熱と温度(熱量・比熱・熱容量・熱の仕事当量) ── 問題
基礎
- −35 ℃ は絶対温度で何 K ですか。
- 150 g の水の温度を 19 K 上げるのに必要な熱量は何 J ですか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とする。
- 質量 400 g、比熱 0.45 J/(g·K) の金属の熱容量は何 J/K ですか。
- 比熱について正しいものはどれですか。 (ア 物体全体の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量 イ 物質 1 g の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量 ウ 温度が高いほど大きくなる量 エ 物質が持っている熱の総量)
- 絶対零度について正しいものはどれですか。 (ア 0 ℃ のこと イ 水が凍る温度 ウ 0 K = −273 ℃ エ −100 ℃ のこと)
標準
- 熱容量 840 J/K の物体に 2520 J の熱量を与えた。温度は何 K 上がりますか。
- 500 g の水に 29400 J の熱量を与えると、温度は何 K 上がりますか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とする。
- 41 ℃ の水 100 g と 20 ℃ の水 200 g を混ぜた。熱が外に逃げないとすると、混ぜたあとの温度は何 ℃ ですか。
- 100 cal の熱量は何 J ですか。1 cal = 4.2 J とする。
- 同じ質量の水と鉄に同じ熱量を与えたとき、温度の上がり方について正しいものはどれですか(水の比熱 4.2、鉄 0.45 J/(g·K))。 (ア 熱量によって逆転する イ 鉄のほうが大きく上がる ウ 水のほうが大きく上がる エ 同じだけ上がる)
- 水を加熱して温度を測ると、100 ℃ でしばらく温度が一定になった。この間に加えた熱は何に使われていますか。 (ア 失われている イ 水の温度を上げること ウ 容器を温めること エ 水が水蒸気になる状態変化)
- あるヒーターで水 300 g を温めると、温度が 1 分間に 11 K ずつ上がった。同じヒーターで水 500 g を温めると、温度は 1 分間に何 K ずつ上がりますか。熱は水以外に逃げないものとする。
- 同じヒーターで、同じ質量の水と油を別々に加熱し、温度と時間のグラフをかいた。どちらも直線になり、油のほうが傾きが大きかった。このことから分かることとして正しいものはどれですか。 (ア 油の比熱は水より大きい イ 油の熱容量は水より大きい ウ 油の比熱は水より小さい エ 油はヒーターから多くの熱を受け取った)
発展
- 80 ℃ に熱した質量 200 g の金属球を、17 ℃ の水 200 g に入れたところ、全体が 20 ℃ になった。金属の比熱は何 J/(g·K) ですか。水の比熱を 4.2 J/(g·K) とし、熱は外に逃げないものとする。
- 気体に 118 J の熱を与え、同時に外から 121 J の仕事をした。気体の内部エネルギーの増加は何 J ですか。
- 0 ℃ の氷 36 g をすべて 0 ℃ の水にするのに必要な熱量は何 J ですか。氷の融解熱を 334 J/g とする。
- 熱力学第 1 法則 ΔU = Q + W について正しいものはどれですか。 (ア ΔU は気体の運動エネルギーの変化 イ Q は受け取った熱、W は外からされた仕事 ウ W は気体がした仕事で、圧縮すると温度が下がる エ Q は気体が放出した熱)
- 海の近くの都市は内陸の都市より 1 日の気温の変化が小さい。その理由として最も適切なものはどれですか。 (ア 海水の比熱が大きいから イ 海の近くは標高が低いから ウ 海の近くは風が強いから エ 海水が蒸発して雨が多いから)
- ジュールの実験で、質量 19 kg のおもりが 1 m 落下することを 17 回くり返し、羽根車で水 100 g をかき混ぜた。おもりの位置エネルギーの減少分がすべて水の温度上昇に使われたとすると、水の温度は何 K 上がりますか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s²、水の比熱を 4.2 J/(g·K) とする。
熱と温度(熱量・比熱・熱容量・熱の仕事当量) ── 解答
基礎
- 238 T = t + 273 = −35 + 273 = 238 K。
- 12000 Q = mcΔT = 150 × 4.2 × 19 = 11970 ≒ 12000 J。
- 180 熱容量 C = mc = 400 × 0.45 = 180 J/K。
- イ 物質 1 g の温度を 1 K 上げるのに必要な熱量 比熱は物質ごとの値(1 g あたり)で、水は約 4.2 J/(g·K) と大きい。物体全体なら熱容量 C = mc。
- ウ 0 K = −273 ℃ T = t + 273 で T = 0 のとき t = −273 ℃。分子の熱運動が最小になる温度。
標準
- 3.00 Q = CΔT → ΔT = Q/C = 2520 ÷ 840 = 3 K。
- 14.0 ΔT = Q/(mc) = 29400 ÷ (500 × 4.2) = 14 K。
- 27.0 失った熱量 = 得た熱量:100 × 4.2 × (41 − t) = 200 × 4.2 × (t − 20) → t = 27 ℃(質量の重みつき平均)。
- 420 100 × 4.2 = 420 J。
- イ 鉄のほうが大きく上がる ΔT = Q/(mc)。比熱が小さいほど温度は上がりやすい。
- エ 水が水蒸気になる状態変化 沸騰中は加えた熱(蒸発熱)が液体 → 気体の変化に使われ、温度は変わらない。
- 6.60 1 分間に与える熱量は同じ(4.2 × 300 × 11 J)。温度の上がり方は質量に反比例するので 11 × 300 ÷ 500 = 6.6 K。
- ウ 油の比熱は水より小さい 同じ時間に受け取る熱量は同じ。同じ質量で温度が速く上がる(傾きが大きい)のは、1 g を 1 K 上げる熱量(比熱)が小さいほう。
発展
- 0.210 金属が失った熱量 = 水が得た熱量:200 × c × (80 − 20) = 200 × 4.2 × (20 − 17) → c = 0.21 J/(g·K)。
- 239 熱力学第 1 法則 ΔU = Q + W = 118 + 121 = 239 J。
- 12000 状態変化では温度は変わらず、融解熱 × 質量 = 334 × 36 = 12024 ≒ 12000 J。
- イ Q は受け取った熱、W は外からされた仕事 内部エネルギーの増加 = 受け取った熱 + された仕事。圧縮(W > 0)で U が増え温度が上がる。
- ア 海水の比熱が大きいから 比熱が大きい水は温まりにくく冷めにくいので、海水の温度が変化しにくい。
- 7.54 仕事 = 19 × 9.8 × 1 × 17 = 3165.4 J。W = mcΔT より ΔT = 3165.4 ÷ (4.2 × 100) = 2261/300 ≒ 7.54 K。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/daigaku/science/pb-07/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
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