説明文・小説の読み方(接続語・指示語・要旨・心情) ── 問題
基礎
- 次の( )に入る接続語として最も適切なものはどれですか。「この町は海が近い。( )、山にも 30 分で行ける。」 (ア また イ ところで ウ 一方 エ しかし)
- 次の文に使われている表現技法はどれですか。「行こう、あの山の向こうへ。」 (ア 隠喩(暗喩) イ 対句(法) ウ 倒置(法) エ 擬態語)
- 説明文で筆者の主張が書かれていることが多い場所はどれですか。 (ア 「なぜなら」のあと イ 最初の一文だけ ウ 「しかし」などの逆接のあと エ 「たとえば」などの例示のあと)
- 指示語(これ・それ・この)の指す内容をさがす手順として正しいものはどれですか。 (ア 直前からさがし、指示語に当てはめて確かめる イ まず文章の最後からさかのぼってさがす ウ いつも文章の最初の文を答える エ 指示語の直後の文をそのまま答える)
- 小説で登場人物の心情を読み取る手がかりとして適切でないものはどれですか。 (ア 会話や沈黙 イ 作者の生まれた年 ウ 行動や表情 エ 情景描写や比喩)
標準
- 設問「筆者がこのように考えるのはなぜか。」に答えるとき、答えの文末として最も適切なものはどれですか。 (ア 〜という気持ち。/〜気持ち。 イ 〜から。/〜ため。 ウ 本文の言葉をそのまま(指定字数の 8 割以上) エ 〜こと。)
- 「確かに〜という意見もある。しかし〜。」という書き方で、筆者の主張はどこにありますか。 (ア 「しかし」のあと イ どちらも主張ではない ウ 「確かに」のあと エ 両方とも主張)
- 選択問題で消去法を使うとき、誤りの選択肢に多い特徴はどれですか。 (ア 本文と同じ言葉がそのまま使われている イ 傍線部の前後に根拠がある ウ ほかの選択肢より字数が短い エ 「すべて」など本文より言いすぎている)
- 説明文の「具体例」の部分について正しいものはどれですか。 (ア 具体例は飛ばして読まなくてよい イ 主張を説明する例で、要旨には入れない ウ 具体例そのものが筆者の要旨である エ 具体例は必ず最後にある)
- 小説で「時・場所・人物」が変わるところを何といいますか。 (ア 主題 イ 場面の転換 ウ 視点 エ 伏線)
- 現代の詩の多くが当てはまる分類はどれですか。 (ア 口語定型詩 イ 文語自由詩 ウ 口語自由詩 エ 文語定型詩)
- 「たとえば」のあとに書かれている内容の役割はどれですか。 (ア 筆者のいちばん言いたい結論 イ 主張を説明する具体例 ウ 新しい話題への転換 エ 前と反対の内容)
- 説明文の「双括型」とはどのような構成ですか。 (ア 最初と最後の両方に主張を書く イ 最初の段落にだけ主張を書く ウ 主張を書かない エ 最後の段落にだけ主張を書く)
- 「体言止め」の効果として適切なものはどれですか。 (ア 同じ語をくり返してリズムを出す イ 文末を名詞で止め、余韻を残す ウ 理由をくわしく説明する エ 語順を入れかえて強調する)
- 抜き出し問題で「20 字以内」と指定されたとき、気をつけることはどれですか。 (ア 本文を言いかえて短くまとめる イ 本文のまま 16〜20 字で抜き出す ウ 字数は無視してよい エ 自分の言葉でわかりやすく要約する)
発展
- 小説で「空が急に暗くなり、冷たい風が吹いた」という描写が入れられている効果として適切なものはどれですか。 (ア 天気の情報を読者に正確に伝える イ 人物の不安な心情を暗示する ウ 場面を明るくする エ 作者の気象の知識を示す)
- 記述問題で「このときの主人公の気持ちを、きっかけを含めて説明せよ」と問われたときの答えの型はどれですか。 (ア 「〜ので、〜という気持ち。」 イ 「〜こと。」と出来事だけを書く ウ 主人公の名前と行動だけ エ 「〜から。」と理由だけを書く)
- 次の文章(この問題のために書いた文章)を読んで答えなさい。「試合が終わった。最後のシュートを外したのは、ぼくだった。だれも何も言わずに荷物をまとめている。帰り道、キャプテンの高木さんが自動販売機の前で立ち止まり、黙って冷たいお茶を二本買った。一本をぼくの手に押しつけると、『来週も、練習、来いよ』とだけ言って歩き出した。ぼくは缶の冷たさを手のひらに感じながら、その背中を追いかけた。」「その背中を追いかけた」ときの「ぼく」の気持ちとして最も適切なものはどれですか。 (ア 試合に負けたのに何も気にしていない様子の高木さんに腹を立て、ひと言言い返そうとしている。 イ 責められると覚悟していたが、高木さんの無言の励ましを受け止め、また練習に向かおうとしている。 ウ 冷たいお茶をもらえたことがただうれしく、試合でシュートを外したことはすっかり忘れている。 エ 自分だけが責められなかったことがかえって申し訳なく、高木さんに今日かぎりで部をやめると伝えようと決めている。)
説明文・小説の読み方(接続語・指示語・要旨・心情) ── 解答
基礎
- ア また 前後の関係を見る:つけ加える → 並立・累加。→「また」。
- ウ 倒置(法) 「あの山の向こうへ行こう」の語順を入れかえている → 倒置(法)。直喩は「ようだ・みたいだ」あり、隠喩はなし。擬声語は音、擬態語はようす。
- ウ 「しかし」などの逆接のあと 「しかし」「だが」など逆接のあとに言いたいことがくる。「たとえば」のあとは具体例、「なぜなら」のあとは理由で、主張そのものではない。
- ア 直前からさがし、指示語に当てはめて確かめる たいてい直前の 1〜2 文。見つけた内容を指示語の位置に入れて意味が通るか確かめる。答えは「〜こと」「〜もの」の形に直す。「このように」は前の段落全体をまとめる。
- イ 作者の生まれた年 心情は直接書かれないことが多く、行動・表情・会話・情景から読む。空が暗くなる描写は不安を映す、など。
標準
- イ 〜から。/〜ため。 設問の問い方に文末を合わせる:なぜか → から/ため、どういうことか → こと、気持ち → 気持ち、抜き出し → 本文そのまま。
- ア 「しかし」のあと 「確かに」で反対意見をいったん認め(譲歩)、「しかし」で自分の主張を述べる型。
- エ 「すべて」など本文より言いすぎている 「すべて」「まったく」などの言いすぎに注意。本文にない・言いすぎ・因果が逆・部分的に正しいが全体はちがう、の 4 つを消す。
- イ 主張を説明する例で、要旨には入れない 「たとえば」の部分が何を説明する例かを押さえる(具体 ⇔ 抽象)。要旨を答えるときは具体例を消して抽象的な主張を残す。
- イ 場面の転換 行間や「翌朝」「その夜」が目印。場面ごとに心情の変化を追う。
- ウ 口語自由詩 用語(文語/口語)× 形式(定型/自由/散文)。短歌・俳句は定型。
- イ 主張を説明する具体例 前に述べた主張を説明するための具体例。具体例は要旨ではない。何を説明するための例かをつかむ。
- ア 最初と最後の両方に主張を書く 頭括型=最初、尾括型=最後、双括型=両方。
- イ 文末を名詞で止め、余韻を残す 「見上げれば満天の星。」文末を名詞で止めて余韻を残し、印象を強める。語順を入れかえるのは倒置、くり返しは反復。
- イ 本文のまま 16〜20 字で抜き出す 本文の言葉をそのまま抜き出す(記述問題とちがう)。「以内」は指定字数の 8 割、20 字なら 16 字以上が目安。句読点を字数に含むかは指示を確認。
発展
- イ 人物の不安な心情を暗示する 情景描写は心情を映す鏡。明るい描写は希望・喜び、暗い描写は不安・緊張・悲しみを暗示することが多い。
- ア 「〜ので、〜という気持ち。」 「〜ので」の部分にきっかけ(出来事・相手の言葉)、そのあとに心情、の順で本文の言葉を使って組み立てる。
- イ 責められると覚悟していたが、高木さんの無言の励ましを受け止め、また練習に向かおうとしている。 だれも何も言わない重い場面のあと、高木さんは黙ってお茶を渡し「来週も、練習、来いよ」とだけ言う。それを受けて背中を「追いかけた」ので、高木さんについて行こうとする前向きな気持ちが読み取れる。
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