恒星と宇宙の構造 ── 問題
基礎
- 次の恒星の色から、表面温度が高い順に並べたものはどれですか。 青白・白・黄・赤 (ア 白 → 青白 → 赤 → 黄 イ 黄 → 青白 → 白 → 赤 ウ 赤 → 黄 → 白 → 青白 エ 青白 → 白 → 黄 → 赤)
- 光の速さを 30 万 km/s、1 年を 3150 万秒とする。1 光年は何兆 km ですか。
- 光年について正しいものはどれですか。 (ア 太陽と地球の距離 イ 光が 1 年間に進む距離 ウ 光が 1 年間に進む時間 エ 1 年の長さの単位)
- 恒星のスペクトル型を高温から順に並べたものはどれですか。 (ア M・K・G・F・A・B・O イ G・O・B・A・F・K・M ウ O・B・A・F・G・K・M エ A・B・O・F・G・K・M)
標準
- ある恒星までの距離は 640 光年である。今夜見えるこの恒星の光は、西暦 1307 年に出発したものだとすると、今は西暦何年ですか。
- 等級が 5 小さい星は明るさが 100 倍である。6 等星は 11 等星の何倍の明るさですか。
- 恒星の一生と HR 図について、太陽程度の質量の恒星の一生として正しいものはどれですか。 (ア 原始星 → 主系列星 → 赤色巨星 → 惑星状星雲を放出 → 白色矮星 イ 原始星 → 赤色巨星 → 主系列星 → 惑星状星雲 → ブラックホール ウ 原始星 → 主系列星 → 赤色巨星 → 超新星爆発 → 中性子星 エ 主系列星 → 原始星 → 白色矮星 → 赤色巨星 → 惑星状星雲)
- 銀河系と宇宙について、銀河系に含まれる恒星の数として最も近いものはどれですか。 (ア 約 2000 億個 イ 約 2000 万個 ウ 約 2000 個 エ 約 2000 兆個)
- 絶対等級について正しいものはどれですか。 (ア 地球から見たときの見かけの明るさ イ 恒星の表面温度を表す数値 ウ 10 パーセクの距離での明るさ エ 太陽の明るさを 0 としたもの)
- 私たちの体をつくる炭素・酸素・鉄などの元素の主な起源はどれですか。 (ア 昔の恒星の核融合と超新星爆発でできた イ 地球の内部でつくられた ウ ビッグバンの直後にすべての元素がつくられた エ 太陽の中心でつくられて地球に届いた)
- 本当の明るさ(光度)が同じ 2 つの恒星 A・B がある。地球から B までの距離は、A までの距離の 8 倍である。地球から見ると、A は B の何倍明るく見えますか。
- 遠い銀河ほど速く遠ざかっていて、遠ざかる速さ(後退速度)は銀河までの距離に比例する。距離 2 億光年の銀河 A の後退速度が 4400 km/s のとき、距離 7 億光年の銀河 B の後退速度は何 km/s ですか。
- 4 つの恒星の表面温度と絶対等級を調べた。 恒星|表面温度|絶対等級 P|約 3500 K|−5 等 Q|約 10000 K|+12 等 R|約 5800 K|+5 等 P・Q・R の種類の組み合わせとして最も適当なものはどれですか。 (ア P 赤色巨星、Q 主系列星、R 白色矮星 イ P 白色矮星、Q 赤色巨星、R 主系列星 ウ P 主系列星、Q 白色矮星、R 赤色巨星 エ P 赤色巨星、Q 白色矮星、R 主系列星)
- 生徒 A「アンドロメダ銀河は、地球から約 250 万光年のところにあるんだって。」 生徒 B「ということは、いま望遠鏡で見えているアンドロメダ銀河の姿は( )ということだね。」 ( )に入るものとして最も適当なものはどれですか。 (ア 約 250 万年後に届く光を先に見ている、未来の姿である イ 光は一瞬で届くので、ちょうどいまこの瞬間の姿である ウ 約 250 年前に出た光による姿で、いまの姿とは限らない エ 約 250 万年前に出た光による姿で、いまの姿とは限らない)
発展
- 遠い銀河の光の波長が長いほう(赤いほう)にずれて観測される現象と、それが意味することはどれですか。 (ア 散乱。銀河の間に塵が多い イ 赤方偏移。宇宙が膨張している ウ 赤方偏移。銀河の温度が低い エ 青方偏移。銀河が近づいている)
- 宇宙の年齢(約 138 億年)・太陽系の誕生(約 46 億年前)・生命の誕生(約 40 億年前)の関係として正しいものはどれですか。 (ア 宇宙と太陽系は同時にできた イ 太陽系は宇宙の年齢の半分の時期にできた ウ 宇宙誕生から約 90 億年後に太陽系ができた エ 生命は太陽系より先に誕生した)
- ある恒星までの距離は 100 パーセク、見かけの等級は 12 等である。この恒星の絶対等級は何等ですか。絶対等級は恒星を 10 パーセクの距離に置いたときの等級で、明るさは距離の 2 乗に反比例し、5 等級の差で明るさは 100 倍ちがうものとする。
- 主系列星の質量と、主系列星として過ごす期間(概数)を表にした。 恒星|質量(太陽 = 1)|主系列星でいる期間 太陽|1|約 100 億年 X|10|約 2000 万年 恒星 X について述べた文として最も適当なものはどれですか。 (ア 燃料の水素が多いので、太陽より長く主系列星にとどまると考えられる イ 太陽より明るく高温で、最後は超新星爆発を起こすと考えられる ウ 太陽より暗く低温で、最後は白色矮星になって冷えていくと考えられる エ 太陽より明るく高温で、最後は白色矮星になって冷えていくと考えられる)
- ある恒星を、いまの距離の 10 倍遠い場所に移したとする。この恒星の見かけの等級と絶対等級はどうなりますか。 (ア 見かけの等級は 10 大きくなり、絶対等級も 10 大きくなる イ 見かけの等級は変わらず、絶対等級だけが 5 大きくなる ウ 見かけの等級は 5 大きくなり、絶対等級は変わらない エ 見かけの等級は 5 小さくなり、絶対等級は変わらない)
恒星と宇宙の構造 ── 解答
基礎
- エ 青白 → 白 → 黄 → 赤 青白(1 万 K 以上)> 白 > 黄(太陽 5800 K)> 橙 > 赤(3000 K)。加熱した鉄が赤 → 白 → 青白と変わるのと同じ。答え:青白 → 白 → 黄 → 赤。
- 9.45 30 万 km/s × 3150 万 s = 30 × 3150 × 10⁸ km = 9.45 兆 km。実際は約 9.5 兆 km。
- イ 光が 1 年間に進む距離 約 9.5 兆 km で、距離の単位。太陽から地球は光で 8 分、最も近い恒星は 4.2 光年。
- ウ O・B・A・F・G・K・M 太陽は G 型(黄・5800 K)。「オーバーファインガールキスミー」。
標準
- 1947 640 光年 = 光が 640 年かかる距離。1307 + 640 = 1947 年。遠くを見ることは昔を見ること。
- 100 等級差 11 − 6 = 5。5 等級ごとに 100 倍なので 100^1 = 100 倍。
- ア 原始星 → 主系列星 → 赤色巨星 → 惑星状星雲を放出 → 白色矮星 HR 図:横軸温度(左が高温)、縦軸明るさ。主系列(核融合の安定期)→ 赤色巨星 → 太陽程度は白色矮星、重い星は超新星 → 中性子星・ブラックホール。答え:原始星 → 主系列星 → 赤色巨星 → 惑星状星雲を放出 → 白色矮星。
- ア 約 2000 億個 銀河系:直径 10 万光年、太陽は中心から 2.8 万光年。階層:太陽系 < 銀河系 < 銀河群 < 銀河団 < 超銀河団。ビッグバン 138 億年前、背景放射 3 K、ハッブルの法則で膨張。答え:約 2000 億個。
- ウ 10 パーセクの距離での明るさ 恒星を 10 パーセク(約 32.6 光年)の距離に置いたとした場合の明るさ。見かけの等級は距離で変わるので、同じ距離にそろえて本当の明るさを比べるのが絶対等級。
- ア 昔の恒星の核融合と超新星爆発でできた ビッグバンでできたのは水素・ヘリウムだけ。太陽系は先代の星の残骸からできた。
- 64 見かけの明るさは距離の 2 乗に反比例する。B は A の 8 倍遠いので、B の明るさは A の 1/8²。A は B の 8² = 64 倍明るく見える。
- 15400 後退速度は距離に比例するので、4400 × 7 ÷ 2 = 15400 km/s。
- エ P 赤色巨星、Q 白色矮星、R 主系列星 P は低温なのに明るいので、大きな赤色巨星。Q は高温なのに暗いので、小さな白色矮星。R は太陽と同じくらいの温度と明るさで主系列星。
- エ 約 250 万年前に出た光による姿で、いまの姿とは限らない 1 光年は光が 1 年に進む距離。250 万光年先から来た光は、出てから約 250 万年かかって届いているので、見えているのは約 250 万年前の姿。
発展
- イ 赤方偏移。宇宙が膨張している 赤方偏移は銀河が遠ざかっていることを示し、遠い銀河ほど速い → 宇宙が膨張している。救急車のサイレンが遠ざかると低く聞こえるのと同じ(ドップラー効果)。
- ウ 宇宙誕生から約 90 億年後に太陽系ができた 138 − 46 = 92 億年。太陽系は宇宙史のおよそ後半 1/3。生命の誕生は太陽系ができてから約 6 億年後。
- 7 10 パーセクに近づけると距離は 1/10、明るさは 10² = 100 倍。明るさが 100 倍になるごとに等級は 5 小さくなるので、5 等級小さくなり、絶対等級は 12 − 5 = 7 等。
- イ 太陽より明るく高温で、最後は超新星爆発を起こすと考えられる 質量の大きい主系列星ほど、HR 図の左上(高温・明るい)にあり、燃料を激しく使うので寿命が短い。太陽の 8 倍以上の質量の恒星は、最後に超新星爆発を起こす。
- ウ 見かけの等級は 5 大きくなり、絶対等級は変わらない 距離が 10 倍だと見かけの明るさは 1/100 で、5 等級暗くなる(数字は 5 大きくなる)。絶対等級は 10 パーセクに置いたときの明るさで、恒星そのものの明るさなので変わらない。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/daigaku/science/eb-08/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
📄 紙で解くなら プリント(レベルと問題数を選べます)。このページをそのまま印刷しても各レベル 10 問と解答が出ます。