気候(気候要素・ケッペンの区分・雨温図) ── 問題
基礎
- ある都市の最寒月の平均気温が -25 ℃、最暖月が 6 ℃で、年降水量は十分にある。ケッペンの気候区分の大区分はどれですか。 (ア E(寒帯):EF 氷雪 イ C(温帯) ウ E(寒帯):ET ツンドラ エ A(熱帯))
- 次の都市の気候区はどれですか。 ケープタウン (ア BW(砂漠) イ Cs(地中海性) ウ Aw(サバナ) エ BS(ステップ))
- 気候要素と気候因子の組合せとして正しいものはどれですか。 (ア 要素:緯度・高度・海流 / 因子:気温・降水量・風 イ 要素:海流・地形・緯度 / 因子:風・湿度・気温 ウ 要素:植生・土壌・地形 / 因子:気温・降水量・風 エ 要素:気温・降水量・風 / 因子:緯度・高度・海流)
- ケッペンの気候区分が区分の基準にしたものはどれですか。 (ア 人口密度と都市の分布にもとづいて区分した イ 海流の向きと海水温の違いで区分した ウ 植生の分布に対応させ、気温と降水量で区分した エ 山地・平野などの地形の種類で区分した)
- 写真はタンザニアのセレンゲティです。長い草の草原にまばらに木が生えるこの植生が見られる気候区はどれですか。 (ア Df(亜寒帯湿潤) イ Aw(サバナ) ウ BW(砂漠) エ Af(熱帯雨林))
- 気候区の特徴について述べた次の文 X・Y の正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。 X 地中海性気候(Cs)は、夏に乾燥し、冬に雨が多い。 Y ロンドンは、偏西風と暖流の影響で冬も温和なので、温暖湿潤気候(Cfa)に分類される。 (ア X 正・Y 正 イ X 正・Y 誤 ウ X 誤・Y 正 エ X 誤・Y 誤)
標準
- 次の特徴をもつ都市の気候区はどれですか。 最寒月 5 ℃、最暖月 26 ℃。年中降水があり、夏は高温多湿 (ア Aw(サバナ気候) イ Cfa(温暖湿潤気候) ウ BS(ステップ気候) エ Cw(温暖冬季少雨気候))
- 気候と植生・土壌・生活について、熱帯雨林気候の土壌で、鉄やアルミニウムが残って赤く、やせているものはどれですか。 (ア ポドゾル イ ラトソル ウ 褐色森林土 エ チェルノーゼム)
- 雨温図・ハイサーグラフの読み方について、雨温図で気温の線が 1 年を通してほぼ平らで 25 ℃以上の都市の気候はどれですか。 (ア Df イ Af(熱帯雨林気候。赤道付近) ウ ET エ Cfb)
- 温帯の C の 3 文字目「a」と「b」の違いとして正しいものはどれですか。 (ア 最暖月の平均気温が 22 ℃以上なら a、未満なら b イ 最寒月の平均気温が 0 ℃以上なら a、未満なら b ウ 夏に乾燥すれば a、冬に乾燥すれば b エ 年降水量が 1000 mm 以上なら a、未満なら b)
- 世界の寒極とよばれ、冬に −40 ℃以下になるシベリア東部の気候区はどれですか。 (ア ET(ツンドラ気候) イ EF(氷雪気候) ウ Df(亜寒帯湿潤気候) エ Dw(亜寒帯冬季少雨気候))
- 次の表は、北半球にある架空の都市の月平均気温と月降水量です(1 月が最寒月、7 月が最暖月)。この都市の気候区として最も適当なものはどれですか。 月|1 月|4 月|7 月|10 月 気温(℃)|4|11|18|12 降水量(mm)|52|45|46|60 年降水量 580 mm (ア Cfb(西岸海洋性気候) イ BW(砂漠気候) ウ ET(ツンドラ気候) エ Aw(サバナ気候))
- 日本海側の地域で冬に雪が多くなるしくみを、原因から結果の順に正しくつないだものはどれですか。 (ア 梅雨前線が停滞 → 日本海で水蒸気を補給 → 寒気が流れこむ → 日本海側に雪 イ 北西の季節風 → 日本海で水蒸気を補給 → 山地にぶつかって上昇 → 日本海側に雪 ウ 南東の季節風 → 太平洋で水蒸気を補給 → 山地にぶつかって上昇 → 日本海側に雪 エ 北西の季節風 → 日本海で水蒸気を補給 → 山地を越えて下降 → 日本海側に雪)
- 次の資料 A・B は、2 つの気候区で見られる植生と土壌を説明したものです。A・B にあてはまる気候区の組み合わせとして最も適当なものを選びなさい。 A 背の低い草の草原が広がり、腐植を多く含む黒色の肥えた土(チェルノーゼム)が分布する。小麦の大産地になっている。 B 針葉樹の森林(タイガ)が広がり、灰白色で酸性のやせた土(ポドゾル)が分布する。 (ア A ステップ気候 B 亜寒帯湿潤気候 イ A サバナ気候 B 亜寒帯湿潤気候 ウ A ステップ気候 B ツンドラ気候 エ A サバナ気候 B ツンドラ気候)
発展
- 大気大循環と気候の分布について、モンスーンアジア(南・東アジア)で夏に雨が多い理由はどれですか。 (ア 冬に冷えた大陸から海へ吹き出す季節風が、海上で水蒸気を集めて陸に戻すから イ 夏に亜熱帯高圧帯の下降気流が弱まり、赤道からの上昇気流が大陸全体を覆うから ウ 夏に沿岸を寒流が流れて大気が冷やされ、霧と雨が大陸の内部まで広がるから エ 夏に暖まった大陸へ向かって、海から湿った季節風が吹きこむから)
- ナイロビ(ケニア、南緯 1°)が赤道直下にもかかわらず年平均気温が 19 ℃程度である理由はどれですか。 (ア 砂漠気候で夜間に気温が大きく下がるため イ 標高約 1700 m の高地にあるため ウ 沿岸を寒流が流れて気温を下げるため エ 偏西風が高緯度の冷たい空気を運ぶため)
- 日本の瀬戸内地方で年降水量が少ない理由はどれですか。 (ア 標高が高く、雨雲より上に位置するから イ 中国山地と四国山地が夏と冬の季節風をさえぎるから ウ 沖合を寒流が流れ、海からの水蒸気が少ないから エ 亜熱帯高圧帯の下にあり、一年中下降気流が続くから)
- 生徒のカイさんとミオさんの会話を読み、空欄に入る説明として最も適当なものを選びなさい。 カイ「南アメリカの太平洋岸、南緯 20° あたりには、海に面しているのにほとんど雨が降らない砂漠があるんだって。」 ミオ「それは( )からだと考えられるよ。」 (ア 偏西風が大陸の東から吹き、アンデス山脈の風下にあたるので乾いた風だけが届く イ 赤道低圧帯の上昇気流が年中強く、積乱雲が発達して雨がすべて内陸の山脈に降ってしまう ウ 夏の季節風が陸から海に向かって吹き、水蒸気を含んだ空気が陸に入ってこない エ 亜熱帯高圧帯の下降気流があり、沖を流れる寒流で下の空気が冷やされて上昇気流が起きにくい)
- ある都市の気候を説明した次の文章を読み、この都市として最も適当なものを選びなさい。 「1 月ごろがいちばん暑く、7 月ごろがいちばん涼しい。最も涼しい月でも平均気温は 10 ℃を超える。雨は 6〜8 月ごろに多く、12〜2 月ごろはほとんど降らない。」 (ア シドニー(オーストラリア) イ ローマ(イタリア) ウ パース(オーストラリア) エ ダーウィン(オーストラリア))
気候(気候要素・ケッペンの区分・雨温図) ── 解答
基礎
- ウ E(寒帯):ET ツンドラ 最暖月 10 ℃未満なら E(0 ℃以上 ET・未満 EF)。それ以外は最寒月で、18 ℃以上 A、−3 ℃以上 C、−3 ℃未満 D。答え:E(寒帯):ET ツンドラ。
- イ Cs(地中海性) 答え:Cs(地中海性)。赤道直下 = Af、その外側 = Aw、緯度 20〜30° = B、大陸西岸 30〜40° = Cs、東岸 = Cfa・Cw、西岸 40〜60° = Cfb、内陸高緯度 = D。
- エ 要素:気温・降水量・風 / 因子:緯度・高度・海流 要素は「気候そのものを表す量」、因子は「それを変える条件」。隔海度(海からの距離)も因子の 1 つ。
- ウ 植生の分布に対応させ、気温と降水量で区分した A・C・D・E は気温、B は乾燥、小文字は降水の季節で分ける。
- イ Aw(サバナ) 雨季と乾季がはっきりする Aw では、乾季に耐える丈の高い草と疎らな樹木(サバナ)になる。Af なら密林、BW なら植生がほとんどなく、Df ならタイガ(針葉樹林)。
- イ X 正・Y 誤 X:s は summer dry(夏の乾燥)。夏は亜熱帯高圧帯におおわれ、冬は偏西風で雨が降る。Y:ロンドンは夏が涼しい(最暖月 22 ℃未満)ので西岸海洋性気候(Cfb)。
標準
- イ Cfa(温暖湿潤気候) 最寒月で A/C/D/E を決め、降水の季節(f 年中・w 冬乾燥・s 夏乾燥)と夏の気温(a 22 ℃以上・b 未満)で細分。答え:Cfa(温暖湿潤気候)。
- イ ラトソル 土壌:熱帯 = ラトソル(赤・やせ)、亜寒帯 = ポドゾル(灰白・やせ)、ステップ = チェルノーゼム(黒・肥沃)。答え:ラトソル。
- イ Af(熱帯雨林気候。赤道付近) 気温の山が 1 月 → 南半球。気温と雨が逆 → Cs。平らで高い → Af、平らで低い → 高山。答え:Af(熱帯雨林気候。赤道付近)。
- ア 最暖月の平均気温が 22 ℃以上なら a、未満なら b 東京は最暖月 27 ℃で Cfa、ロンドンは 19 ℃で Cfb。
- エ Dw(亜寒帯冬季少雨気候) ヤクーツク・オイミャコンなど。冬はシベリア高気圧の下で乾燥し放射冷却で極寒になるが、夏は 20 ℃近くまで上がる。
- ア Cfb(西岸海洋性気候) 手順どおりに見る。①最暖月 18 ℃・最寒月 4 ℃で寒帯か、熱帯・温帯・亜寒帯のどれかを決める(境目は最暖月 10 ℃、最寒月 18 ℃と −3 ℃)。②年降水量 580 mm で乾燥帯かどうかを見る。③1 月 52 mm と 7 月 46 mm の偏りで f・w・s を決める(夏に乾くのが s)。答え:Cfb(西岸海洋性気候)。
- イ 北西の季節風 → 日本海で水蒸気を補給 → 山地にぶつかって上昇 → 日本海側に雪 冬はユーラシア大陸から冷たい北西季節風が吹き、比較的暖かい日本海の上で水蒸気を含む。それが山地にぶつかって上昇し、日本海側に大雪を降らせる。山を越えた太平洋側は乾いた晴天になる。
- ア A ステップ気候 B 亜寒帯湿潤気候 短草草原とチェルノーゼムはステップ気候(BS)。サバナ気候の土は赤くやせたラトソル。タイガとポドゾルは亜寒帯(D)。ツンドラは苔や地衣類で森林はない。
発展
- エ 夏に暖まった大陸へ向かって、海から湿った季節風が吹きこむから 答え:夏に暖まった大陸へ向かって、海から湿った季節風が吹きこむから。雨は上昇気流(低圧帯・季節風の風上・暖流)、乾燥は下降気流(高圧帯・寒流沿岸・風下)。
- イ 標高約 1700 m の高地にあるため ラパス(標高 3600 m)・クスコ・キトも同じ理由。低緯度の高山は年中春のような気候(常春)。高度が 100 m 上がるごとに気温は約 0.6 ℃下がる。
- イ 中国山地と四国山地が夏と冬の季節風をさえぎるから 夏の南東季節風は四国山地に、冬の北西季節風は中国山地に雨や雪を降らせ、瀬戸内には乾いた風が届く。高松・岡山は年降水量 1100 mm 前後で、ため池が多い。
- エ 亜熱帯高圧帯の下降気流があり、沖を流れる寒流で下の空気が冷やされて上昇気流が起きにくい 南緯 20° 付近は亜熱帯高圧帯で下降気流が卓越し、さらに寒流(ペルー海流)が下層の空気を冷やして大気が安定するため雨雲ができない(アタカマ砂漠)。寒流沿いの海岸砂漠は、アフリカ南西岸のナミブ砂漠も同じしくみ。
- ウ パース(オーストラリア) 1 月が最も暑いので南半球。南半球の 6〜8 月は冬なので「冬に雨・夏に乾燥」の地中海性気候(Cs)で、パースがあてはまる。ローマも Cs だが北半球。ダーウィン(Aw)は 1 月ごろの夏が雨季、シドニー(Cfa)は年中雨が降る。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/daigaku/social/gt-03/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
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