熱と温度(熱量・比熱・熱容量・熱の仕事当量) ── 問題
基礎
- −31 ℃ は絶対温度で何 K ですか。
- 200 g の水の温度を 30 K 上げるのに必要な熱量は何 J ですか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とする。
- 質量 100 g、比熱 0.9 J/(g·K) の金属の熱容量は何 J/K ですか。
- 比熱について正しいものはどれですか。 (ア 物体全体の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量 イ 物質 1 g の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量で、水は約 4.2 J/(g·K) と大きい ウ 温度が高いほど大きくなる量 エ 物質が持っている熱の総量)
- 絶対零度について正しいものはどれですか。 (ア 0 ℃ のこと イ 水が凍る温度 ウ 0 K = −273 ℃ で、分子の熱運動が最小になる温度 エ −100 ℃ のこと)
標準
- 熱容量 250 J/K の物体に 750 J の熱量を与えた。温度は何 K 上がりますか。
- 250 g の水に 24150 J の熱量を与えると、温度は何 K 上がりますか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とする。
- 53 ℃ の水 300 g と 18 ℃ の水 200 g を混ぜた。熱が外に逃げないとすると、混ぜたあとの温度は何 ℃ ですか。
- 500 cal の熱量は何 J ですか。1 cal = 4.2 J とする。
- 同じ質量の水と鉄に同じ熱量を与えたとき、温度の上がり方について正しいものはどれですか(水の比熱 4.2、鉄 0.45 J/(g·K))。 (ア 熱量によって逆転する イ 鉄のほうが大きく上がる(比熱が小さいから) ウ 水のほうが大きく上がる エ 同じだけ上がる)
- 水を加熱して温度を測ると、100 ℃ でしばらく温度が一定になった。この間に加えた熱は何に使われていますか。 (ア 失われている イ 水の温度を上げること ウ 容器を温めること エ 水が水蒸気になる状態変化(蒸発熱))
発展
- 48 ℃ に熱した質量 200 g の金属球を、15 ℃ の水 100 g に入れたところ、全体が 18 ℃ になった。金属の比熱は何 J/(g·K) ですか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とし、熱は外に逃げないものとする。
- 気体に 146 J の熱を与え、同時に外から 195 J の仕事をした。気体の内部エネルギーの増加は何 J ですか。
- 0 ℃ の氷 17 g をすべて 0 ℃ の水にするのに必要な熱量は何 J ですか。氷の融解熱を 334 J/g とする。
- 熱力学第 1 法則 ΔU = Q + W について正しいものはどれですか。 (ア ΔU は気体の運動エネルギーの変化 イ Q は気体が受け取った熱、W は気体が外からされた仕事。気体を急に圧縮すると温度が上がる ウ W は気体がした仕事で、圧縮すると温度が下がる エ Q は気体が放出した熱)
- 海の近くの都市は内陸の都市より 1 日の気温の変化が小さい。その理由として最も適切なものはどれですか。 (ア 水の比熱が大きく、海水の温度が変化しにくいから イ 海の近くは標高が低いから ウ 海の近くは風が強いから エ 海水が蒸発して雨が多いから)
熱と温度(熱量・比熱・熱容量・熱の仕事当量) ── 解答
基礎
- 242 T = t + 273 = −31 + 273 = 242 K。
- 25200 Q = mcΔT = 200 × 4.2 × 30 = 25200 J。
- 90 熱容量 C = mc = 100 × 0.9 = 90 J/K。
- イ 物質 1 g の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量で、水は約 4.2 J/(g·K) と大きい 比熱は物質ごとの値(1 g あたり)。物体全体なら熱容量 C = mc。
- ウ 0 K = −273 ℃ で、分子の熱運動が最小になる温度 T = t + 273 で T = 0 のとき t = −273 ℃。
標準
- 3 Q = CΔT → ΔT = Q/C = 750 ÷ 250 = 3 K。
- 23 ΔT = Q/(mc) = 24150 ÷ (250 × 4.2) = 23 K。
- 39 失った熱量 = 得た熱量:300 × 4.2 × (53 − t) = 200 × 4.2 × (t − 18) → t = 39 ℃(質量の重みつき平均)。
- 2100 500 × 4.2 = 2100 J。
- イ 鉄のほうが大きく上がる(比熱が小さいから) ΔT = Q/(mc)。比熱が小さいほど温度は上がりやすい。
- エ 水が水蒸気になる状態変化(蒸発熱) 沸騰中は加えた熱が液体 → 気体の変化に使われ、温度は変わらない。
発展
- 0.21 金属が失った熱量 = 水が得た熱量:200 × c × (48 − 18) = 100 × 4.2 × (18 − 15) → c = 0.21 J/(g·K)。
- 341 熱力学第 1 法則 ΔU = Q + W = 146 + 195 = 341 J。
- 5678 状態変化では温度は変わらず、融解熱 × 質量 = 334 × 17 = 5678 J。
- イ Q は気体が受け取った熱、W は気体が外からされた仕事。気体を急に圧縮すると温度が上がる 内部エネルギーの増加 = 受け取った熱 + された仕事。圧縮(W > 0)で U が増え温度が上がる。
- ア 水の比熱が大きく、海水の温度が変化しにくいから 比熱が大きい水は温まりにくく冷めにくい。
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