力学(運動・力のつり合い・エネルギー) ── 問題
基礎
- 初速度 4 m/s、加速度 3 m/s² で等加速度直線運動をする物体の、5 秒後の速度は何 m/s ですか。
- 物体を静かにはなして自由落下させた。6 秒間に落下する距離は何 m ですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。
- ばね定数 196 N/m の軽いばねに質量 0.3 kg のおもりをつるして静止させた。ばねの伸びは何 cm ですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。
- なめらかな水平面上にある質量 9 kg の物体に、水平に 45 N の力を加え続けた。物体の加速度の大きさはどれですか。 (ア 36 m/s² イ 0.2 m/s² ウ 5 m/s² エ 45 m/s² undefined 405 m/s²)
- 慣性の法則(運動の第一法則)の説明として妥当なものはどれですか。 (ア 物体に力がはたらいていないとき、静止している物体は静止を続けるが、運動している物体はしだいに減速してやがて止まる イ 物体に一定の力を加え続けると、物体は加速せず、力の大きさに応じた一定の速さで運動を続ける ウ 力がはたらかないか、つり合っているとき、静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける エ 物体が他の物体に力を加えるとき、同じ大きさで逆向きの力を受ける undefined 質量の大きい物体ほど、同じ力を加えたときの加速度が大きい)
- 空気抵抗が無視できるとき、質量 1 kg の球と質量 2 kg の球を同じ高さから同時に静かにはなした。地面に達するまでの時間の関係として妥当なものはどれですか。 (ア 同時に地面に達する イ 2 kg の球の方が 2 倍の時間がかかる ウ 1 kg の球の方が先に地面に達する エ 2 kg の球の方が先に地面に達する undefined 1 kg の球の方が 2 倍の時間がかかる)
標準
- 3 m/s で走っていた自動車がブレーキをかけ、一定の加速度で減速して 3 秒後に止まった。ブレーキをかけてから止まるまでに進んだ距離は何 m ですか。
- 小球を初速度 19.6 m/s で鉛直上向きに投げ上げた。最高点の高さは地面から何 m ですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とし、空気抵抗は無視する。
- 水平な床に置かれた質量 6 kg の物体を水平に押す。床と物体の間の静止摩擦係数を 0.5 とすると、物体が動き出す直前の静止摩擦力の大きさ(最大摩擦力)はどれですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。 (ア 3 N イ 59.3 N ウ 29.4 N エ 4.9 N undefined 117.6 N)
- 水平な床の上の物体に、床から 60° 上向きに 7 N の力を加えて床に沿って 2 m 動かした。この力がした仕事は何 J ですか。
- 質量 6 kg の物体を、床から高さ 1 m の位置まで持ち上げた。床を基準としたときの物体の位置エネルギーは何 J ですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。
- 質量 6 kg の物体が速さ 8 m/s で運動している。この物体の運動エネルギーは何 J ですか。
- 机の上に本が静止している。「本にはたらく重力」と「机が本を押す垂直抗力」の関係の説明として妥当なものはどれですか。 (ア 同じ大きさで逆向きの力なので、互いに作用・反作用の関係にある イ どちらも本にはたらく力なので、作用・反作用ではなく、つり合いの関係にある ウ 垂直抗力の反作用は、地球が本を引く重力である エ 重力の方が垂直抗力より大きいので、本は机に押しつけられた状態で静止している undefined 本が静止しているので、本にはどんな力もはたらいていない)
- 傾きが 30° のなめらかな斜面上に質量 9 kg の物体を置き、斜面に沿って上向きの力を加えて静止させた。加えた力の大きさはどれですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。 (ア 93.1 N イ 44.1 N ウ 176.4 N エ 66.15 N undefined 4.9 N)
- なめらかな水平面上で静止している質量 4 kg の物体に、水平に 14 N の力を 4 秒間加え続けた。4 秒後の物体の速さはどれですか。 (ア 15 m/s イ 56 m/s ウ 7 m/s エ 28 m/s undefined 14 m/s)
- 高さ 44.1 m の台の上から、小球を水平方向に速さ 2 m/s で投げ出した。小球が地面に落ちる地点は、台の真下から水平方向に何 m 離れていますか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とし、空気抵抗は無視する。 (ア 50.1 m イ 6 m ウ 3 m エ 44.1 m undefined 2 m)
発展
- 高さ 22.5 m の位置から小球を静かにはなした。地面に達する直前の小球の速さは何 m/s ですか。重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とし、空気抵抗は無視する。
- なめらかな水平面上に質量 2 kg の物体 A と質量 6 kg の物体 B を置き、軽い糸でつないだ。A を水平に 24 N の力で引くと、A と B は一体となって動いた。糸の張力の大きさは何 N ですか。
- あらい斜面上を物体がすべり下りるとき、エネルギーについての説明として妥当なものはどれですか。 (ア 摩擦によって位置エネルギーは減るが、運動エネルギーはその分だけ増えるので合計は変わらない イ 摩擦力は運動の向きと垂直にはたらくので、仕事をせず力学的エネルギーは変わらない ウ 摩擦力が負の仕事をするため力学的エネルギーは減少し、減った分は主に熱として失われる エ 摩擦があっても力学的エネルギーは保存されるので、斜面の下端での速さは高さだけで決まる undefined 摩擦力が正の仕事をするため、力学的エネルギーは増加する)
- なめらかな水平面上を速さ 11 m/s で進む質量 6 kg の物体 A が、静止している質量 5 kg の物体 B に衝突し、一体となって進んだ。衝突後の速さはどれですか。 (ア 11 m/s イ 66 m/s ウ 5 m/s エ 6 m/s undefined 5.5 m/s)
力学(運動・力のつり合い・エネルギー) ── 解答
基礎
- 19 v = v₀ + at = 4 + 3 × 5 = 19 m/s。
- 176.4 y = ½gt² = ½ × 9.8 × 6² = 176.4 m。(6 秒後の速さは 9.8 × 6 = 58.8 m/s で、平均の速さ 29.4 m/s × 6 秒でも同じ)
- 1.5 つり合い:弾性力 kx = 重力 mg。x = mg ÷ k = (0.3 × 9.8) ÷ 196 = 2.94 ÷ 196 = 0.015 m = 1.5 cm。
- ウ 5 m/s² 運動方程式 ma = F → a = F ÷ m = 45 ÷ 9 = 5 m/s²。
- ウ 力がはたらかないか、つり合っているとき、静止している物体は静止を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける 力がはたらかなければ速度は変わらない(静止も等速直線運動もそのまま)。「力を加え続けると一定の速さ」は誤りで、力を加え続ければ加速する(第二法則)。「同じ大きさで逆向きの力を受ける」は作用反作用の法則(第三法則)。
- ア 同時に地面に達する 自由落下の加速度は質量によらず g = 9.8 m/s²(重力 mg を質量 m で割ると g)。落下距離 ½gt² に質量は入らないので、同じ高さなら同時に着く。
標準
- 4.5 v–t グラフは 3 から 0 へ落ちる直線なので、面積(三角形)が距離。½ × 3 × 3 = 4.5 m。加速度は 3 ÷ 3 = 1 m/s² で、x = v₀t − ½at² でも同じ値になる。
- 19.6 最高点で速度 0。v² − v₀² = −2gy より 0 − 19.6² = −2 × 9.8 × y → y = 19.6 m。最高点までの時間は 19.6 ÷ 9.8 = 2 秒。
- ウ 29.4 N 垂直抗力 N = mg = 6 × 9.8 = 58.8 N。最大摩擦力 = μN = 0.5 × 58.8 = 29.4 N。
- 7 W = Fs cos θ。cos 60° = 1/2 なので W = 7 × 2 × 1/2 = 7 J。
- 58.8 U = mgh = 6 × 9.8 × 1 = 58.8 J。(持ち上げるのに要した仕事に等しい)
- 192 K = ½mv² = ½ × 6 × 8² = 192 J。速さを 2 倍にすると 4 倍になる。
- イ どちらも本にはたらく力なので、作用・反作用ではなく、つり合いの関係にある 作用・反作用は「2 つの物体の間で」互いに及ぼし合う力の組(本が机を押す力 ⇔ 机が本を押す力)。重力と垂直抗力はどちらも「本にはたらく」力なので、つり合いの関係。重力の反作用は「本が地球を引く力」。
- イ 44.1 N 重力 mg = 9 × 9.8 = 88.2 N を、斜面に平行な成分 mg sin 30° と垂直な成分 mg cos 30° に分ける。静止させるには平行成分とつり合う力が必要なので F = mg sin 30° = 88.2 × 1/2 = 44.1 N。(垂直成分は垂直抗力とつり合う)
- undefined 14 m/s 力積 Ft = 運動量の変化 mv − 0。14 × 4 = 4 × v → v = 56 ÷ 4 = 14 m/s。(運動方程式で a = F/m = 3.5 m/s²、v = at でも同じ)
- イ 6 m 水平投射は「鉛直は自由落下・水平は等速」に分けて考える。鉛直:h = ½gt² より 44.1 = 4.9 × t² → t = 3 秒。水平:x = v₀t = 2 × 3 = 6 m。
発展
- 21 力学的エネルギー保存:mgh = ½mv²。v = √(2gh) = √(2 × 9.8 × 22.5) = √441 = 21 m/s。質量は関係しない。
- 18 全体で ma = F → a = 24 ÷ (2 + 6) = 3 m/s²。B だけを見ると、B を引く力は張力 T だけなので T = 6 × 3 = 18 N。(A では 24 − T = 2 × 3 からも同じ)
- ウ 摩擦力が負の仕事をするため力学的エネルギーは減少し、減った分は主に熱として失われる 力学的エネルギーが保存されるのは、重力・弾性力以外の力が仕事をしないとき。動摩擦力は運動の向きと逆向きにはたらいて負の仕事をするので、力学的エネルギーは減り、その分が熱になる。
- エ 6 m/s 運動量保存則:衝突前の運動量の合計 = 衝突後の運動量の合計。6 × 11 + 5 × 0 = (6 + 5) × v → v = 66 ÷ 11 = 6 m/s。(一体になる衝突では運動エネルギーは保存されず、一部が熱や音になる)
受験のしらべ / https://juken-shirabe.com/koumuin/shizen/zn-02/test/ / 問題は毎回の表示で数が変わります。印刷したものはその一例です。
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