敬語(尊敬・謙譲・丁寧) ── 問題
基礎
- 次の文の「参ります」は、敬語の種類として何に当たりますか。「私は会議に 参ります。」 (ア 謙譲語 イ 丁寧語 ウ 美化語 エ 尊敬語)
- 「言う」の謙譲語はどれですか。 (ア いたす イ 申す・申し上げる ウ ご存じだ エ 存じる・存じ上げる)
- 尊敬語の説明として正しいものはどれですか。 (ア 自分の動作をへりくだって言い、相手を高める イ 相手(目上の人)の動作や状態を高めて言う ウ 物の名前を上品に言う エ 聞き手に対して丁寧に言う)
- 「お〜する」「お〜いたす」の形は、どの種類の敬語をつくりますか。 (ア 尊敬語 イ どの種類にもならない ウ 謙譲語 エ 丁寧語)
- 丁寧語に当たるものはどれですか。 (ア ご覧になる イ おっしゃる ウ いただく エ ございます)
標準
- 次の文の敬語の使い方には誤りがあります。正しく直したものはどれですか。「先生、どうぞいただいてください。」 (ア 先生、どうぞお召し上がりになられてください。 イ 先生、どうぞ召し上がってください。 ウ 先生、どうぞ拝見してください。 エ 先生、どうぞいただきなさってください。)
- 「先生はおっしゃられた」が誤りである理由はどれですか。 (ア 尊敬語を重ねた二重敬語になっている イ 「ました」などの丁寧語が抜けている ウ 主語がない エ 先生の動作に謙譲語を使っている)
- 来客に自分の父のことを話すとき、正しい言い方はどれですか。 (ア 父はただ今出かけられております。 イ お父様はただ今出かけていらっしゃいます。 ウ 父はただ今出かけております。 エ 父はただ今お出かけになっています。)
- 「先生が本を読まれる」の「れる」と同じ働きのものはどれですか。 (ア 校長先生が話される。(尊敬) イ 先生にほめられる。(受け身) ウ この川は泳がれる。(可能) エ 昔が思い出される。(自発))
- 「会う」の謙譲語はどれですか。 (ア ご覧になる イ 会われる ウ お会いになる エ お目にかかる)
- 職場体験の打ち合わせのため、事業所の担当者に電話をかけた。最初に言う言葉として適切なものはどれですか。 (ア 北中学校の佐藤といいます。職場体験の件でお電話なさいました。 イ 北中学校の佐藤でございます。職場体験の件で電話してあげました。 ウ 北中学校の佐藤とおっしゃいます。職場体験の件で電話しました。 エ 北中学校の佐藤と申します。職場体験の件でお電話しました。)
- 学校を訪ねてきたお客様に、校長室の場所をたずねられた。答えとして適切なものはどれですか。 (ア 校長室は二階におられます。ご案内なさいます。 イ 校長室は二階です。お客様が案内いたします。 ウ 校長室は二階になります。ご案内してさしあげます。 エ 校長室は二階でございます。ご案内いたします。)
- 先生に自分の作品を見てもらいたいときの言い方として適切なものはどれですか。 (ア 先生、私の作品を見られてくださいませ。 イ 先生、私の作品を拝見してください。 ウ 先生、私の作品をご覧いただけますか。 エ 先生、私の作品をご覧してください。)
- 友達の家に電話をかけたら、友達のお母さんが出た。友達の健太さんに代わってもらいたいときの言い方として適切なものはどれですか。 (ア 健太さんは今、家におりますか。 イ 健太さんはいらっしゃいますか。 ウ 健太さんはございますか。 エ 健太さんは参られますか。)
発展
- 「私が先生にご説明になります」の誤りを直したものはどれですか。 (ア 私が先生にご説明なさいます。 イ 私が先生にご説明になられます。 ウ 私が先生に説明されます。 エ 私が先生にご説明します。)
- 自分の会社を指す謙譲表現と、相手の会社を指す尊敬表現の組み合わせはどれですか。 (ア 貴社 ── 弊社 イ 当社 ── 拙社 ウ 小社 ── 愚社 エ 弊社 ── 貴社(御社))
- 職場体験先へのお礼の手紙の一部です。敬語の使い方に誤りがあるものはどれですか。 (ア 皆様が丁寧に教えてくださいました。 イ 皆様にもよろしくお伝えしてください。 ウ 機会があれば、またうかがいたいです。 エ 先日はお忙しい中、ありがとうございました。)
- 家で、担任の先生から聞いた連絡を母に伝える。言い方として適切なものはどれですか。 (ア 先生が、明日は体操服を持ってくるようにと申した。 イ 先生が、明日は体操服を持ってくるようにとおっしゃられた。 ウ 先生が、明日は体操服を持ってくるようにとおっしゃった。 エ 先生が、明日は体操服を持ってくるようにと申し上げた。)
敬語(尊敬・謙譲・丁寧) ── 解答
基礎
- ア 謙譲語 動作をするのが相手(先生・お客様)で、その動作を高めていれば尊敬語。動作をするのが自分側で、へりくだっていれば謙譲語。だれも高めず聞き手に丁寧なら丁寧語(です・ます・ございます)。
- イ 申す・申し上げる 特別な動詞の表。尊敬(相手がする):おっしゃる・いらっしゃる・召し上がる・ご覧になる・なさる・ご存じ・くださる。謙譲(自分がする):申す・参る・うかがう・いただく・拝見する・いたす・存じる・差し上げる。
- イ 相手(目上の人)の動作や状態を高めて言う 動作をする人を高める。謙譲語は自分側をへりくだる、丁寧語は聞き手への配慮。
- ウ 謙譲語 「お持ちする」「ご案内いたす」=自分の動作。「お〜になる」「〜れる・られる」は尊敬語。
- エ ございます です・ます・ございます。おっしゃる・ご覧になるは尊敬、いただくは謙譲。
標準
- イ 先生、どうぞ召し上がってください。 誤りの理由:「いただく」は謙譲語。相手の動作は「召し上がる」。正しくは「先生、どうぞ召し上がってください。」。
- ア 尊敬語を重ねた二重敬語になっている 「おっしゃる」と「れる」で尊敬語を二重に使っている。「おっしゃった」で十分。「お見えになられる」「お召し上がりになられる」も二重敬語。
- ウ 父はただ今出かけております。 外の人に対して身内は自分側。謙譲語「おる」を使い、尊敬語は使わない。
- ア 校長先生が話される。(尊敬) 「れる・られる」には受け身・可能・自発・尊敬の 4 つの意味がある。動作主が目上なら尊敬。
- エ お目にかかる 「先生にお目にかかる」。お会いになる・会われるは尊敬語。
- エ 北中学校の佐藤と申します。職場体験の件でお電話しました。 自分の名のりは謙譲語の「申す」、自分の動作は「お電話する」。「おっしゃる」「なさる」は相手の動作に使う尊敬語、「〜してあげる」は相手に恩を着せる言い方になる。
- エ 校長室は二階でございます。ご案内いたします。 「ございます」は丁寧語、「ご案内いたす」は自分の動作をへりくだる謙譲語。「なさる」は相手の動作に使う尊敬語なので自分には使えない。
- ウ 先生、私の作品をご覧いただけますか。 見るのは先生なので尊敬語「ご覧になる」を使い、「ご覧いただく」とする。「拝見する」は自分が見るときの謙譲語。
- イ 健太さんはいらっしゃいますか。 相手の家の人のことなので、「いる」の尊敬語「いらっしゃる」を使う。「おる」「参る」は自分側の動作に使う謙譲語、「ございます」は物があることの丁寧な言い方。
発展
- エ 私が先生にご説明します。 「ご〜になる」は尊敬語で、自分の動作には使えない。自分の動作は「ご〜する」「ご〜いたす」(ご説明いたします、でもよい)。
- エ 弊社 ── 貴社(御社) 弊・拙・愚・小は自分側(弊社・拙宅・愚息・小社)、貴・御は相手側(貴社・御社・貴校)。
- イ 皆様にもよろしくお伝えしてください。 伝えるのは相手なので、尊敬の「お伝えください」とする。「お〜する」は自分の動作をへりくだる謙譲の形なので、相手の動作には使えない。
- ウ 先生が、明日は体操服を持ってくるようにとおっしゃった。 言ったのは先生なので尊敬語「おっしゃる」。「申す・申し上げる」は謙譲語、「おっしゃられた」は尊敬語を重ねた二重敬語。
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