空欄補充と文章整序(接続語・指示語) ── 問題
基礎
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 情報が多すぎる、と言われる。( A )、私たちが困っているのは量そのものではない。図書館にはいつの時代も読み切れない本があったが、誰もそれを「多すぎる」とは言わなかった。困っているのは、情報が自分に向かって押し寄せてくることであり、選ぶ前に選ばされていることである。 画面に並ぶ記事は、私が選んだのではなく、私が反応しそうだと計算されて並べられている。( B )、そこで読むものは私の関心を映す鏡というより、私の関心を作る型に近い。それを何度も繰り返すうちに、自分が何を知りたかったのかが、わからなくなっていく。 だから必要なのは、情報を減らすことではなく、( C )を取り戻すことである。検索する、目次を見る、あえて関係のない棚を歩く。押し寄せる流れから一歩引いて、自分から取りに行く動作が、選ぶ力を保つ。 空欄 A・B に入る語の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。 (ア A:また B:ところが イ A:しかし B:したがって ウ A:しかし B:しかし エ A:つまり B:たとえば undefined A:たとえば B:したがって)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 眠っている間、脳は休んでいると長く考えられてきた。( A )、近年の研究では、睡眠中の脳はむしろ活発に働いていることが分かってきた。昼間に取り込んだ情報を整理し、必要なものを長く保つ記憶へと移し、不要なものを消していく。眠りは活動の停止ではなく、別の種類の活動なのである。 このことは、勉強の仕方にも関わる。試験前夜に眠らずに詰め込むやり方は、覚える時間を増やしているように見えて、( B )整理の時間を削っている。覚えたことを定着させる工程を飛ばしているのだから、翌日に思い出せないのはむしろ当然だと言える。 ( C )、睡眠は勉強の合間の休憩ではなく、勉強の一部である。机に向かう時間と同じように、眠る時間も学習の計画に組み込まれるべきだろう。 空欄 A・C に入る語の組み合わせとして最も妥当なものはどれか。 (ア A:そして C:つまり イ A:つまり C:ところが ウ A:ところが C:たとえば エ A:ところが C:つまり undefined A:なぜなら C:しかし)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 眠っている間、脳は休んでいると長く考えられてきた。( A )、近年の研究では、睡眠中の脳はむしろ活発に働いていることが分かってきた。昼間に取り込んだ情報を整理し、必要なものを長く保つ記憶へと移し、不要なものを消していく。眠りは活動の停止ではなく、別の種類の活動なのである。 このことは、勉強の仕方にも関わる。試験前夜に眠らずに詰め込むやり方は、覚える時間を増やしているように見えて、( B )整理の時間を削っている。覚えたことを定着させる工程を飛ばしているのだから、翌日に思い出せないのはむしろ当然だと言える。 ( C )、睡眠は勉強の合間の休憩ではなく、勉強の一部である。机に向かう時間と同じように、眠る時間も学習の計画に組み込まれるべきだろう。 空欄 B に入る語として最も妥当なものはどれか。 (ア ただし イ 実は ウ やはり エ たとえば undefined さらに)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 外国語を学ぶと、母語がよく見えるようになると言われる。日本語では「兄」と「弟」を区別するのに、英語では brother の一語で済ませることが多い。( A )、英語のほうが日本語より細かく分ける場面もある。日本語の「見る」は、英語では see・look・watch と言い分けなければ通じにくい。 どちらの言語が優れているという話ではない。言語ごとに、世界のどこに( B )を入れるかが違うのである。別の言語を学ぶとは、その線引きの違いに気づくことであり、そのとき初めて、自分が母語の線引きを「自然」だと思い込んでいたことに気づく。 空欄 A に入る語として最も妥当なものはどれか。 (ア なぜなら イ 逆に ウ つまり エ したがって undefined たとえば)
- 次の文の( )に入る語として最も妥当なものはどれか。 雨で試合が中止になった。( )、練習の予定も取りやめになった。 (ア つまり イ たとえば ウ なぜなら エ そのため undefined さらに)
- 次の文の「 」で示した接続語の働きとして最も妥当なものはどれか。 今日は外に出ない。「なぜなら」、台風が近づいているからだ。 (ア 説明・言いかえ イ 逆接 ウ 添加 エ 順接 undefined 理由)
標準
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 情報が多すぎる、と言われる。( A )、私たちが困っているのは量そのものではない。図書館にはいつの時代も読み切れない本があったが、誰もそれを「多すぎる」とは言わなかった。困っているのは、情報が自分に向かって押し寄せてくることであり、選ぶ前に選ばされていることである。 画面に並ぶ記事は、私が選んだのではなく、私が反応しそうだと計算されて並べられている。( B )、そこで読むものは私の関心を映す鏡というより、私の関心を作る型に近い。それを何度も繰り返すうちに、自分が何を知りたかったのかが、わからなくなっていく。 だから必要なのは、情報を減らすことではなく、( C )を取り戻すことである。検索する、目次を見る、あえて関係のない棚を歩く。押し寄せる流れから一歩引いて、自分から取りに行く動作が、選ぶ力を保つ。 空欄 C に入る語句として最も妥当なものはどれか。 (ア 選ぶ側に立つ動作 イ 他人からの評価 ウ 記事を減らす仕組み エ 読む速さ undefined 情報の正確さ)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 情報が多すぎる、と言われる。( A )、私たちが困っているのは量そのものではない。図書館にはいつの時代も読み切れない本があったが、誰もそれを「多すぎる」とは言わなかった。困っているのは、情報が自分に向かって押し寄せてくることであり、選ぶ前に選ばされていることである。 画面に並ぶ記事は、私が選んだのではなく、私が反応しそうだと計算されて並べられている。( B )、そこで読むものは私の関心を映す鏡というより、私の関心を作る型に近い。それを何度も繰り返すうちに、自分が何を知りたかったのかが、わからなくなっていく。 だから必要なのは、情報を減らすことではなく、( C )を取り戻すことである。検索する、目次を見る、あえて関係のない棚を歩く。押し寄せる流れから一歩引いて、自分から取りに行く動作が、選ぶ力を保つ。 本文中の「それを何度も繰り返す」の「それ」が指す内容として最も妥当なものはどれか。 (ア 情報の量を減らそうと努力すること イ 関心を作る型のような記事を読むこと ウ 検索して自分から情報を取りに行くこと エ 関係のない棚をあえて歩くこと undefined 図書館で読み切れないほどの本を眺めること)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 眠っている間、脳は休んでいると長く考えられてきた。( A )、近年の研究では、睡眠中の脳はむしろ活発に働いていることが分かってきた。昼間に取り込んだ情報を整理し、必要なものを長く保つ記憶へと移し、不要なものを消していく。眠りは活動の停止ではなく、別の種類の活動なのである。 このことは、勉強の仕方にも関わる。試験前夜に眠らずに詰め込むやり方は、覚える時間を増やしているように見えて、( B )整理の時間を削っている。覚えたことを定着させる工程を飛ばしているのだから、翌日に思い出せないのはむしろ当然だと言える。 ( C )、睡眠は勉強の合間の休憩ではなく、勉強の一部である。机に向かう時間と同じように、眠る時間も学習の計画に組み込まれるべきだろう。 本文中の「このことは」の「このこと」が指す内容として最も妥当なものはどれか。 (ア 近年の研究が脳の仕組みを解明しつつあるということ イ 眠る時間を学習計画に組み込むべきだということ ウ 試験前夜に詰め込むと翌日思い出せないということ エ 睡眠中の脳が情報を整理しているということ undefined 脳は眠っている間はすっかり休んでいるということ)
- 次の文章を読んで、問いに答えなさい。 外国語を学ぶと、母語がよく見えるようになると言われる。日本語では「兄」と「弟」を区別するのに、英語では brother の一語で済ませることが多い。( A )、英語のほうが日本語より細かく分ける場面もある。日本語の「見る」は、英語では see・look・watch と言い分けなければ通じにくい。 どちらの言語が優れているという話ではない。言語ごとに、世界のどこに( B )を入れるかが違うのである。別の言語を学ぶとは、その線引きの違いに気づくことであり、そのとき初めて、自分が母語の線引きを「自然」だと思い込んでいたことに気づく。 空欄 B に入る語として最も妥当なものはどれか。 (ア 音 イ 線 ウ 色 エ 数 undefined 穴)
- 次のア〜オの文を並べ替えて意味の通る文章にしたとき、その順序として最も妥当なものはどれか。 ア しかし、地図は決して世界の写しではない。 イ 地図を見ると、私たちはそこに世界がそのまま描かれていると感じる。 ウ 何を描き、何を省くかを、作り手が選んでいるからである。 エ つまり地図を読むとは、その選択の意図を読むことでもある。 オ その選択の結果、観光地図は道幅を無視して名所を大きく描き、路線図は距離を捨てて順序だけを残す。 (ア イ→ア→ウ→オ→エ イ イ→ア→オ→ウ→エ ウ ア→ウ→イ→エ→オ エ ア→イ→ウ→オ→エ undefined イ→ウ→ア→オ→エ)
- 次のア〜オの文を並べ替えて意味の通る文章にしたとき、その順序として最も妥当なものはどれか。 ア その結果、参加者の時間を集めただけで、何も決まらないまま終わる。 イ 多くの会議が長引くのは、議題が「何を決めるか」ではなく「何について話すか」で設定されているからだ。 ウ 「話す」ことには終わりがなく、いくらでも続けられる。 エ だから会議を短くしたければ、開始前に「今日決めること」を一文で書いておくのがよい。 オ 逆に、決めるべきことが明確なら、その決定に必要な情報だけが話され、決まった時点で終わる。 (ア イ→オ→ウ→ア→エ イ イ→ウ→ア→オ→エ ウ イ→ア→ウ→エ→オ エ ウ→イ→ア→オ→エ undefined ウ→ア→イ→エ→オ)
- 次の A〜C の文を意味が通るように並べかえたものとして最も妥当なものはどれか。 A この町は冬になると日が短い。 B 観光客はそれを知らずに夕方に着いて困ることが多い。 C そのため、多くの店が早く閉まる。 (ア A→C→B イ B→C→A ウ A→B→C エ B→A→C undefined C→A→B)
発展
- 次の文章には、もとの文章から一文が抜かれている。読んで、問いに答えなさい。 眠っている間、脳は休んでいると長く考えられてきた。【 ① 】ところが、近年の研究では、睡眠中の脳はむしろ活発に働いていることが分かってきた。昼間に取り込んだ情報を整理し、必要なものを長く保つ記憶へと移し、不要なものを消していく。【 ② 】 このことは、勉強の仕方にも関わる。【 ③ 】試験前夜に眠らずに詰め込むやり方は、覚える時間を増やしているように見えて、実は整理の時間を削っている。覚えたことを定着させる工程を飛ばしているのだから、翌日に思い出せないのはむしろ当然だと言える。【 ④ 】 つまり、睡眠は勉強の合間の休憩ではなく、勉強の一部である。机に向かう時間と同じように、眠る時間も学習の計画に組み込まれるべきだろう。【 ⑤ 】 次の一文が入る位置として最も妥当なものはどれか。 「眠りは活動の停止ではなく、別の種類の活動なのである。」 (ア ③ イ ① ウ ⑤ エ ④ undefined ②)
- 次の文に続けてア〜オの文を並べ替え、意味の通る文章にしたとき、その順序として最も妥当なものはどれか。 手書きの手紙をもらう機会は、めっきり減った。 ア だが、だからこそ手書きの一通は、以前より重い意味を持つようになった。 イ 連絡の大半はメッセージアプリで済み、文字を書く必要がそもそもない。 ウ 手間をかけたという事実そのものが、内容とは別のメッセージになるからである。 エ 便利さが失わせたものを、便利さの中で希少になったものが補っている。 オ その手間の差は、同じ「ありがとう」でも、指先の数秒で送られたものと紙に書かれたものとで、受け取る側の感じ方を変える。 (ア ア→イ→ウ→オ→エ イ イ→ア→ウ→オ→エ ウ イ→ア→オ→ウ→エ エ イ→ウ→ア→オ→エ undefined ア→ウ→イ→エ→オ)
- 次のア〜オの文を並べ替えて意味の通る文章にしたとき、その順序として最も妥当なものはどれか。 ア 観察は、仮説があってはじめて意味を持つ。 イ 何も考えずに眺めていても、目に入るものは多すぎて、どれが手がかりかわからないからである。 ウ だが、仮説に合う事実ばかりを拾ってしまう危険も、同時に生まれる。 エ 逆に言えば、「こうではないか」と考えて初めて、見るべき場所と見るべきでない場所が決まる。 オ だから優れた観察者は、仮説を持ちながら、それを裏切る事実を探しに行く。 (ア イ→ア→エ→オ→ウ イ ア→エ→イ→ウ→オ ウ エ→ア→イ→ウ→オ エ ア→ウ→イ→エ→オ undefined ア→イ→エ→ウ→オ)
空欄補充と文章整序(接続語・指示語) ── 解答
基礎
- イ A:しかし B:したがって A の前は「多すぎる、と言われる」、後は「量そのものではない」と世間の見方を否定しているので逆接の「しかし」。B の前「反応しそうだと計算されて並べられている」から後「関心を作る型に近い」が導かれるので順接の「したがって」。B を「しかし」にすると前後が対立していないので不自然。「たとえば」は A の後が例ではないので不可。
- エ A:ところが C:つまり A の前は「休んでいると考えられてきた」、後は「むしろ活発に働いている」で逆なので「ところが」。C の後「睡眠は…勉強の一部である」は前 2 段落のまとめなので「つまり」。C を「たとえば」にすると例が続かないので不可。「そして」は逆の内容をつなげない。
- イ 実は 「増やしているように見えて、( B )削っている」は「見かけ」と「実際」の対比なので「実は」。「さらに」は追加で、見かけとの対比にならない。「ただし」は前の内容に条件をつける語で、ここでは前が否定される流れなので合わない。
- イ 逆に 前は「英語では一語で済ませる」(英語のほうが粗い)、後は「英語のほうが細かく分ける場面もある」で方向が反対なので「逆に」。「つまり」「したがって」は前からの言い換え・帰結ではない。「たとえば」は後が例ではない。「なぜなら」は理由ではない。
- エ そのため 前の「中止」が原因で後ろの「取りやめ」が結果なので順接の「そのため」。
- undefined 理由 後ろが「〜からだ」で終わり、前の理由を述べているので理由。
標準
- ア 選ぶ側に立つ動作 第 1 段落末「選ぶ前に選ばされている」が問題で、最終段落「自分から取りに行く動作が、選ぶ力を保つ」が答え。「情報を減らすことではなく」とあるので「記事を減らす仕組み」は直前と矛盾。「速さ」「正確さ」「評価」は本文で問題にされていない。
- イ 関心を作る型のような記事を読むこと 指示語は直前を探す。直前の文は「そこで読むものは…私の関心を作る型に近い」なので、「それ」は計算されて並べられた記事を読むこと。「検索」「棚を歩く」は最終段落の対策側で、繰り返すと「わからなくなっていく」ものではない。「図書館」は第 1 段落の比較対象。
- エ 睡眠中の脳が情報を整理しているということ 直前の段落全体、とくに「眠りは活動の停止ではなく、別の種類の活動なのである」を受けている。「休んでいる」は本文が「ところが」で否定した旧来の見方。「詰め込むと思い出せない」「学習計画に組み込む」は「このこと」の後で述べられる帰結であって、指す内容ではない。
- イ 線 直後の文に「その線引きの違い」「母語の線引き」とあり、空欄はそれを受ける「線」。言語ごとに世界の区切り方(どこで分けるか)が違うという趣旨。他の語は「線引き」につながらない。
- ア イ→ア→ウ→オ→エ 話題を出すイ(地図を見ると…感じる)が先頭。「しかし」のアでそれを否定し、「からである」のウが理由。オの「その選択」はウの「作り手が選んでいる」を受けるのでウ→オ。「つまり」のエがまとめ。アが先頭だと「しかし」が何を受けるか不明。ウ→アの順だと「からである」が理由づける文がない。
- イ イ→ウ→ア→オ→エ 問題提起のイ(会議が長引くのは…)が先頭。イの「話すか」を受けてウ「『話す』ことには終わりがなく」、その帰結がア「その結果」。オの「逆に」は「話す」会議と反対の「決める」会議を示し、エ「だから」が結論。ウが先頭だと「話す」ことが何の話か分からない。エがオより先だと、エの提案の根拠となるオが後回しになる。
- ア A→C→B 「そのため」で始まる C は先頭に来ない。B の「それ」は「店が早く閉まる」を指すので C の後ろ。A→C→B。
発展
- undefined ② 「活動の停止ではなく、別の種類の活動」は、直前に「整理し、記憶へと移し、消していく」という具体的な働きが並んだあとのまとめとして置くと自然で、次の段落「このことは」がこの一文を受ける。① は「休んでいる」という旧来の見方の直後で、まだ根拠が出ていない。③④⑤ は勉強の話の中で、「眠り」の性質を述べる一文の位置としては話が戻ってしまう。
- イ イ→ア→ウ→オ→エ 冒頭文「減った」の説明がイ。アの「だが、だからこそ」で反転し、ウ「からである」がアの理由。オの「その手間の差」はウの「手間をかけた」を受けるのでウ→オ。エは全体のまとめ。アが先頭だと「だが」が冒頭文と直接対立して「だからこそ」の理由(イ)が抜ける。オ→ウの順は「その手間」が指すものが先に出ていないので不可。
- undefined ア→イ→エ→ウ→オ 主張のアが先頭、イ「からである」がその理由。エの「逆に言えば」はイ(考えずに眺める=わからない)を裏返して(考えれば決まる)述べるのでイ→エ。ウ「だが」で仮説の危険を出し、オ「だから」が結論。エ→イだと「逆に言えば」が受ける否定的な内容が前にない。オ→ウだと「だから」の後に「だが」が来て結論が揺れる。
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/koumuin/bunsho/zb-03/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
📄 紙で解くなら プリント(レベルと問題数を選べます)。このページをそのまま印刷しても各レベル 10 問と解答が出ます。