高校受験 / 都道府県別
奈良県 公立高校入試(令和 9 年度)
2027 年 4 月に入学する人(いまの中学 3 年生)向けのまとめです。数値は奈良県教育委員会の「令和 9 年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項」(2026 年 9 月 28 日更新)、「令和 9 年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」(2026 年 7 月 7 日更新)と関連資料からそのまま写しています。
このページでわかること
- 一次選抜・二次選抜の日程(令和 8 年度より 1 週間以上早くなります)
- 合否がどう決まるか(学力検査 250 点か 150 点+学校独自検査、調査書 144 点が標準)
- 令和 9 年度の主な変更点(二次選抜で検査をしなくなる、など)
- 中 1・中 2 は「主体的に学習に取り組む態度」の観点が点になる、という奈良県の特徴
1. 今年の主な変更点(令和 9 年度)
奈良県教育委員会「令和 9 年度奈良県立高等学校入学者選抜の入試制度」に「令和 8 年度からの変更点」として 4 つが挙がっています。日程と学校独自検査は、令和 8 年度の実施要項と見比べて確かめました。
| 変更 | 中身 | 受検生がすること |
|---|---|---|
| 二次選抜で検査をしない | 令和 8 年度の二次選抜は面接を行っていた。令和 9 年度は各校で検査をせず、一次選抜の学力検査(国語・数学・英語)の得点、調査書成績、調査書のその他の記載事項で判定する | 一次選抜の学力検査が、二次選抜でもそのまま使われると知っておく |
| 日程が早くなった | 一次選抜の検査は 3 月 4・5 日 → 2 月 24・25 日、合格発表は 3 月 13 日 → 3 月 8 日。二次選抜の発表は 3 月 25 日 → 3 月 12 日 | 下の日程表で確かめる |
| 全国募集特別選抜 | 令和 8 年度は 2 月 9 日に別日程で検査していた。令和 9 年度は一次選抜と同時期に行う | 県外から受ける人のみ関係 |
| 外国人・帰国生徒特例措置 | 一次選抜の中で行う(国際・法隆寺国際・高取国際の 3 校) | 対象の人は中学校と相談 |
| 通信制課程二次選抜 | 調査書成績と調査書のその他の記載事項で判定する | 山辺高校の通信制を考える人のみ関係 |
| 学校独自検査に「口頭試問」 | 学校独自検査の種類が、独自問題・作文・面接・実技検査の 4 種類から、口頭試問を加えた 5 種類になった | 志望校が何を行うか「高校別概要」で確かめる |
調査書の点数の出し方(パターン①〜④)と学力検査の配点(各教科 50 点)は、令和 8 年度と同じです。
2. 日程
出典:令和 9 年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項・同 日程
一次選抜
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 第一出願期間(第 1 希望校) | 令和 9 年 2 月 8 日(月)午前 9 時〜2 月 16 日(火)午後 3 時 |
| 第二出願期間(第 2 希望校) | 2 月 17 日(水)午前 9 時〜2 月 19 日(金)午後 3 時 |
| 検査 第 1 日 | 2 月 24 日(水)学力検査(+学校独自検査) |
| 検査 第 2 日 | 2 月 25 日(木)(2 日目も検査を行う学校がある) |
| 合格発表 | 3 月 8 日(月)午後 2 時(Web 出願システムで本人に通知) |
- 出願はすべて「奈良スーパーアプリWeb 出願システム」で行います。中学校長が承認した時点で出願が確定し、そのあとは取り消しも出願先の変更もできません。
- 第一出願期間の最終日に、第一出願期間の出願者数が公表されます。第 2 希望校に出せるのは、第一出願期間の出願者数が募集人員に満たなかった学科(コース)だけです。第二出願期間だけに出すことはできません。
- 第 1 希望校と同じ学校でも、別の学科(コース)なら第 2 希望校として出せます。
- 第 1 希望校・第 2 希望校とも、合格発表は 3 月 8 日です。
追検査
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 中学校長からの申請書類の提出 | 2 月 26 日(金)午後 3 時まで |
| 志願者からの申請 | 3 月 5 日(金)午前 9 時〜3 月 8 日(月)午後 3 時 |
| 追検査 | 3 月 9 日(火)奈良県立教育研究所 |
| 発表 | 3 月 10 日(水)午後 3 時 |
インフルエンザにかかるなど、やむを得ない理由で検査を欠席した人が対象です。検査当日に、中学校長を通じて出願した高校に申し出ます。追検査は各教科 40 分の学力検査で、英語に聞き取り検査はなく、学校独自検査も行いません。
二次選抜
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 3 月 9 日(火)午前 9 時〜3 月 10 日(水)午後 4 時 |
| 検査 | 行わない |
| 合格発表 | 3 月 12 日(金)正午 |
一次選抜で合格者が募集人員に満たなかった学科(コース)で行います。出願できるのは、一次選抜(またはインクルーシブ教育推進特別選抜)を受検した人です。
入学考査料
| 課程 | 金額 |
|---|---|
| 全日制 | 2,200 円 |
| 定時制 | 950 円 |
第 1 希望校の分を第一出願期間内に、クレジットカードか PayPay のオンライン決済、または銀行振込で納めます。第 2 希望校の分は不要です。納めた考査料は返ってきません。
3. 学力検査
| 教科 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語 | 50 分(9:15〜10:05) | 50 点 |
| 英語(聞き取り検査を含む) | 50 分(10:25〜11:15) | 50 点 |
| 数学 | 50 分(11:35〜12:25) | 50 点 |
| 社会 | 50 分(13:15〜14:05) | 50 点 |
| 理科 | 50 分(14:25〜15:15) | 50 点 |
- 全日制の普通科(特色あるコースを除く)は 5 教科(250 点)。
- 普通科以外の学科と普通科の特色あるコースは、5 教科か、国語・数学・英語の 3 教科(150 点)+学校独自検査のどちらかを学科(コース)ごとに決めます。学校独自検査は、独自問題・口頭試問・作文・面接・実技検査から高校が選びます。
- 定時制は 3 教科+面接。
- 問題は県教育委員会が作り、県内一斉に同じ問題で行います。高校によっては、学力検査の合計や教科の得点に加重配点(重みづけ)をします。
- 持ち物:受検票、筆記用具、直定規、コンパス、三角定規 1 組(理科で使える)、上靴など。分度器や分度器付きの定規、計算機は持ち込めません。
4. 合否の決まり方
選抜の資料は次の 3 つです。
| 資料 | 中身 |
|---|---|
| 資料Ⅰ:調査書成績 | 調査書の「各教科の学習成績」の合計(標準 144 点満点)。加重配点や「特技に関する記録〔体育〕」の点を加える学科もある |
| 資料Ⅱ:検査成績 | 一次選抜で行う各検査の合計 |
| 資料Ⅲ:調査書のその他の記載事項 | 学習活動・特別活動・行動の記録、スポーツ・文化活動等の記録 |
原則として資料Ⅰと資料Ⅱの合計点の高い順に合格とし、資料Ⅲも見て総合的に判定します。基本方針では、検査成績が合計点に占める割合を、各高校が 3 割から 7 割の範囲で決めることになっています。
調査書の「学習成績」の数え方
| パターン | 中 1 | 中 2 | 中 3 | 満点 |
|---|---|---|---|---|
| ①(標準) | 27 点 | 27 点 | 90 点 | 144 点 |
| ② 中 3 をさらに 2 倍 | 27 点 | 27 点 | 180 点 | 234 点 |
| ③ 中 1・中 2 を 2 倍 | 54 点 | 54 点 | 90 点 | 198 点 |
| ④ 中 3 だけ(さらに 2 倍) | 加えない | 加えない | 180 点 | 180 点 |
- 中 1・中 2は、9 教科それぞれの観点 3「主体的に学習に取り組む態度」の 3 段階評価(3 点 × 9 教科 = 27 点)。
- 中 3は、9 教科の 5 段階の評定を 2 倍(5 点 × 9 教科 × 2 = 90 点)。
→ 中 1・中 2 は、評定(5 段階)ではなく「主体的に学習に取り組む態度」の評価が点になります。授業への取り組みや提出物の積み重ねが入試の点につながります(評価のしくみは「内申点のしくみ」)。どのパターンを使うかは高校ごとに違います。
調査書の特別な取扱い
一部の高校は、資料Ⅲの中で重視する事項(部活動など)を点数にして調査書成績に足す「調査書の特別な取扱い」を行います。募集人員の 8 割以上の合格者を先に決め、残り(基本方針では募集人員の 2 割が上限)をこの方法で判定します。受検者数が募集人員以下の学科では行いません。
第 2 志望・第 3 志望
学科(コース)が複数ある高校では、順位を付けて 2〜3 学科(コース)まで志願できることがあります。第 1 志望を優先する割合も学校ごとに決まっています。
面接と「自己アピール文」
面接がある学科(コース)では、出願時に「自己アピール文」をWeb 出願システムで出します。面接の資料になりますが、自己アピール文そのものは点数にしません。面接では、志望動機・将来の希望・高校生活への意欲などを聞かれます。
自分の志望校の配点を見る方法
「令和 9 年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」の「Ⅲの4 高校別概要」に、各校の検査の種類・配点・調査書のパターン・加重配点・特別な取扱いの有無が載っています。志望校が決まったら、まずこれを見てください。
5. 募集定員
令和 9 年度の募集人員は未公表です(2026-10-06 確認)。実施要項には「『令和 9 年度奈良県立高等学校入学者募集人員』に定めます」とだけ書かれています。
参考として、令和 8 年度の例では、県立高校全日制課程の入学者募集人員は 6,554 人でした(奈良県教育委員会「令和 8 年度奈良県立高等学校入学者募集人員」)。令和 8 年度の募集人員は、令和 8 年 2 月 12 日に発表と実施要項に書かれていました。
6. 中 3 のこれからの流れ(奈良県の日程で逆算)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10 月〜 | 選抜概要の「高校別概要」で、志望校の検査(5 教科か 3 教科+独自検査か)と調査書のパターンを確かめる |
| 2 学期 | 調査書に入る中 3 の評定が決まっていく(いつの成績までかは中学校に確認) |
| 12 月 | 三者面談で第 1 希望校を決める。私立の併願も |
| 2 月 8〜16 日 | 第 1 希望校に出願(ネット)。面接がある学校は自己アピール文も |
| 2 月 16 日 | 第一出願期間の出願者数が公表される |
| 2 月 17〜19 日 | 必要なら第 2 希望校に出願(定員に満たない学科のみ) |
| 2 月 24・25 日 | 本番 |
| 3 月 8 日 | 合格発表(ネット) |
| 3 月 9・10 日 | 二次選抜の出願(実施される学科のみ) |
面接や口頭試問がある学科を受ける人は、12 月ごろから練習を始めると間に合います(面接の準備)。全国の入試日程の流れは「高校入試の日程」にまとめています。
出典
- 奈良県教育委員会「令和9年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項」(2026 年 9 月 28 日更新)https://www.pref.nara.lg.jp/n167/p122021.html (2026-10-06 確認)
- 同「一次選抜実施要項」「二次選抜実施要項」「追検査実施要項」(PDF)
- 同「入学者選抜における学力検査等の時間割」「入学者選抜に関するQ&A」(PDF)
- 奈良県教育委員会「令和9年度奈良県立高等学校入学者選抜概要」(2026 年 7 月 7 日更新)https://www.pref.nara.lg.jp/n167/p122015.html (2026-10-06 確認)
- 同「一次選抜」「二次選抜」「調査書の取扱い」「検査日の日程」(PDF)
- 奈良県教育委員会「高校入試」https://www.pref.nara.lg.jp/n167/66542.html (2026-10-06 確認)
- 同「令和9年度奈良県立高等学校入学者選抜の入試制度」「入試の日程」(PDF)
- 同「奈良県立高等学校入学者選抜基本方針」(2025 年 12 月 16 日改定・PDF)
- 同「令和8年度奈良県立高等学校入学者募集人員」(PDF)
- 奈良県教育委員会「令和8年度奈良県立高等学校入学者選抜実施要項」https://www.pref.nara.lg.jp/n167/70024.html (前年度との比較に使用・2026-10-06 確認)
市立高校(大和高田市立高田商業・五條市立西吉野農業)の全国募集などは日程が異なります。要項は更新されることがあるので、出願前に教育委員会のページで最新版を確かめてください。