高校受験 / 都道府県別
福島県 公立高校入試(令和 9 年度)
2027 年 4 月に入学する人(いまの中学 3 年生)向けのまとめです。数値は福島県教育委員会の「令和9年度福島県立高等学校入学者選抜実施要綱」(2026 年 10 月 1 日掲載・9 月 11 日施行)、「基本方針」「関係日程」(2026 年 9 月 11 日)と関連資料からそのまま写しています。
このページでわかること
- 出願から選抜結果発表までの日程(前期選抜・後期選抜)
- 合否がどう決まるか(特色選抜と一般選抜、調査書の 135 点・195 点)
- 令和 9 年度の主な変更点(出願書類もウェブ出願システムで提出、など)
- 募集定員の発表状況
1. 今年の主な変更点(令和 9 年度)
福島県教育委員会は「変更点」だけをまとめた資料を出していません。ここでは、令和 9 年度の実施要綱と令和 8 年度の実施要綱を比べて確かめた差と、「入学者選抜方法の改善等に関する調査研究報告書」(2026 年 8 月 25 日)で「令和9年度入学者選抜から」とされている点を並べます。
| 変更 | 中身 | 受検生がすること |
|---|---|---|
| 出願書類もウェブで提出 | 令和 8 年度は調査書や特色選抜志願理由書を紙で持参・送付していたが、令和 9 年度は WEB 出願システムにデータを登録することで提出になる | 中学校の指示に従って登録する(中学校が代わりに登録することもできる) |
| 志願理由書は PDF で登録 | 特色選抜志願理由書は、パソコン・タブレットまたは手書きで作り、PDF ファイルとして WEB 出願システムに登録する | 特色選抜を受ける人は、手書きで作った場合も PDF にして登録する |
| 出願先変更の期間 | 志願者の申請期間が 2 月 8 日(月)〜10 日(水)午前 10 時に(令和 8 年度は 2 月 9 日〜12 日正午) | 変更を考える人は、前年度より期間が短いことに注意 |
| 学習の記録 | 評定を行わない教科がある志願者(知的障がい特別支援学級など)は、調査書と併せて「学習の記録」を出す(点数にはしない) | 該当する人は中学校と相談 |
自己申告書(任意)は令和 9 年度も紙で、志願先の高校長あて親展として持参か郵送で出します。
2. 日程
出典:令和9年度福島県立高等学校入学者選抜実施要綱・同 関係日程
前期選抜(特色選抜・一般選抜)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 志願者による出願の申請(WEB 出願システム) | 令和 9 年 1 月 25 日(月)午前 9 時〜2 月 4 日(木)正午 |
| 出願受付期間 | 2 月 1 日(月)午前 9 時〜5 日(金)正午 |
| 出願先変更(志願者の申請) | 2 月 8 日(月)午前 9 時〜10 日(水)午前 10 時(1 回だけ) |
| 調査書提出(中学校が行う) | 2 月 12 日(金)〜16 日(火)午後 4 時 |
| 自己申告書の提出(希望者のみ) | 2 月 12 日(金)〜17 日(水)午後 4 時 |
| 受験票の印刷 | 2 月 17 日(水)午前 9 時以降(WEB 出願システム) |
| 面接等の終了予定時刻などの連絡 | 2 月 26 日(金)正午までに各高校から |
| 学力検査 | 3 月 3 日(水)午前 9 時〜午後 3 時 10 分 |
| 面接等 | 3 月 3 日(水)の学力検査の後、または 4 日(木)・5 日(金)(高校が指定) |
| 追検査等受験願の提出 | 3 月 5 日(金)午後 4 時まで |
| 追検査等 | 3 月 9 日(火)学力検査(面接等は 9 日・10 日) |
| 選抜結果発表 | 3 月 15 日(月)午後 1 時〜23 日(火)午後 5 時(WEB 出願システム) |
| 学力検査結果の提供 | 3 月 15 日(月)午後 2 時〜23 日(火)午後 5 時(WEB 出願システム) |
- 入学検定料は WEB 出願システムで納付:全日制 2,200 円、定時制 950 円。納めた検定料は返ってきません。
- 出願の流れは ①志願者が WEB 出願システムで志願情報を登録・検定料を納付して申請 → ②中学校長が承認 → ③高校が受理、です。中学校長の承認期間は 2 月 1 日(月)〜4 日(木)午後 4 時です。
- 学力検査を受けた人は、選抜結果の発表後に自分の各教科の得点と合計点を WEB 出願システムで見られます(電話やはがきでの請求は受け付けない)。
- 障がいなどで受験上の配慮を申請する場合は、原則として令和 8 年 12 月末までに行います。
後期選抜
前期選抜と連携型選抜で定員がうまらなかった高校・学科で行います。前期選抜で不合格だった人も、前期選抜を受けていない人も出願できます。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 志願者による出願の申請 | 3 月 16 日(火)午前 9 時〜17 日(水)午後 2 時 |
| 出願先変更(志願者の申請) | 3 月 18 日(木)午前 9 時〜午後 2 時 |
| 受験票の印刷 | 3 月 19 日(金)正午以降 |
| 面接等 | 3 月 23 日(火)午前 9 時以降 |
| 選抜結果発表 | 3 月 24 日(水)午後 1 時〜30 日(火)午後 5 時(WEB 出願システム) |
前期選抜か連携型選抜で検定料を払った人は、後期選抜で新たに払う必要はありません(定時制分だけ払って全日制に出願する場合は差額を納付)。
3. 学力検査(3 月 3 日)
| 時間 | 教科 | 配点 |
|---|---|---|
| 9:00〜9:50 | 国語 | 50 点 |
| 10:10〜11:00 | 数学 | 50 点 |
| 11:20〜12:10 | 外国語(英語) | 50 点 |
| 12:10〜13:10 | 昼食 | ── |
| 13:10〜14:00 | 理科 | 50 点 |
| 14:20〜15:10 | 社会 | 50 点 |
- 5 教科・各 50 分・各 50 点満点。前期選抜の志願者全員が受けます。県教育委員会が同じ問題で県内一斉に行います。英語には「放送によるテスト」が入ります。
- 県が各問の標準配点を示しますが、高校ごとに問ごとの配点を変えることがあります。
- 学校によっては、特定の教科の配点の比重を変える傾斜配点を行います。
- 出題の方針として、基礎的・基本的な内容の定着をみる出題に加え、論述式の解答を求める出題や思考力・分析力を問う出題を工夫するとされています。
- 追検査等の学力検査(3 月 9 日)は、休憩が 15 分になり、午前 9 時〜午後 2 時 45 分です。
4. 合否の決まり方 ── 特色選抜と一般選抜
前期選抜では、1 つの高校について特色選抜と一般選抜のどちらか、または両方に出願できます。合否は特色選抜 → 一般選抜の順に判定します。両方に出願して特色選抜で不合格になった人は、一般選抜の対象になります。
特色選抜
- 各高校が「志願してほしい生徒像」と選抜方法を示し、それに合う人が出願します。出願は 1 校 1 学科で、第二志望はできません。
- 定員枠は募集定員の 5〜50%の範囲で学科ごとに決めます(学校・学科によっては 50%を超えることがある)。
- 資料は、特色選抜志願理由書・調査書・学力検査・特色面接(志願者全員)。学校によっては小論文(作文)・実技などの「特色検査」も加わります。
- 調査書の評定は、9 教科の中 1〜中 3 の評定の合計で 135 点満点(傾斜配点で加点することもある)。
- 学力検査・調査書・面接などを点数にし、その配点の比率を学科ごとに定めて合計し、志願理由書や面接の内容も見て総合的に判定します。
一般選抜
調査書と学力検査(学校によっては一般面接も)で選びます。
調査書の評定(195 点満点)
= 9 教科 × 中 1〜中 3 の評定の合計(135 点)
+ 音楽・美術・保健体育・技術家庭の中 1〜中 3 の評定の合計をもう一度(60 点)
ほかの記載事項を点数にする場合は 55 点満点(学校の判断)
- 学力検査と調査書の比重は原則として同等。高校が特色化のために必要と判断した場合は比重を変えることがあります(県教育委員会と事前に協議)。
- 比重が同等の場合は、学力検査と調査書の成績のどちらも定員内に入っている人で、記載事項や面接に特に問題のない人を合格とし、残りの人は学力検査の成績と調査書の記載事項などを精査して判定します。
- 部活動・地域クラブ活動などの実績を評価するかどうかや、その方法は、各高校の選抜方法の調査票と募集要項に書かれます。
→ 中 1 の成績から入試に使われます。一般選抜では実技 4 教科の評定が 2 回数えられます(評定の決まり方は「内申点のしくみ」)。
後期選抜
調査書・面接(全員)・小論文または作文(全員)で選びます。前期選抜の学力検査の成績は使いません。調査書は 9 教科の評定合計 135 点満点で、中 3 は学年末までの評定が入ります。
自分の志望校の選抜方法を見る方法
福島県教育委員会のページに「各高等学校の選抜方法一覧」(2026 年 7 月 14 日現在の予定)が学校ごとに載っています。特色選抜の定員枠・志願してほしい生徒像・選抜資料の満点、一般選抜の比重などが書かれています。最終的に決まった選抜方法は令和 8 年(2026 年)11 月以降に公表予定です(面接の準備)。
5. 募集定員
令和 9 年度の県立高校の募集定員は未公表です(2026-10-06 確認)。実施要綱では「別に公告する」とされています。令和 8 年度分は 2025 年 10 月 10 日に掲載されました。
令和 8 年度の例:
| 区分 | 令和 8 年度 | 前年度との差 |
|---|---|---|
| 全日制 | 11,360 人 | 220 人減 |
| 定時制 | 440 人 | 同数 |
令和 8 年 3 月の県内中学校卒業見込者数は 14,699 人(前年度より 74 人減)でした(いずれも令和 8 年度の数字)。
6. 中 3 のこれからの流れ(福島県の日程で逆算)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10〜11 月 | 志望校の「選抜方法一覧」を読む(特色選抜の生徒像・面接・特色検査、一般選抜の比重) |
| 11 月以降 | 最終的な選抜方法の公表を確かめる |
| 12 月末まで | 受験上の配慮が必要な人は申請(原則) |
| 1 月 25 日〜2 月 4 日 | WEB 出願システムで出願を申請・検定料を納付(特色選抜は志願理由書の PDF も) |
| 2 月 8〜10 日 | 必要なら出願先変更 |
| 3 月 3 日 | 学力検査(面接等は 3 日〜5 日) |
| 3 月 15 日 | 選抜結果発表(WEB) |
| 3 月 16〜17 日 | 後期選抜を受ける場合は出願 |
特色選抜は志願者全員に面接があるので、受ける人は 12 月ごろから志願理由書と面接の練習を始めると準備の時間がとれます。
出典
- 福島県教育委員会「令和9年度入学者選抜に関すること」(2026 年 10 月 1 日更新)https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/r9koukounyushi.html (2026-10-06 確認)
- 「令和9年度福島県立高等学校入学者選抜実施要綱」(2026 年 10 月 1 日掲載・PDF)
- 「令和9年度福島県立高等学校入学者選抜における基本方針」「同 関係日程」(2026 年 9 月 11 日・PDF)
- 「福島県立中学校・高等学校入学者選抜方法の改善等に関する調査研究報告書」(2026 年 8 月 25 日・PDF)
- 「資料の見方」「各高等学校の選抜方法一覧」(2026 年 7 月 14 日・PDF)
- 福島県教育委員会「令和8年度入学者選抜に関すること」(令和 8 年度実施要綱 PDF、比較に使用)https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/r8koukounyushi.html (2026-10-06 確認)
- 福島県教育委員会「令和8年度県立学校生徒募集定員について」(2025 年 10 月 10 日更新)https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/r08kenritubotei.html (2026-10-06 確認)
連携型選抜(修明・南会津・ふたば未来学園・相馬総合)と、外国人生徒等に係る特別枠選抜は別の要綱で行います。要綱は更新されることがあるので、出願前に教育委員会のページで最新版を確かめてください。