公務員試験 / 制度
論文と面接
このページでわかること
- 論文試験の形式(字数・時間)と、実際に出た課題の例
- 面接(人物試験・口述試験)の形式と配点
- 筆記の勉強と並行して、いつから何を準備するか
このサイトの単元は筆記(教養・専門)が対象で、論文・面接の個別指導はしていません。ここでは受験案内に書かれている事実だけを整理します。
1. 論文試験
| 試験 | 形式 | 実施日 | 扱い |
|---|---|---|---|
| 国家一般職「行政」(2026 年度) | 一般論文試験 1 題・1 時間。配点比率 1/9 | 第 1 次試験日 | 第 1 次試験の合否には使わず、1 次合格者を対象に評定して最終合格の決定に加える |
| 栃木県 大学卒業程度(令和 8 年度) | 論文試験 記述式 1,100 字程度・90 分。50 点 | 第 1 次試験日(採点は第 2 次試験として) | 論文を受験しないと 1 次不合格。採点は 1 次合格者の分だけ |
どちらも「1 次試験日に書くが、点数が使われるのは 1 次合格後」という形です。筆記で落ちれば読まれないので、優先順位は筆記が先です。ただし当日に書けるだけの準備(型・時間配分・字数感覚)は必要です。
出た課題の例(栃木県・令和 7 年度)
受験案内に前年度の課題が載っています。
- 論文試験:「オーバーツーリズムの解決について」(小中学校事務以外の職種)
- 口述試験Ⅰ(集団):「移住・定住促進のための取組について」
行政課題(観光・人口減少・地域振興)について、現状 → 課題 → 自治体としてできることを 1,100 字で組み立てる型です。志望する自治体の総合計画や広報を読んでおくと、具体例が書けます。
2. 面接(人物試験・口述試験)
| 試験 | 形式 | 配点 |
|---|---|---|
| 国家一般職「行政」(2026 年度) | 人物試験:個別面接(人柄・対人的能力)。参考として性格検査を実施 | 配点比率 2/9 |
| 栃木県 大学卒業程度(令和 8 年度) | 口述試験Ⅰ:課題について 1 人 2 分程度で企画提案 → 受験者間で質疑応答する集団試験(約 40 分・1 グループ 5 名程度) / 口述試験Ⅱ:個別面接(約 30 分) | Ⅰ 110 点・Ⅱ 240 点(総合 500 点中 350 点) |
栃木県の例では面接が総合点の 7 割です。地方上級にはこのように面接重視の配点の自治体が多く見られます。国家一般職は面接 2/9・専門 4/9 と筆記の比重が大きいですが、最終合格後の官庁訪問で各省庁の面接があるので、面接の準備が要らないわけではありません。
受験案内から読み取れる「見られること」
- 国家一般職:「人柄、対人的能力」(受験案内の人物試験の欄)
- 栃木県:論文は「表現力、論理性等」、口述Ⅰは「企画提案」と「受験者間の質疑応答」、口述Ⅱは「主として人物について」
3. 準備の時期の目安
| 時期 | 論文 | 面接 |
|---|---|---|
| 1 次試験の 6 か月前〜 | 志望自治体の課題(総合計画・広報・ニュース)を月に数本読み、メモを残す | 「なぜ公務員か」「なぜこの自治体か」を書き出しておく |
| 3 か月前〜 | 過去の課題で 時間を計って書く(栃木県なら 90 分 1,100 字)。月 2 本ほど | 自己分析・学生時代の経験を 3〜4 本、話せる形に |
| 1 次試験後〜2 次まで | ── | 模擬面接(大学のキャリアセンター・友人)。集団討論の型(発言の順序・時間配分)を練習 |
筆記が 1 次の関門なので、筆記 8:論文・面接 2 くらいの配分で始め、1 次試験が近づくにつれて論文の実戦練習を足すのが現実的です。
出典
- 人事院「2026 年度 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)受験案内」PDF:https://www.jinji.go.jp/content/900036111.pdf ── 2026-09-14 取得。「試験種目・試験の方法」の一般論文試験・人物試験の欄と注記から転記
- 栃木県人事委員会「令和 8(2026)年度 栃木県職員採用試験(大学卒業程度)受験案内」PDF:https://www.pref.tochigi.lg.jp/k02/pref/saiyou/kenshokuin/documents/20260224084629.pdf ── 2026-09-14 取得。「試験の種目及び内容」「試験の配点」「別表 論文試験・口述試験Ⅰの令和 7(2025)年度課題」から転記
論文の課題・面接の形式は年度で変わります。志望先の受験案内で確かめてください。