高校受験 / 都道府県別
愛知県 公立高校入試(令和 9 年度)
2027 年 4 月に入学する人(いまの中学 3 年生)向けのまとめです。数値は愛知県教育委員会の「令和 9 年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施日程」(2026 年 4 月 14 日)、「入学者選抜に関する Q&A(令和 9 年度)」、各高校の面接・校内順位の決定方式(2026 年 7 月 7 日)などからそのまま写しています。
令和 9 年度の実施要項はまだ公表されていません(2026 年 10 月 6 日確認。中学校の先生向けの実施要項説明会が 10 月 20 日・21 日に予定されています)。検査の時間割と検定料は、令和 8 年度の実施要項の数字を「令和 8 年度の例」として載せています。
このページでわかること
- 推薦・特色選抜から一般選抜・第 2 次選抜までの日程
- 一般選抜で 2 校を受けられるしくみ(群とグループ)
- 合否の決まり方(評定得点 90 点+学力検査 110 点と、I〜V の 5 つの方式)
- 令和 9 年度の主な変更点(調査書から「性別」「行動の記録」「出欠の記録」がなくなる、など)
1. 今年の主な変更点(令和 9 年度)
愛知県教育委員会は、令和 9 年度の「主な変更点」の一覧をまだ出していません。以下は、令和 9 年度の資料に「令和 9 年度から」と書かれているものを集めたものです(2026 年 10 月 6 日時点)。
| 変更 | 中身 | 受検生がすること |
|---|---|---|
| 調査書情報の項目が減る | 調査書情報の登録事項から「性別」「行動の記録」「出欠の記録」を削除する(令和 9 年 4 月に入学する人が受ける入試から) | 特になし。中 2・中 3 の欠席日数は調査書情報に載らなくなる |
| 校内順位の決定方式を変える 7 校・学科 | 春日井工科(工業)I→IV、一宮工科(工業)I→IV、稲沢緑風館(普通)III→IV、稲沢緑風館(農業)I→IV、常滑(普通)III→I、豊田南(普通)III→V、三谷水産(水産)IV→I | 志望校がこの中にあれば、内申と当日点のどちらを重く見るかが変わる(方式の意味は 4 章) |
| 特色選抜を新たに行う学校 | 春日井東(普通・プレゼンテーション)、犬山(普通・基礎学力検査) | 2 月 4 日の特色選抜も選択肢になる |
| 特色選抜をやめる学校 | 中村(普通)、一宮工科(工業)、碧南(普通) | これらの学校は推薦選抜か一般選抜で受ける |
| 特色選抜の検査内容の変更 | 惟信(未来探究):作文(400 字)→プレゼンテーション | 準備する中身が変わる |
いまの中学 2 年生へ:特色選抜は令和 10 年度入試から、すべての高校・学科で行えるようになり、検査も「面接・作文・プレゼンテーション・特別検査のうち 1 つか 2 つ(ほかに基礎学力検査を行うこともある)」に変わります(2026 年 7 月 22 日の入学者選抜方法協議会議のまとめ)。令和 9 年度入試は今までどおりです。
2. 日程(全日制)
出典:令和 9 年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施日程(2026 年 4 月 14 日)・「令和 9 年度愛知県公立高等学校をめざす皆さんへ」
推薦選抜・特色選抜(外国人生徒等選抜・全日制単位制選抜も同じ日程)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 令和 9 年 1 月 25 日(月)〜2 月 1 日(月) |
| 面接・検査 | 2 月 4 日(木)※特色選抜は 2 月 5 日(金)にも行う場合がある。音楽科の特別検査は 4 日・5 日 |
| 合格発表 | 2 月 8 日(月) |
一般選抜(海外帰国生徒選抜も同じ日程)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 令和 9 年 2 月 8 日(月)〜2 月 16 日(火) |
| 志願変更 | 2 月 17 日(水) |
| 学力検査 | 2 月 24 日(水)(第 1 志望校で受ける) |
| 面接・特別検査(行う学校のみ) | A グループ 2 月 25 日(木)/B グループ 2 月 26 日(金) |
| 合格発表 | 3 月 8 日(月) |
合格発表は、Web 出願システムのマイページで確かめられます。推薦・特色・一般選抜などは、県教育委員会の特設サイトにも合格者の一覧が出ます(Q&A より)。
第 2 次選抜(一般選抜で欠員が出た学校・学科)
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願 | 3 月 8 日(月)〜3 月 11 日(木) |
| 志願変更 | 3 月 12 日(金) |
| 検査 | 3 月 16 日(火) |
| 発表 | 3 月 17 日(水) |
全日制の第 2 次選抜に出願できるのは、愛知県内の国公私立高校を受けて、どこにも合格しなかった人です。県内の私立高校に合格している人は出願できません(Q&A 36)。
その他の選抜
| 選抜 | 出願 | 検査 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 連携型選抜(美和・衣台・福江・新城有教館作手校舎・田口) | 1 月 18 日(月)〜25 日(月) | 1 月 27 日(水) | 1 月 29 日(金) |
| 定時制課程 | 1 月 28 日(木)〜2 月 4 日(木) | 2 月 12 日(金) | 2 月 18 日(木) |
出願と検定料
出願はすべて Web 出願です(令和 6 年度入試から。紙の願書は使いません)。入学志願者・保護者向けの Web 出願マニュアルは 12 月中旬までに県教育委員会のページに載ります(Q&A 3)。
令和 8 年度の例:全日制の入学検定料は 2,200 円(クレジットカード・ペイジー・コンビニで納付)。一度納めた検定料は返ってきません。一般選抜で 2 校に出願するとき、第 2 志望校の分の検定料はかかりませんでした。
3. 学力検査(一般選抜)
| 教科 | 配点 | 令和 8 年度の例:時間 |
|---|---|---|
| 国語 | 22 点 | 45 分(9:10〜9:55) |
| 数学 | 22 点 | 45 分(10:20〜11:05) |
| 社会 | 22 点 | 45 分(11:30〜12:15) |
| 理科 | 22 点 | 45 分(13:15〜14:00) |
| 英語 | 22 点 | 聞き取り 10 分程度(14:25〜)+筆記 40 分(14:50〜15:30) |
- 5 教科・110 点満点。県教育委員会が作る問題で、2 校に出願しても学力検査は 1 回(第 1 志望校で受ける)。
- 定規は分度器の付いていないもの。時計は計算機能・通信機能のないものなら持ち込めます(Q&A 28)。
- 国際英語科・国際教養科・国際探究科は英語の配点と得点を 1.2 倍、全日制単位制高校は得点の高い 3 教科を 2 倍にして 110 点に換算します(令和 8 年度実施要項・令和 9 年度の単位制資料)。
- 令和 8 年度の平均点(全日制の受検者・22 点満点)は、国語 13.2、数学 11.8、社会 13.4、理科 9.9、英語 11.8 でした。
4. 合否の決まり方
一般選抜は 2 校まで受けられる
愛知県の一般選抜は、1 人 2 校まで出願できます(1 校だけでもかまいません)。
- 普通科の学区は尾張学区と三河学区の 2 つ。専門学科・総合学科は県全体が 1 学区です。
- 学校は A グループと B グループに分かれていて、2 校受けるときはA・B から 1 校ずつ選びます。尾張学区の普通科はさらに第 1 群・第 2 群に分かれ、普通科 2 校なら同じ群の中から選びます。
- 出願するときに第 1 志望・第 2 志望を決めておきます。
- 志願変更は 2 月 17 日に、第 1・第 2 志望のどちらか 1 校 1 学科だけできます。志望順位を入れ替えるだけの変更はできません。
学区の境目に住む人(大府市・豊明市・刈谷市・知立市・豊田市など)には、学区をまたいで出願できる特例があります。自分の住所でどの組み合わせができるかは、Q&A の図表 4 か中学校で確かめてください。
校内順位 ──「評定得点」と「学力検査合計得点」
各高校は、次の 2 つの点数から順位(校内順位)を決めます。
評定得点 = 中 3 の 9 教科の評定合計(最高 45)× 2 → 最高 90 点
学力検査合計得点 = 5 教科 × 22 点 → 最高 110 点
評定は中 3 の分だけを使います(調査書情報の「学習の記録(第 3 学年)」)。中 1・中 2 の評定は一般選抜の点数には入りません(評定の決まり方は「内申点のしくみ」)。
この 2 つをどう組み合わせるかは、高校ごとに I〜V の方式から選んでいます。
| 方式 | 計算 | 満点 | 重く見るもの |
|---|---|---|---|
| I | 評定得点+学力検査 | 200 | 同じくらい |
| II | 評定得点 × 1.5+学力検査 | 245 | 内申 |
| III | 評定得点+学力検査 × 1.5 | 255 | 当日の点 |
| IV | 評定得点 × 2+学力検査 | 290 | 内申(強め) |
| V | 評定得点+学力検査 × 2 | 310 | 当日の点(強め) |
令和 9 年度の選択結果(一般選抜):
| 区分 | I | II | III | IV | V | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 普通科 尾張学区 | 12 校 | 2 校 | 19 校 | 1 校 | 32 校 | 66 校 |
| 普通科 三河学区 | 10 校 | 4 校 | 8 校 | 1 校 | 15 校 | 38 校 |
| 専門学科・総合学科 | 44 校 | 17 校 1 校舎 | 7 校 | 17 校 | 9 校 | 94 校 1 校舎 |
| 合計 | 66 校 | 23 校 1 校舎 | 34 校 | 19 校 | 56 校 | 198 校 1 校舎 |
普通科では V(当日の点を 2 倍)が 47 校で最も多く、専門学科・総合学科では I が 44 校で最も多くなっています。志望校がどの方式かは、県教育委員会の一覧(PDF)で確かめられます。
校内順位は、この数値を基礎にして、調査書情報や面接の結果などとあわせて総合的に決めます。第 1 志望か第 2 志望かで有利・不利はありません(Q&A 17)。
2 校の合否はコンピュータで振り分け
各高校の校内順位を県教育委員会がまとめて処理します。2 校とも合格圏内に入った人は第 1 志望校の合格になり、そのぶん第 2 志望校では次の順位の人が繰り上がります。
令和 8 年度の一般選抜の倍率は 1.73 倍でしたが、2 校受けられるための見かけの数字で、第 1 志望者だけで数えた実質倍率は 0.98 倍でした(Q&A 18)。
面接は一部の学校だけ
令和 9 年度の一般選抜で面接を行うのは、198 校 1 校舎のうち 11 校(5.5%)です(普通科 6 校、専門学科・総合学科 5 校)。面接で聞かれるのは中学校での生活・趣味・特技・将来の進路希望などで、教科の内容は聞かれません(Q&A 27)。準備のしかたは「面接の準備」へ。
推薦選抜・特色選抜
| 推薦選抜 | 特色選抜 | |
|---|---|---|
| 行う学校 | 全校 | 高校が行うかどうかを決める(令和 9 年度は 75 校 1 校舎 111 学科) |
| 定員の枠 | 普通科 10〜15%、専門学科・総合学科 30〜45% | 20% 以内で高校が決める |
| 出願の条件 | 中学校長の推薦が必要 | 高校が決める(その学校・学科で学びたい強い意志、明確な進路意識など) |
| 検査 | 面接(一部の学科は特別検査) | 面接+作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・特別検査のうち 1 つ |
| 学力検査 | なし | なし(基礎学力検査を選ぶ学校はある) |
- 推薦選抜と特色選抜はどちらか一方しか出願できません(Q&A 13)。
- 推薦・特色で合格しなかった人は、一般選抜で別の高校に出願できます(Q&A 14)。
- 推薦選抜の合否には、調査書情報のほかに「推薦の理由」と中 2 の評定(学習の記録(第 2 学年))が使われます(Q&A 10)。
令和 9 年度の特色選抜で、面接のほかに行う検査(延べ):
| 検査 | 学校・学科の数 |
|---|---|
| 基礎学力検査 | 39 校 62 学科 |
| プレゼンテーション | 26 校 30 学科 |
| 作文(400 字) | 10 校 1 校舎 16 学科 |
| 作文(600 字) | 1 校 1 学科 |
| 特別検査(実技) | 2 校 2 学科 |
欠席が多い人のための選抜
- 全日制単位制選抜(守山・日進・武豊・豊野・幸田・時習館・御津あおば・佐屋・中川青和):中 2・中 3 のどちらか、または両方の欠席日数が年間 30 日程度以上の人が出願できます。面接+作文・基礎学力検査・プレゼンテーションのうち 1 つ。
- 長期欠席者等にかかる選抜方法:中 3 の欠席等の日数が出席すべき日数の半分以上の人は、一般選抜などで申請できます。面接がある学校では個人面接になり、中 3 の評定は「参考」として扱われます。保健室登校の日や、教育支援センター・自宅で ICT を使って学んだ日も「欠席等の日数」に含めます。
5. 募集定員
令和 9 年度の募集人員は未公表です(2026 年 10 月 6 日確認)。
6. 中 3 のこれからの流れ(愛知県の日程で逆算)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 10 月〜 | 志望校の校内順位の方式(I〜V)と面接の有無を一覧で確かめる |
| 2 学期 | 一般選抜で使う中 3 の評定が決まっていく(いつの成績までかは中学校に確認) |
| 12 月中旬まで | 県教育委員会のページに Web 出願マニュアルが載る |
| 12 月 | 三者面談で受検校を決める。推薦・特色を受けるか、一般選抜の 2 校の組み合わせ、私立の併願も |
| 1 月 25 日〜2 月 1 日 | 推薦・特色選抜の出願 |
| 2 月 4 日 | 推薦・特色選抜の面接・検査 |
| 2 月 8 日 | 推薦・特色選抜の発表/一般選抜の出願開始(〜16 日) |
| 2 月 17 日 | 必要なら志願変更 |
| 2 月 24 日 | 学力検査(本番) |
| 2 月 25・26 日 | 面接・特別検査(行う学校のみ) |
| 3 月 8 日 | 一般選抜の発表 |
特色選抜でプレゼンテーションや作文がある学校、一般選抜で面接がある学校を考えている人は、12 月ごろから練習を始めると間に合います(面接の準備)。
出典
- 愛知県教育委員会「愛知県公立高等学校入学者選抜」(2026 年 10 月 6 日更新)https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/0000027366.html (2026-10-06 確認)
- 同「令和 9 年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施日程について」(2026 年 4 月 14 日・PDF)
- 同「令和 9 年度愛知県公立高等学校をめざす皆さんへ」(PDF)
- 同「入学者選抜方法の概略」(令和 9 年度版・2026 年 7 月発行・PDF)
- 同「入学者選抜に関する Q&A」(令和 9 年度・PDF)
- 同「令和 9 年度一般選抜における各高等学校の面接実施の有無及び校内順位の決定方式」(2026 年 7 月 7 日・PDF)
- 同「令和 9 年度特色選抜を実施する高等学校・学科及び入学検査の内容」(2026 年 7 月 7 日・PDF)
- 同「令和 9 年度推薦選抜における全日制単位制高等学校普通科の合格者数及び全日制単位制高等学校にかかる入学者選抜の入学検査」(2026 年 7 月 7 日・PDF)
- 同「公立高校の入試の調査書情報が変わります!」(2026 年 4 月発行・PDF)
- 同「長期欠席者等にかかる選抜方法について」(2026 年 9 月改訂・PDF)
- 同「愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議(令和 8 年度第 2 回)の結果について」(2026 年 7 月 22 日・PDF)
- 愛知県教育委員会「令和 8 年度入学者選抜」https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kotogakko/r8nyugakusyasenbatsu.html (2026-10-06 確認)
- 同「令和 8 年度実施要項(本文編)」(2025 年 10 月・PDF)── 時間割・検定料・傾斜配点は令和 8 年度の例として使用
名古屋市立・豊橋市立の高校も同じ入試で選抜します。令和 9 年度の実施要項・募集人員が公表されたら、このページの「令和 8 年度の例」と 5 章を差し替えます。出願前に教育委員会のページで最新版を確かめてください。