作文と表現の決まり(原稿用紙・条件作文・表現技法) ── 問題
基礎
- 次の文の誤りを直したものはどれですか。「私は賛成だ。理由は費用が安いからです。」 (ア 私は賛成だ。理由は費用が安いからだ。 イ 私は賛成です。理由は費用が安いです。 ウ 私は賛成だと思います。理由は費用が安い。 エ 私は賛成です。理由は費用が安いからだ。)
- 原稿用紙の使い方について、「句点(。)や読点(、)が行頭に来るとき」の決まりはどれですか。 (ア 行頭には置かず、前の行の最後のマスに文字と一緒に入れる(または欄外) イ 1 マスに 1 字として書く。行頭に来てもよい ウ 2 マスあけて書く エ 1 マスあけてから書き始める)
- 頭語と結語の正しい組み合わせはどれですか。 (ア 敬具 ── 拝啓 イ 前略 ── 敬具 ウ 拝啓 ── 敬具 エ 拝啓 ── 草々)
- 「200 字以内で書け」という条件で、目安となる字数はどれですか。 (ア 50 字以上 イ 160 字以上(8 割以上) ウ 200 字をこえてもよい エ 100 字程度)
- 意見文の基本的な構成の順番として適切なものはどれですか。 (ア まとめ → 理由 → 意見 イ 意見 → 理由 → 具体例 → まとめ ウ 具体例 → 意見 → 理由 → 理由 エ 理由 → 具体例 → 具体例)
- 次の文の表現上の誤りを直したものとして最も適切なものはどれですか。「まず最初に、自分の意見を述べます。」 (ア 最初に、自分の意見を述べます。 イ まず最初に、自分の意見から述べます。 ウ まず最初に、自分の意見を述べましょう。 エ まず最初は、自分の意見を述べます。)
標準
- 手紙の後付けに書く内容として正しいものはどれですか。 (ア 結びのあいさつ(ご自愛ください)と結語(敬具など) イ 頭語(拝啓など)・時候のあいさつ・相手の安否 ウ 「さて」で始める本題 エ 日付・自分の署名・相手の宛名(様))
- 話し言葉「全然(否定でない使い方)」を書き言葉に直したものはどれですか。 (ア まったく イ 少し ウ 〜のような エ とても)
- 資料(グラフ)を読み取って書くときに必ず入れるべきものはどれですか。 (ア 数値や増減などの傾向 イ グラフの色の説明 ウ 自分の感想だけ エ 資料を作成した人や団体の名前)
- 「私は、賛成だ。理由は、費用が安いからです。」の誤りはどれですか。 (ア 読点が多すぎる イ 主語がない ウ 賛成の理由が書かれていない エ 常体と敬体がまじっている)
- 推敲のときに確認する点として適切でないものはどれですか。 (ア 常体と敬体が統一されているか イ できるだけ難しい漢字を使っているか ウ 主語と述語が対応しているか エ 字数が 8 割以上あるか)
- 次は、ある中学校の生徒 100 人に「1 日の読書時間」をたずねた結果です(この問題のために作った架空の調査)。 読書時間|人数 0 分|42 人 30 分未満|35 人 30 分以上|23 人 この資料を正しく読み取っている文はどれですか。 (ア 読書をまったくしない人が、全体の四割をこえている。 イ 読書をまったくしない人が、全体の半数をこえている。 ウ 少しでも読書をする人は、全体の半数に届いていない。 エ 30 分以上読書する人が、全体の三割をこえている。)
- 「第一段落に資料から読み取ったこと、第二段落にそれをふまえた自分の意見を、自分の体験を入れて書く」という条件の作文で、第二段落の書き方として条件に合っているものはどれですか。 (ア 図書委員として本の紹介を書いた体験を挙げ、だから紹介の工夫が読書のきっかけになると考える、とまとめる。 イ 資料の数値をもう一度くわしく書き写し、読書をしない人が多いという事実をくり返して、そのまま文章を終える。 ウ 図書委員として本の紹介を書いたときの体験をくわしく書くが、そこから自分がどう考えるかは書かずに終える。 エ 読書は大切だという自分の意見だけを書き、なぜそう考えるのかを示す体験や理由は一つも書かずに終える。)
- 次のうち、言葉の呼応が正しい文はどれですか。 (ア たとえ雨が降っても、試合は行う。 イ まさか彼が来るにちがいない。 ウ もし明日晴れたので、海に行こう。 エ 決して最後まであきらめる。)
- 「学校の昼休みを長くするべきだ」という意見文で、説得力を高める書き方として最も適切なものはどれですか。 (ア 「授業の時間が減る」という反対意見を取り上げ、それに答えたうえで長くする利点を示す。 イ 自分の意見を、文末の言い方を少しずつ変えながら、文章の中で何度もくり返して強調する。 ウ 反対の立場の人がどう考えるかにはふれずに、自分が賛成する理由だけを並べて書く。 エ 自分が昼休みにしている遊びについて、ルールや楽しさをできるだけくわしく書く。)
発展
- 「私は泣きながら走る弟を追いかけた。」という文があいまいである理由と直し方として適切なものはどれですか。 (ア 主語がないので「私は」を加える イ 目上の兄に対して敬語が使われていない ウ 文が短く、字数が足りない エ かかり方が二通りに読める。読点で区切る)
- 1 分間のスピーチの目安となる字数はどれですか。 (ア 約 100 字 イ 約 1000 字 ウ 約 300 字 エ 約 50 字)
- 学級の話し合いで、司会の発言として最も適切なものはどれですか。 (ア 私は賛成の立場なので、皆さんも賛成の方向で考えてください。 イ 時間がないので、まだ出ていない意見は聞かずにここで終わります。 ウ 反対意見は一つだけで少ないので、話し合いはここまでにして賛成に決めてしまいましょう。 エ 賛成が二つ、反対が一つ出ました。反対の理由をもう少しくわしく聞かせてください。)
作文と表現の決まり(原稿用紙・条件作文・表現技法) ── 解答
基礎
- ア 私は賛成だ。理由は費用が安いからだ。 誤りの種類:常体「だ」と敬体「です」の混在。→「私は賛成だ。理由は費用が安いからだ。」。推敲では主述の対応・重複・呼応・ら抜きさ入れ・常体敬体・文頭の接続語を確認する。
- ア 行頭には置かず、前の行の最後のマスに文字と一緒に入れる(または欄外) 原稿用紙の基本。減点されやすいのは行頭の句読点・段落の 1 マスあけ忘れ・字数不足。
- ウ 拝啓 ── 敬具 拝啓−敬具、謹啓−謹白、前略−草々(前文を省くとき)。
- イ 160 字以上(8 割以上) 字数不足は減点。「〜字程度」なら前後 1 割以内。句読点も 1 字。
- イ 意見 → 理由 → 具体例 → まとめ 結論を先に書く。「私は〜だと考える。なぜなら〜からだ。たとえば〜。だから〜。」
- ア 最初に、自分の意見を述べます。 「まず」と「最初に」は同じ意味の重ね言葉。どちらか一方にする(「まず、〜」でもよい)。
標準
- エ 日付・自分の署名・相手の宛名(様) 前文(頭語・時候・安否)→ 主文(さて)→ 末文(結び・結語)→ 後付け(日付・署名・宛名)の順。頭語と結語は対(拝啓−敬具、前略−草々)。
- ア まったく 作文では話し言葉を書き言葉に。ちょっと→少し、けど→けれど、やっぱり→やはり、なので→だから、とか→など、みたいな→のような、すごく→とても(または具体的な語)。
- ア 数値や増減などの傾向 「〜%で最も多い」「〜年から増えている」など。「資料を見ると〜ことがわかる」と事実を述べてから意見へ。数値を 1 つ以上入れると説得力が増す。
- エ 常体と敬体がまじっている 常体(だ)と敬体(です)が混在している。文体はどちらかに統一する。条件で「常体で」「敬体で」と指定されることもある。
- イ できるだけ難しい漢字を使っているか 難しい字より正確さ。一文 60 字以内、原稿用紙の決まり、呼応の副詞も確認。
- ア 読書をまったくしない人が、全体の四割をこえている。 0 分は 100 人中 42 人で 42%(四割をこえるが半数未満)。30 分以上は 23%、少しでも読む人は 35+23=58 人で半数をこえる。
- ア 図書委員として本の紹介を書いた体験を挙げ、だから紹介の工夫が読書のきっかけになると考える、とまとめる。 第二段落には「意見」と「体験」の両方が必要。数値のくり返しだけ、体験だけ、意見だけのものは条件を満たさない。
- ア たとえ雨が降っても、試合は行う。 「たとえ」は「〜ても」と呼応する。「決して」は「〜ない」、「もし」は「〜なら・〜たら」、「まさか」は「〜ないだろう」と呼応する。
- ア 「授業の時間が減る」という反対意見を取り上げ、それに答えたうえで長くする利点を示す。 予想される反対意見を取り上げて答えておくと、読み手の疑問に先回りでき、意見に説得力が出る。くり返しや主題から外れた話は根拠にならない。
発展
- エ かかり方が二通りに読める。読点で区切る 「泣きながら」が「走る」にかかる(泣いているのは弟)のか、「追いかけた」にかかる(泣いているのは私)のかが決まらない。修飾語のかかり方による二通りの読み。泣いているのが私なら「私は泣きながら、走る弟を追いかけた」、弟なら「私は、泣きながら走る弟を追いかけた」と読点の位置で区別する。
- ウ 約 300 字 ゆっくり話して 1 分 300 字前後。結論 → 理由 → 具体例の順で。
- エ 賛成が二つ、反対が一つ出ました。反対の理由をもう少しくわしく聞かせてください。 司会は出た意見を整理し、少数の意見も引き出して話し合いを深める役。数の多さだけで決めたり、自分の立場を押しつけたりしない。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/koko/japanese/k-13/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
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