高校受験 / 都道府県別
東京都 都立高校入試(令和 9 年度)
2027 年 4 月に入学する人(いまの中学 3 年生)向けのまとめです。数値は東京都教育委員会の「令和 9 年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」(2026 年 9 月 17 日公表)と、冊子「令和 9 年度東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」からそのまま写しています。
日程の細かい表と 1 年の流れは「高校入試の日程」、調査書点の計算例は「内申点のしくみ」にもあります。このページは都立高校の入試を 1 ページで見渡すためのまとめです。
このページでわかること
- 令和 9 年度の主な変更点(2 つ)
- 推薦・第一次募集・第二次募集の日程
- 合否の決まり方(学力検査 700 点+調査書点 300 点+スピーキングテスト 20 点)
- 推薦入試のしくみ、男女別定員の扱い
- 募集人員の発表時期
1. 今年の主な変更点(令和 9 年度)
実施要綱の発表資料に「主な変更点」として載っているのは次の 2 つです。
| 変更 | 中身 | 受検生がすること |
|---|---|---|
| 「7:3 と 10:0 の高い方」で選ぶ学校が 2 校増える | 学力検査の得点と調査書点の比率を、7:3 と 10:0 の両方で計算し、本人にとって高い方を選考に使う方法を、新たに全日制普通科の 2 校で行う。令和 9 年度の実施方法一覧でこの方法が書かれているのは北園・武蔵野北・深沢の 3 校 | 志望校がこの 3 校なら、調査書点を使わない計算でも順位が出ることを知っておく |
| 国際高校 国際バカロレアコース | 9 月入学生徒の選抜をやめ、4 月入学生徒の選抜だけにする | 該当する人は 4 月入学の日程で準備 |
このほか、都教育委員会の検討委員会報告(2026 年 9 月 17 日)では、令和 8 年度に始めた次の扱いを令和 9 年度も続ける方向が示されています。
- 全日制の分割募集の廃止(分割募集が残るのは一橋・八王子拓真・浅草・荻窪・砂川の 5 校)
- 自己 PR カードは面接を行う学校に出願する場合だけ提出
- 出願は「出願サイトに入力+書類を郵送」の形
学力検査と調査書点の比率の見直し、推薦の募集人員の割合、学力検査での併願制、検査のデジタル化(CBT)は「引き続き検討」とされ、令和 9 年度入試の変更には入っていません。
2. 日程
出典:令和 9 年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱(2026 年 9 月 17 日)
推薦に基づく選抜
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願サイトへの入力 | 令和 8 年 12 月 18 日(金)〜令和 9 年 1 月 18 日(月)午後 5 時 |
| 書類提出(郵送・必着) | 1 月 8 日(金)〜18 日(月) |
| 検査(個人面接・集団討論・実技検査など) | 1 月 26 日(火)・27 日(水) |
| 合格発表 | 2 月 2 日(火)午前 8 時 30 分(合否照会サイト)/午前 9 時 30 分(校内掲示) |
学力検査に基づく選抜(第一次募集・分割前期募集)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願サイトへの入力 | 令和 8 年 12 月 18 日(金)〜令和 9 年 2 月 4 日(木)午後 5 時 |
| 書類提出(郵送・必着) | 1 月 29 日(金)〜2 月 4 日(木) |
| 志願変更(取下げ) | 2 月 10 日(水)午前 9 時〜午後 3 時 |
| 志願変更(再提出) | 2 月 12 日(金)午前 9 時〜正午 |
| 学力検査 | 2 月 21 日(日)集合 午前 8 時 30 分 |
| 面接・実技検査など | 2 月 21 日(日)以後、各校が定める日時 |
| 合格発表 | 3 月 1 日(月)全日制は午前 8 時 30 分(合否照会サイト)/午前 9 時 30 分(校内掲示) |
出願は 2 つの手続きでひとつです。出願サイトに志願者情報を入力し、入学願書以外の書類を中学校を通じて書類提出期間内に必着で高校へ郵送します。
分割後期募集・第二次募集
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 入学願書受付 | 3 月 4 日(木) |
| 取下げ/再提出 | 3 月 5 日(金)/3 月 8 日(月) |
| 学力検査 | 3 月 9 日(火) |
| 合格発表 | 3 月 12 日(金)午前 8 時 30 分(合否照会サイト)/正午(校内掲示) |
インフルエンザ等にかかって第一次募集を受けられなかった人の追検査は、第二次募集と同じ日程で行います(志願変更はできません。分割募集の学校では追検査はありません)。
そのほか
- 定時制第二次募集:受付 3 月 25 日(木)、検査 3 月 26 日(金)、発表 3 月 29 日(月)
- 海外帰国生徒対象(4 月入学):受付 1 月 29 日〜2 月 4 日、検査 2 月 15 日(月)、発表 2 月 17 日(水)
- 通信制(前期選抜):受付 1 月 29 日〜2 月 4 日、検査 2 月 22 日(月)、発表 3 月 1 日(月)
入学考査料
全日制 2,200 円、定時制 950 円。出願サイトでの決済か、所定の納付書で納めます。
3. 学力検査(第一次募集)
| 時限 | 時間 | 教科 |
|---|---|---|
| 1 | 9:00〜9:50(50 分) | 国語 |
| 2 | 10:10〜11:00(50 分) | 数学 |
| 3 | 11:20〜12:10(50 分) | 英語 |
| 4 | 13:10〜14:00(50 分) | 社会 |
| 5 | 14:20〜15:10(50 分) | 理科 |
- 5 教科・各 100 点、合計 500 点。第二次募集は原則 3 教科(国・数・英)。
- 共通問題を使う学校はすべてマークシート方式。
- 次の学校は国・数・英を自校で作った問題で行います(社会・理科は共通問題):日比谷・戸山・青山・西・八王子東・立川・国立・新宿・墨田川・国分寺。国際高校は英語だけ自校作成。
- 芸術・体育に関する学科は学力検査が 3 教科になり、実技検査があります。
4. 合否の決まり方(第一次募集)
総合得点は 1020 点満点
総合得点(1020 点)= 学力検査の得点(700 点に換算)
+ 調査書点(300 点に換算)
+ スピーキングテストの点(20 点)
- 学力検査と調査書点の比率は、全日制は原則 7:3。芸術・体育に関する学科は 6:4。
- 面接・小論文・作文・実技検査を行う学校は、その点を総合得点に足します(満点は学校ごと)。
- 自己 PR カードは点数にしません(面接の資料として使います)。
調査書点 ── 中 3 の成績だけ・実技 4 教科は 2 倍
- 使うのは中学 3 年の評定です。中学校は、令和 8 年 12 月 31 日時点の中 3 の評定を、1 学期と 2 学期の成績を十分参考にしてつけます。
- 学力検査をする 5 教科は評定を 1 倍、しない 4 教科(音・美・保体・技家)は 2 倍。満点は 5 教科入試なら 65 点。
- これを調査書点の満点(7:3 なら 300 点)に換算します。
計算例は「内申点のしくみ」に載せています。
英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本番 | 令和 8 年 11 月 22 日(日) |
| 追・再試験日 | 12 月 13 日(日) |
| 結果の扱い | A〜F の 6 段階が調査書の「諸活動の記録」欄に書かれ、2 月上旬に高校へ提出 |
| 点数 | A=20 点、B=16 点、C=12 点、D=8 点、E=4 点、F=0 点 |
| 使う入試 | 第一次募集・分割前期募集(英語の学力検査をする学校。エンカレッジスクール・チャレンジスクールなどは対象外) |
都内公立中学校の生徒で、やむを得ない理由で受けられず都教育委員会の承認を受けた人などは、英語の学力検査の得点が近い受検者(上下 5 人ずつ以上)の結果の平均から「仮の結果」を出し、不利にならないように扱います。この承認を受けずに受けなかった場合は、仮の結果は出ず加点されません。
「7:3 と 10:0 の高い方」を使う学校
北園・武蔵野北・深沢の第一次募集では、受検者ごとに 7:3 と 10:0 の両方で合計を出し、高い方を使います(第二次募集は 6:4 と 10:0)。
推薦に基づく選抜
- 一般推薦は全員に個人面接。集団討論は学校の判断で行い、ほかに小論文・作文・実技検査などから 1 つ以上を行います。
- 調査書点は、観点別学習状況の評価(9 教科 × 3 観点=27 観点)か評定(9 教科・45 点満点)のどちらかを学校ごとに選んで点数にします。評定を使う場合、特定の教科に比重はかけません。
- 調査書点の満点は、総合成績に占める割合が50%までの範囲で学校が決めます。
- このほか文化・スポーツ等特別推薦、理数等特別推薦があります。
- 推薦では出願後に志望校を変えることはできません。
各校の募集人員に占める推薦の割合は、10 月下旬に出る予定の「令和 9 年度東京都立高等学校募集案内」で確かめるよう冊子に書かれています。面接の練習は「面接の準備」を参考にしてください。
男女別定員の扱い
都立高校の全日制普通科で以前あった男女別の定員は、令和 4・5 年度の緩和措置を経て、令和 6 年度入試から男女合同選抜に変わっています(推薦も含む)。令和 9 年度の実施要綱でも、男女別の扱いが出てくるのは文化・スポーツ等特別推薦の種目ごとの募集人員だけです。
5. 募集人員
令和 9 年度の学校ごとの募集人員は未公表(10 月 6 日確認)です。実施方法一覧には「10 月頃に発表する予定」とあります。
参考:令和 8 年度の例(2025 年 10 月 23 日発表)
| 区分 | 令和 8 年度 |
|---|---|
| 全日制 学校数 | 167 校 |
| 全日制 学級数 | 1,029 学級(前年度より 2 学級減) |
| 全日制 募集人員 | 40,240 人(前年度より 75 人減) |
6. 中 3 のこれからの流れ(都立の日程で逆算)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10 月下旬〜 | 募集人員と推薦の割合が出たら志望校の数字を確認 |
| 11 月 22 日(日) | 英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3) |
| 2 学期 | 調査書に入る中 3 の評定が決まっていく |
| 12 月 | 三者面談で受検校を決める。私立の併願も |
| 12 月 18 日〜 | 出願サイトへの入力が始まる |
| 1 月 18 日 | 推薦の入力・書類提出の締め切り |
| 1 月 26・27 日 | 推薦の検査 → 2 月 2 日発表 |
| 2 月 4 日 | 第一次募集の入力・書類提出の締め切り |
| 2 月 10・12 日 | 必要なら志願変更 |
| 2 月 21 日(日) | 学力検査 |
| 3 月 1 日 | 合格発表 |
出典
- 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」(2026 年 9 月 17 日)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/release20260917_r9yoko (2026-10-06 確認)
- 同「東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」(PDF)── 日程・選考方法・調査書点・スピーキングテストの点数化・考査料
- 同 別表4「令和9年度入学者選抜実施方法一覧」、「普通教育を主とする学科」ほか(PDF)── 7:3 と 10:0 の実施校
- 同 別表7「学力検査問題を自校で作成する高校一覧」(PDF)
- 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」(PDF)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/pamphlet2026_japanese (2026-10-06 確認)
- 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告について」(2026 年 9 月 17 日)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/houkokusyo_20260917 (2026-10-06 確認)
- 東京都教育委員会「令和5年度東京都立高等学校入学者選抜における男女別定員の緩和措置の実施状況等及び令和6年度入学者選抜からの男女合同選抜への移行について」(2023 年 9 月 11 日)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2023/09/2023091103 (2026-10-06 確認)
- 東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」(2025 年 10 月 23 日)https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/10/2025102301 (2026-10-06 確認)
実施要綱は更新されることがあるので、出願前に東京都教育委員会のページで最新版を確かめてください。