人口・都市・村落(人口ピラミッド・都市問題) ── 問題
基礎
- ある国の人口は 500 万人、面積は 1 万 km² である。人口密度は何人/km² ですか。
- 次の特徴をもつ国の人口ピラミッドの型はどれですか。 アメリカ:出生率と死亡率がともに低く、人口はゆるやかに増加(移民も) (ア つりがね型(ベル型) イ 星型(都市型) ウ ひょうたん型(農村型) エ つぼ型(紡錘型))
- 世界人口の分布について正しいものはどれですか。 (ア 半分以上が南半球に住み、とくに南米とオセアニアに多い イ 約 6 割がアフリカに住み、とくにサハラ砂漠の南側の周辺に集中する ウ 約 6 割がアジアに住み、モンスーンアジアの平野などに密集している エ 南極を除く各大陸に、面積に比例してほぼ均等に分布する)
- 日本の人口について正しいものはどれですか。 (ア 出生数は年 200 万人を超え、人口は増加に転じた イ 現在も増え続けており、出生数も毎年増えている ウ 2008 年をピークに減少し、2025 年の出生数は過去最少 エ 2000 年をピークに減少に転じ、出生数はその後も横ばいが続く)
- 写真は富山県砺波平野です。水田の中に家が離れて建ち、それぞれが林で囲まれています。この村落の形態はどれですか。 (ア 塊村 イ 路村 ウ 散村 エ 環濠集落)
標準
- ある国の人口は 1000 万人で、1 年間の出生率が 33‰(人口 1000 人あたり 33 人)、死亡率が 13‰ であった。この年の自然増加(減少)は何万人ですか(減少なら負の数)。
- ある国の総人口は 1000 万人で、65 歳以上の人口は 40 万人である。高齢化率は何 % ですか。
- 人口について、中国で 1979 年から 2015 年まで行われた人口抑制策と、その結果はどれですか。 (ア 二人っ子政策。人口が倍増した イ 出産奨励。人口爆発が起きた ウ 移民の受け入れ。人口が増えた エ 一人っ子政策。急速な高齢化と男女比のゆがみをもたらし、2022 年から人口減少)
- 都市・村落について、都心周辺の老朽化した地区で、貧困・治安悪化・人口減少が起こる先進国の都市問題はどれですか。 (ア スラム イ 限界集落 ウ プライメートシティ エ インナーシティ問題)
- フランスやスウェーデンの合計特殊出生率が 1.6〜1.8 と、日本や韓国より高い理由として挙げられるものはどれですか。 (ア 移民を受け入れず、自国民の出生だけを奨励してきたから イ 保育や育児休業などの支援が手厚く、働きながら育てやすいから ウ 農業人口が多く、子どもが家の働き手として必要とされているから エ 医療が発達しておらず、子どもを多く産む必要があるから)
- メガシティの説明として正しいものはどれですか。 (ア 人口 100 万人以上の都市で、先進国に多い イ 人口 1,000 万人以上の都市圏で、途上国で増えている ウ その国の首都のことで、人口の規模は問わない エ 計画的に建設された都市で、首都機能を移したもの)
- 次の表は、ある国の年齢 3 区分別の人口です。この国の従属人口指数を求めなさい。 区分|人口(万人) 年少人口(0〜14 歳)|244 生産年齢人口(15〜64 歳)|800 老年人口(65 歳以上)|60
- 次の表は世界人口の移り変わり(国連の推計)です。表から読み取れることとして最も適当なものを選びなさい。 年|世界人口 1800 年|約 10 億人 1950 年|約 25 億人 2000 年|約 61 億人 2025 年|約 82 億人 (ア 1950〜2000 年の増加は、1800〜1950 年の増加の 2 倍を超える イ 2025 年の世界人口は、1950 年の世界人口の 5 倍を超えている ウ 150 年間の 1800〜1950 年の増加は、1950〜2000 年の増加より大きい エ 2000〜2025 年の 25 年間で、世界人口はおよそ 2 倍に増えている)
- 生徒のレンさんとアオイさんの会話を読み、空欄に入る内容として最も適当なものを選びなさい。 レン「サハラ以南のアフリカで人口が急に増えているのはどうしてだろう。」 アオイ「人口転換で考えると、( )段階にあるからだよ。」 (ア 出生率も死亡率も低く、移民の流入で人口が増え続ける少産少死の イ 出生率が先に下がり、医療の遅れで死亡率は高いままの少産多死の ウ 出生率も死亡率も高く、人口がほとんど増えない多産多死の エ 医療や衛生が改善して死亡率が先に下がり、出生率は高いままの多産少死の)
- 都市の問題について述べた次の文 X・Y の正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。 X スプロールとは、発展途上国の大都市で、農村から流入した人々の不良住宅地区が広がる現象である。 Y ジェントリフィケーションとは、都心周辺の再開発で地区が高級化し、元の住民が住み続けにくくなる現象である。 (ア X 正・Y 正 イ X 正・Y 誤 ウ X 誤・Y 正 エ X 誤・Y 誤)
発展
- ある国の人口が年 5% の割合で増え続けるとき、人口が 2 倍になるまでの年数はおよそ何年ですか。「70 ÷ 増加率(%)」の近似で答えてください。
- 「人口オーナス」の状態にある日本で起こる問題として適切なものはどれですか。 (ア 都市に人が集まりすぎて、郊外の各地にスラムが広がる イ 人口が急増して、国内で生産する食料が足りなくなる ウ 働く世代の割合が下がり、年金・医療を支える負担が重くなる エ 若年人口の割合が高すぎて、若者の働き口が足りず失業が増える)
- 郊外に開発されたニュータウンで、現在「オールドニュータウン」とよばれる問題が起きている理由はどれですか。 (ア 同世代が一斉に入居し、高齢化と老朽化が同時に進むから イ 若い世代が集まりすぎて、住宅や学校が足りなくなったから ウ 周辺に工場が多く、大気汚染などの公害が起きたから エ 都心から遠すぎて入居者が集まらず、空き家のままだったから)
- 次の資料 1・2 から考えられることとして最も適当なものを選びなさい。 資料 1 合計特殊出生率:日本 1.14(2025 年・概数。2024 年は 1.15)、韓国 0.75(2024 年)。人口を維持できる水準(置換水準)は約 2.07。 資料 2 日本の総人口は 2008 年をピークに減り始め、2025 年の出生数は約 67 万人(概数)で過去最少となった。 (ア 韓国の合計特殊出生率は日本より高く、近い将来に人口の維持が見込まれる水準にある イ 日本の合計特殊出生率は、2024 年から 2025 年にかけてわずかに上がっている ウ 日本も韓国も、移民などの社会増加がなければ長い目で見て人口が減っていく水準にある エ 合計特殊出生率が 2.07 を下回った年の翌年から、どの国でも総人口が減り始める)
人口・都市・村落(人口ピラミッド・都市問題) ── 解答
基礎
- 500 500 万人 ÷ 1 万 km² = 500 人/km²。日本は約 330、バングラデシュは約 1,300、モンゴルは約 2。
- ア つりがね型(ベル型) 多産多死〜多産少死 → 富士山型、少産少死 → つりがね型、少子高齢化 → つぼ型。答え:つりがね型(ベル型)。
- ウ 約 6 割がアジアに住み、モンスーンアジアの平野などに密集している モンスーンアジアの平野のほか、ヨーロッパ・北米東部にも密集している。人が住む地域をエクメーネ、砂漠・高山・極地などの非居住地域をアネクメーネという。
- ウ 2008 年をピークに減少し、2025 年の出生数は過去最少 2025 年の出生数は約 67 万人(概数)。2070 年には約 8,700 万人になるという推計(国立社会保障・人口問題研究所)。
- ウ 散村 家が耕地の中に散らばるのが散村。周りの林は屋敷林(カイニョ)で、風や雪を防ぐ。路村は道路沿いに家が並び、塊村は家が不規則に密集、環濠集落は堀で囲まれた集村。
標準
- 20 自然増加率 = 33 − 13 = 20‰。1000 万 × 20/1000 = 20 万人。
- 4 40 ÷ 1000 × 100 = 4 %。7% 超で高齢化社会、14% 超で高齢社会、21% 超で超高齢社会。
- エ 一人っ子政策。急速な高齢化と男女比のゆがみをもたらし、2022 年から人口減少 答え:一人っ子政策。急速な高齢化と男女比のゆがみをもたらし、2022 年から人口減少。数値は年で変わるので、最新は国連・厚生労働省・総務省で確認。
- エ インナーシティ問題 先進国型(ドーナツ化・スプロール・インナーシティ・ジェントリフィケーション)と途上国型(スラム・インフォーマルセクター・プライメートシティ)を分けて覚える。答え:インナーシティ問題。
- イ 保育や育児休業などの支援が手厚く、働きながら育てやすいから 移民の出生率の高さも一因とされるが、政策効果が大きいと考えられている。
- イ 人口 1,000 万人以上の都市圏で、途上国で増えている 東京・デリー・上海・ダッカ・サンパウロなど 30 を超える。東京圏は約 3,700 万人で世界最大級。今後はアジア・アフリカの都市が伸びる。
- 38 従属人口指数 =(年少人口 + 老年人口)÷ 生産年齢人口 × 100 = 304 ÷ 800 × 100 = 38。働く世代 100 人で支える子どもと高齢者の数を表す。
- ア 1950〜2000 年の増加は、1800〜1950 年の増加の 2 倍を超える 1950〜2000 年は 61 − 25 = 約 36 億人増、1800〜1950 年は 25 − 10 = 約 15 億人増で、2 倍を超える。2000 → 2025 年は 61 → 82 で約 1.3 倍。82 ÷ 25 ≒ 3.3 倍で 5 倍には届かない。20 世紀後半の急増が「人口爆発」。
- エ 医療や衛生が改善して死亡率が先に下がり、出生率は高いままの多産少死の 人口転換では、まず医療・衛生の改善で死亡率が下がり、出生率はしばらく高いまま → 多産少死で人口爆発が起こる。その後、教育・都市化・女性の社会進出で出生率も下がり少産少死へ進む。
- ウ X 誤・Y 正 X:スプロールは先進国の郊外で住宅地が無秩序に虫食い状に広がる現象。途上国の不良住宅地区はスラム。Y:正しい。
発展
- 14 倍加年数 ≒ 70 ÷ 5 = 14 年。年 2% で約 35 年、年 1% で約 70 年。
- ウ 働く世代の割合が下がり、年金・医療を支える負担が重くなる 生産年齢人口の割合が下がり、年金・医療・介護の負担が現役世代に重くのしかかる。ボーナス(bonus)は「おまけ」、オーナス(onus)は「重荷」。
- ア 同世代が一斉に入居し、高齢化と老朽化が同時に進むから 多摩ニュータウン・千里ニュータウンなど。建て替えや若い世代の誘致が課題。
- ウ 日本も韓国も、移民などの社会増加がなければ長い目で見て人口が減っていく水準にある 日本 1.14・韓国 0.75 はどちらも置換水準 2.07 を大きく下回る。韓国の方が低い。出生率が下がっても、子どもを産む世代の人数が多いうちはすぐには人口が減らない(日本も 1970 年代半ばに 2.07 を下回り、減少は 2008 年から)。日本は 1.15 → 1.14 と下がった。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/daigaku/social/gt-06/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
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