生殖と遺伝(減数分裂・遺伝の規則性) ── 問題
基礎
- ある動物の体細胞の染色体の数は 8 本である。この動物の皮膚の細胞の染色体の数は何本ですか。
- 体細胞分裂の順序として正しいものはどれですか。 (ア 染色体が両端に分かれる → 中央に並ぶ → 2 つの細胞になる イ 染色体が現れる → 中央に並ぶ → 両端に分かれる → 2 つの細胞になる ウ 染色体が中央に並ぶ → 現れる → 分かれる → 2 つの細胞になる エ 2 つの細胞になる → 染色体が現れる)
- 無性生殖でできた子の遺伝子について正しいものはどれですか。 (ア 親と全く異なる イ 親と全く同じ ウ 毎回ちがう エ 親と半分だけ同じ)
- 減数分裂について正しいものはどれですか。 (ア 体の成長のときに行われ、染色体の数が半分になる イ 生殖細胞をつくるときに行われ、染色体の数が半分になる ウ 受精のときに行われる エ 生殖細胞をつくるときに行われ、染色体の数は変わらない)
- 丸の純系(AA)としわの純系(aa)のエンドウをかけ合わせたときの子の形質はどれですか。 (ア 丸としわが 3:1 イ すべて丸 ウ 丸としわが 1:1 エ すべてしわ)
標準
- エンドウの種子の形で、丸(遺伝子 A)はしわ(遺伝子 a)に対して顕性である。遺伝子の組み合わせが Aa の個体どうしをかけ合わせて 4000 個の種子ができたとき、しわの種子はおよそ何個と考えられますか。
- 丸(A)はしわ(a)に対して顕性である。遺伝子の組み合わせが AA の個体と aa の個体をかけ合わせたとき、子の種子の「丸:しわ」の比はどれですか。 (ア すべてしわ イ 3:1 ウ 1:1 エ すべて丸)
- 「分離の法則」の内容として正しいものはどれですか。 (ア 遺伝子は減数分裂ではなく、受精のときに半分に分かれる イ 子の形質は、両親の形質のちょうど中間になる ウ 対の遺伝子が減数分裂で分かれ、別々の生殖細胞に入る エ 顕性の形質だけが子に現れる)
- しわの種子をつけたエンドウの遺伝子の組み合わせとして考えられるものはどれですか(丸が顕性)。 (ア AA だけ イ AA か Aa ウ aa だけ エ Aa だけ)
- 植物の有性生殖で、花粉管の中を移動して卵細胞と受精するものはどれですか。 (ア 胚珠 イ 精細胞 ウ 精子 エ 胚)
- ジャガイモをいもから育てる、イチゴをほふく茎でふやすような生殖を何といいますか。 (ア 有性生殖 イ 分裂 ウ 栄養生殖 エ 出芽)
- 丸の種子(遺伝子 A)としわの種子(遺伝子 a)で、丸が顕性のエンドウがある。遺伝子の組み合わせが Aa の個体どうしをかけ合わせると、丸の種子が 861 個、しわの種子が 287 個できた。丸の種子のうち、遺伝子の組み合わせが Aa のものはおよそ何個と考えられますか。
- 丸の種子をつくるエンドウ X を、しわの種子をつくるエンドウ(aa)とかけ合わせると、丸の種子が 102 個、しわの種子が 98 個できた。X の遺伝子の組み合わせはどれですか(丸が顕性)。 (ア この結果からは決められない イ Aa ウ aa エ AA)
- 体細胞分裂を観察するとき、タマネギの根の先端に近い部分を使う。その理由として正しいものはどれですか。 (ア 細胞壁がなく、細胞が離れやすいから イ 細胞分裂がさかんに行われているから ウ 細胞が大きく、核が見やすいから エ 葉緑体がなく、色がついていないから)
発展
- Aa どうしをかけ合わせてできた子のうち、丸の種子だけを選んだ。その中で遺伝子 a をもつ個体の割合はどれですか。 (ア 1/3 イ 3/4 ウ 1/4 エ 2/3 undefined 1/2)
- 遺伝子の本体である物質の名前はどれですか。 (ア タンパク質 イ 染色液 ウ DNA エ デンプン)
- 根の先端の細胞分裂を観察するとき、うすい塩酸にひたす目的はどれですか。 (ア 根をやわらかくして切りやすくするため イ 細胞どうしを離れやすくするため ウ 核を染めるため エ 細胞分裂を速めるため)
- 丸が顕性のエンドウで、Aa どうしをかけ合わせてできた種子(丸としわをふくむ)をすべて育て、それぞれ自家受粉させた。次の代の種子が全部で 800 個できたとすると、しわの種子はおよそ何個と考えられますか。どの個体も同じ数の種子をつけるものとする。
- ソラマメの根に等間隔に印をつけて育てると、1 日後、先端に近い部分の印の間隔だけが大きく広がっていた。この結果から考えられることはどれですか。 (ア 先端近くで細胞が分裂してふえ、それぞれが大きくなるから イ 根の全体で、同じように細胞が大きくなっているから ウ 根のもとの部分で細胞がふえ、先端へ押し出されるから エ 根の先端近くの細胞が、水を吸ってふくらんだだけだから)
生殖と遺伝(減数分裂・遺伝の規則性) ── 解答
基礎
- 8 生殖細胞は減数分裂でできるので染色体は半分の 4 本。受精卵は精子と卵が合わさってもとの 8 本。体の細胞は体細胞分裂でふえるのでどれも 8 本。答え 8 本。
- イ 染色体が現れる → 中央に並ぶ → 両端に分かれる → 2 つの細胞になる 分裂前に染色体は複製されて 2 倍になっているので、分かれたあとも同じ数になる。
- イ 親と全く同じ 体細胞分裂でふえるので遺伝子はそのままコピーされる。有性生殖では両親から半分ずつ受け取り組み合わせが変わる。
- イ 生殖細胞をつくるときに行われ、染色体の数が半分になる 半分になった生殖細胞どうしが受精して、もとの数に戻る。
- イ すべて丸 子はすべて Aa。現れる丸が顕性、現れないしわが潜性。
標準
- 1000 Aa × Aa → AA:Aa:aa = 1:2:1。丸(AA と Aa):しわ(aa)= 3:1。4000 ÷ 4 = 1000 で、しわ 1000 個、丸はその 3 倍。答え 1000 個。
- エ すべて丸 AA × aa の子の遺伝子は すべて Aa。A を 1 つでももつと丸、aa だけがしわ。丸:しわ = すべて丸。
- ウ 対の遺伝子が減数分裂で分かれ、別々の生殖細胞に入る Aa の個体からは A をもつ生殖細胞と a をもつ生殖細胞が 1:1 でできる。
- ウ aa だけ 潜性の形質が現れるのは潜性の遺伝子だけをもつときだけ。丸なら AA か Aa のどちらか。
- イ 精細胞 花粉が柱頭につくと花粉管をのばし、精細胞が胚珠の中の卵細胞へ。受精卵 → 胚、胚珠 → 種子。
- ウ 栄養生殖 体の一部から新しい個体ができる無性生殖。親と同じ形質の作物を確実にふやせる。
- 574 Aa × Aa の子は AA : Aa : aa = 1 : 2 : 1。しわ(aa)が 287 個なので、AA はおよそ 287 個、Aa はその 2 倍の 574 個。丸 861 個の 2/3 にあたる。
- イ Aa しわ(aa)の親からは a だけが子に伝わる。子にしわ(aa)が出たので X も a をもち、丸なので A ももつ。Aa × aa なら丸:しわ = 1:1 になり、結果ともあう。
- イ 細胞分裂がさかんに行われているから 根の先端近く(成長点)では細胞分裂がさかんで、分裂のいろいろな段階の細胞が見られる。塩酸で細胞を離れやすくし、酢酸カーミン液などで染色して観察する。
発展
- エ 2/3 子は AA:Aa:aa = 1:2:1。丸は AA と Aa で 1:2。そのうち a をもつのは Aa なので 2/3。
- ウ DNA DNA(デオキシリボ核酸)。染色体の中に DNA があり、その一部が遺伝子としてはたらく。
- イ 細胞どうしを離れやすくするため 細胞壁どうしの結びつきをゆるめ、押しつぶして 1 層に広げて観察しやすくする。核の染色は酢酸カーミン液。
- 300 親の代は AA : Aa : aa = 1 : 2 : 1。AA(1/4)の自家受粉ではしわは出ない。Aa(2/4)からは 1/4 がしわ、aa(1/4)からはすべてしわ。しわ = 2/4 × 1/4 + 1/4 = 3/8 なので、800 × 3/8 = 300 個。
- ア 先端近くで細胞が分裂してふえ、それぞれが大きくなるから 根は先端近くで細胞分裂がさかんに起こり、ふえた細胞が大きくなることでのびる。印の間隔が広がったのは先端近くだけなので、根全体が同じようにのびるのではない。
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