格検定試験等のいずれか)を使い、募集要項に明記する

つまり「書類だけ」「面接だけ」の選抜は原則なくなりました。学校推薦型でも、高校と緊密に連携した非公募型で入学を確約するものは、大学の判断で面接を省ける例外があります。

また、実施要項はこれらの方式で個別テストを 2 月 1 日より前に行うことを認めていますが、「高校教育への影響や志願者の負担に十分配慮する」と書いています。


3. 国公立大学と私立大学

国公立大学(多くの場合)私立大学(多くの場合)
一般選抜大学入学共通テスト+大学ごとの個別試験の 2 段階。前期日程・後期日程(一部に中期)大学ごとの独自試験が中心。共通テスト利用方式もある
受験科目共通テストで 5 教科 7 科目程度(+情報)を課す大学が多い3 科目程度が多い
出願の数前期・後期で各 1 校ずつ日程が重ならなければ何校でも

⚠️ これは一般的な傾向で、大学・学部ごとに違います。必ず志望校の募集要項(毎年夏〜秋に公表)で確認してください。


4. 調査書

実施要項は、各大学が志願者に調査書(高校が指導要録に基づいて作る書類)の提出を求める、と定めています。高校の成績(学習成績の状況)のほか、活動の記録が書かれ、総合型・学校推薦型では主な資料になります。


5. 方式の選び方(考え方)

自分の状況向いている方式
試験の点数で勝負したい。準備を冬まで続けられる一般選抜
高校で打ち込んだ活動があり、志望理由をはっきり書ける総合型選抜
高校の成績が安定して高く、高校長の推薦が得られる学校推薦型選抜

方式は併用できます(総合型で不合格でも一般選抜を受けられる)。ただし、総合型・学校推薦型の準備(書類・面接)と一般選抜の勉強は両立が必要なので、時間配分を決めて取り組むことになります。


出典

制度は年度ごとに見直されます。翌年度の実施要項は例年 5〜6 月に公表されます。