高校受験 / 都道府県別

更新 2026-10-06/ 出典の確認日 2026-10-06

大阪府 公立高校入試(令和 9 年度)

2027 年 4 月に入学する人(いまの中学 3 年生)向けのまとめです。数値は大阪府教育委員会の「令和 9 年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針」「同 日程」(2026 年 4 月 9 日公表)、「学力検査問題等」「配点等」「選抜の方法」(6 月 15 日公表)などからそのまま写しています。

令和 9 年度の実施要項と募集人員は、10 月 6 日時点でまだ公表されていません(前年度は実施要項が 10 月 16 日、募集人員が 11 月 10 日に公表)。

このページでわかること


1. 今年の主な変更点(令和 9 年度)

大阪府は令和 9 年度の「変更点」をまとめた資料を出していません。ここでは、令和 8 年度と令和 9 年度の選抜方針・実施校・配点の資料を見比べて確かめた差だけを書きます。

変更中身
日程一般選抜の学力検査は 3 月 11 日(令和 8 年度)→ 3 月 10 日(水)。特別選抜も 2 月 19 日 → 2 月 18 日(木)など、全体に前年より日付が早い
東住吉総合高校令和 8 年度は「総合学科(クリエイティブスクール)」として別の区分だったが、令和 9 年度は一般選抜のふつうの総合学科の一覧に入った
一般選抜の実施校令和 8 年度の普通科の一覧にあった門真西高校・懐風館高校が、令和 9 年度の一覧にはない
秋季入学者選抜実施校に中央高校(昼夜間単位制)と桃谷高校の通信制の課程が加わった

学力検査の教科・時間・配点、調査書の点数の出し方、一般選抜の合格者の決め方(90%・110%の手順)は、令和 8 年度と同じです。

令和 10 年度(いまの中学 2 年生)から入試が大きく変わる

大阪府教育委員会は、令和 10(2028)年度入試から制度を変えると公表しています。いまの中 3 が受ける令和 9 年度は、今の制度で行う最後の年です。

令和 10 年度からの主な変更中身(府のリーフレットより)
入試期間の短縮2 月の特別選抜と 3 月の一般選抜を一本化し、原則すべての高校が 3 月上旬に試験
学校特色枠一般選抜(全日制)で、各高校の独自の方法で優先的に合格を決める枠(原則として募集人員の 50%以下)
第 2 志望校公立の第 1 志望校に加えて、第 2 志望校にも出願できる機会
自己申告書の廃止全員が出していた自己申告書と、調査書の「活動/行動の記録」をなくす

中 2 以下の人は、府の「令和 10 年度以降の公立高等学校入学者選抜制度について」のページで確かめてください。


2. 日程

出典:令和 9 年度大阪府公立高等学校入学者選抜方針・同 日程表(2026 年 4 月 9 日)

特別入学者選抜(2 月)

対象は、美術・デザイン系・音楽・体育・グローバル探究・演劇・芸能文化などの専門学科、エンパワメントスクール、ステップスクール、クリエイティブスクール(多部制単位制)・昼夜間単位制です。

項目日程
出願令和 9 年 2 月 15 日(月)〜16 日(火)
学力検査2 月 18 日(木)
実技検査・面接2 月 19 日(金)(ステップスクールの面接は 2 月 19 日(金)、22 日(月)のうち 1 日)
合格発表3 月 1 日(月)

音楽科(夕陽丘高校)だけは出願が 2 月 2 日(火)〜3 日(水)、視唱・専攻実技が 2 月 14 日(日)、学力検査・聴音が 2 月 18 日(木)です。

特別選抜などで合格した人は、一般選抜に出願できません。

一般入学者選抜(3 月)

普通科・文理学科・多くの専門学科・総合学科などはこちらです。

項目日程
出願3 月 3 日(水)〜5 日(金)
学力検査3 月 10 日(水)
合格発表3 月 18 日(木)

出願・合格発表・入学検定料の納付はオンライン出願システムで行います。

二次入学者選抜(実施校がある場合)

項目日程
出願3 月 23 日(火)
面接3 月 24 日(水)
合格発表3 月 25 日(木)

追検査(令和 8 年度の例)

令和 9 年度の追検査の日程は、実施要項がまだ出ていないので未公表です(10 月 6 日確認)。令和 8 年度の例では、申し出が 3 月 12 日(木)、追学力検査が 3 月 17 日(火)でした。検査当日にすべての検査を受けられなかった人が対象で、国語・数学・英語で行います(英語にリスニングはなし)。


3. 学力検査

5 教科とも大阪府教育委員会が問題を作ります。国語・数学・英語は難しさの違う問題があり、どれを使うかは高校ごとに決まっています。

一般選抜(3 月)

教科問題の種類時間配点
国語A(基礎的)・B(標準的)50 分90 点
国語C(発展的)50 分90 点
数学A・B50 分90 点
数学C60 分90 点
英語A・B55 分(筆答 40 分+リスニング 15 分)90 点
英語C55 分(筆答 30 分+リスニング 25 分)90 点
社会1 種類40 分90 点
理科1 種類40 分90 点

特別選抜(2 月)

国語・数学・英語は A・B の 2 種類。5 教科とも 1 教科 45 点・40 分(英語は筆答 40 分+リスニング 15 分)で、合計 225 点です(ステップスクールは国語・数学・英語の 3 教科)。

自分の志望校がどの問題か

各高校が使う問題の種類(A・B・C)と、次の節の「タイプ」は、府教育委員会の「令和 9 年度大阪府公立高等学校等アドミッションポリシー(求める生徒像)並びに学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかけるタイプ」(2026 年 7 月 8 日)に学校ごとに載っています。


4. 合否の決まり方 ──「総合点」と 5 つのタイプ

一般選抜(全日制)の総合点

総合点(900 点満点)= 学力検査の成績(450 点)× 倍率
                     + 調査書の評定(450 点)× 倍率

調査書の評定は 9 教科(国・社・数・理・音・美・保体・技家・英)で、学年ごとに倍率がかかります。

学年倍率1 教科の満点
中 15 段階 × 210 点
中 25 段階 × 210 点
中 35 段階 × 630 点
合計──50 点 × 9 教科 = 450 点

→ 中 1 の成績から使われますが、中 3 の比重が一番大きいしくみです(評定の決まり方は「内申点のしくみ」)。

学力検査と調査書の比重は、高校ごとに次の 5 つのタイプから選ばれています。

タイプ学力検査にかける倍率調査書にかける倍率学力検査:調査書
Ⅰ1.4 倍(630 点)0.6 倍(270 点)7:3
Ⅱ1.2 倍(540 点)0.8 倍(360 点)6:4
Ⅲ1.0 倍(450 点)1.0 倍(450 点)5:5
Ⅳ0.8 倍(360 点)1.2 倍(540 点)4:6
Ⅴ0.6 倍(270 点)1.4 倍(630 点)3:7

合格者の決め方(一般選抜・全日制)

  1. 総合点の高い順に、募集人員の 110%にあたる人を「(Ⅰ)群」とする
  2. (Ⅰ)群の中で総合点の高い順に、募集人員の 90%を合格にする
  3. (Ⅰ)群の残り(ボーダーゾーン)からは、自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」がその高校のアドミッションポリシーに極めて合う人を優先して合格にする
  4. 残りの枠は、あらためて総合点の高い順に決める

自己申告書は出願のときに全員が出します。志望校のアドミッションポリシー(求める生徒像)を読んでから書くことになります。

特別選抜(2 月)の点数

学科など学力検査調査書実技検査総合点
美術・デザイン系、音楽科、演劇科225 点225 点150 点600 点
体育に関する学科225 点225 点225 点675 点
グローバル探究科、芸能文化科225 点225 点100 点550 点
エンパワメントスクール225 点225 点面接など450 点

調査書の評定と「府内統一ルール」

大阪府では、中学校がつける評定が府全体と比べて適正かを、チャレンジテストの結果を使って確かめるしくみ(府内統一ルール)があります。府教育委員会は、評定は学校での普段のテストや授業の様子をもとに各中学校が決めるもので、チャレンジテストは評定が適正かを確かめるために使う、と説明しています。中 3 は 9 月のチャレンジテストの結果が使われます。


5. 募集定員(令和 9 年度)

未公表(10 月 6 日確認)。令和 8 年度の募集人員は 2025 年 11 月 10 日に公表されていました。公表されたら府教育委員会の「令和 9 年度公立高等学校入学者選抜」のページに載ります。


6. 中 3 のこれからの流れ(大阪府の日程で逆算)

時期やること
10〜11 月志望校の問題の種類(A・B・C)とタイプ(Ⅰ〜Ⅴ)、アドミッションポリシーを確かめる
2 学期中 3 の評定は 1 教科 30 点分(調査書の 6 割)。定期テストと提出物を積み重ねる
12 月三者面談で受験校を決める(2 月の特別選抜か、3 月の一般選抜か)。私立の併願も
2 月 15・16 日特別選抜の出願
2 月 18・19 日特別選抜の学力検査・実技検査・面接
3 月 1 日特別選抜の合格発表
3 月 3〜5 日一般選抜の出願(自己申告書も)
3 月 10 日一般選抜の学力検査
3 月 18 日一般選抜の合格発表

面接がある特別選抜(エンパワメントスクール・ステップスクール・クリエイティブスクールなど)を受ける人は、12 月ごろから練習を始めると間に合います(面接の準備)。入試までの 1 年の流れは「高校入試の日程」にまとめています。


出典

市立高校(堺市立堺・東大阪市立日新・岸和田市立産業)の細部は、それぞれの市教育委員会の定めによります。令和 9 年度の実施要項が出たら内容が加わるので、出願前に府教育委員会のページで最新版を確かめてください。

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