中1〜3 国語 / 漢字 / k-01

更新 2026-09-12

漢字の読み書き(同音異義語・同訓異字)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

漢字は全都道府県で毎年出題され、読み 3〜5 問・書き 3〜5 問が基本。同音異義語・同訓異字の使い分けは文脈で選ぶ形で頻出。書き取りは小テストでは選択式(正しい漢字を選ぶ)にしているので、実際の入試では手で書く練習を別にすること(とめ・はね・はらいで減点されることもある)。


1. 同音異義語(音が同じで意味がちがう熟語)

まずここだけ

読み使い分け
いがい意外(思いのほか:意外な結果)/以外(それ以外:彼以外)
たいしょう対象(目標・相手:調査の対象)/対照(比べる:対照的な性格)/対称(つり合い:左右対称)
ほしょう保証(確かだと請け合う:品質保証・保証人)/保障(守る:安全保障・社会保障)/補償(損失を補う:損害補償)
きかい機会(チャンス:よい機会)/機械(マシン:機械を動かす)/器械(器具:器械体操)
いどう移動(場所を移す)/異動(職場・地位が変わる:人事異動)/異同(ちがい)
かいとう回答(質問への答え:アンケートの回答)/解答(問題を解く:解答用紙)
かんしん関心(興味:関心がある)/感心(立派だと思う:感心する)/歓心(喜ぶ心:歓心を買う)
たいせい体制(組織のしくみ:政治体制)/体勢(体の構え:体勢をくずす)/態勢(準備・身構え:受け入れ態勢)
こうえん公演(上演)/講演(話)/後援(支援)/公園
しじ指示(指図)/支持(賛成して支える)/師事(先生につく)
せいさん生産(つくる)/清算(借金などを整理)/精算(細かく計算:運賃の精算)
ついきゅう追求(求めて追う:利益の追求)/追究(深く調べる:真理の追究)/追及(責任を問う:責任追及)
しゅうしゅう収集(集める:切手の収集)/収拾(混乱をおさめる:事態の収拾)
へいこう平行(交わらない線)/並行(同時に進める)/平衡(つり合い)
かてい過程(プロセス)/課程(カリキュラム)/仮定(もしも)/家庭
きせい規制(制限)/帰省(故郷へ)/既成(すでにできている:既成事実)/既製(できあいの品:既製服)
じてん辞典(言葉)/事典(事柄)/字典(文字)
しょうかい紹介(引き合わせる)/照会(問い合わせる)
ふきゅう普及(広まる)/不朽(朽ちない:不朽の名作)
じき時期(とき)/時機(チャンス:時機を待つ)

2. 同訓異字(訓が同じで漢字がちがう)

まずここだけ

読み使い分け
おさめる治める(国・混乱を)/納める(税・期日に入れる)/収める(手に入れる・成果を:成功を収める)/修める(学問・身を)
はかる測る(長さ・深さ・面積)/量る(重さ・容積)/計る(時間・数)/図る(計画する:解決を図る)/謀る(悪事を)
うつす移す(場所)/写す(コピー・書き写す)/映す(鏡・スクリーン)
あう会う(人と)/合う(一致・ぴったり)/遭う(災難に)
あつい暑い(気温)/熱い(温度・感情)/厚い(厚み・人情)
あける開ける(ドア)/空ける(空にする・時間を)/明ける(夜が・年が)
かえる変える(変化)/代える(代わり)/替える(交換:着替える)/換える(置き換え:乗り換える)/帰る返る
つとめる努める(努力)/務める(役目)/勤める(会社に)
おくる送る(届ける・見送る)/贈る(プレゼント)
やぶれる破れる(紙・服が)/敗れる(負ける)
とる取る(手に)/採る(採用・採集)/捕る(捕まえる)/撮る(写真)/執る(筆を・指揮を)
さめる冷める(温度)/覚める(目が)
たつ立つ建つ(建物)/断つ(絶つ・やめる)/裁つ(布を)
みる見る診る(診察)/観る(鑑賞)
きく聞く聴く(注意して)/効く(効果)/利く(働く:気が利く)
あらわす表す(気持ちを)/現す(姿を)/著す(本を)
おす押す推す(推薦)
すすめる進める勧める(勧誘)/薦める(推薦)
とく解く(問題・ひも)/説く(説明)/溶く(液に)
そなえる備える(準備)/供える(神仏に)

3. よく出る読み

ここまでできれば十分

難しい音読み促進(そくしん)・把握(はあく)・遂行(すいこう)・凝視(ぎょうし)・頻繁(ひんぱん)・曖昧(あいまい)・均衡(きんこう)・逸脱(いつだつ)・顕著(けんちょ)・緩和(かんわ)・矛盾(むじゅん)・洞察(どうさつ)・示唆(しさ)・享受(きょうじゅ)・憧憬(どうけい/しょうけい)・貢献(こうけん)・辛抱(しんぼう)・赴任(ふにん)・殊勝(しゅしょう)・拙速(せっそく)・発足(ほっそく)・遊説(ゆうぜい)・建立(こんりゅう)・境内(けいだい)・成就(じょうじゅ)・執着(しゅうじゃく/しゅうちゃく)。

訓読み滞る(とどこおる)・促す(うながす)・委ねる(ゆだねる)・潤う(うるおう)・陥る(おちいる)・覆う(おおう)・逃れる(のがれる)・醒める(さめる)・慰める(なぐさめる)・培う(つちかう)・顧みる(かえりみる)・戒める(いましめる)・憤る(いきどおる)・繕う(つくろう)・滑らか(なめらか)・厳か(おごそか)・穏やか(おだやか)・携える(たずさえる)・阻む(はばむ)・漂う(ただよう)。

熟字訓・特別な読み:時雨・五月雨・梅雨・雪崩・紅葉・土産・大人・今朝・昨日(きのう)・明日(あす)・今年(ことし)・二十日(はつか)・河原・部屋・博士(はかせ)・眼鏡・風邪(かぜ)・景色(けしき)・息子・迷子・果物・固唾(かたず)・老舗(しにせ)・足袋(たび)・相撲。


4. 送りがな・成り立ち・部首

ここまでできれば十分

送りがなの原則(昭和 48 年内閣告示「送り仮名の付け方」):

漢字の成り立ち

種類内容
象形物の形をかたどる山・川・木・日・月・馬・魚
指事抽象的なことを点や線で一・二・三・上・下・本・末
会意2 つ以上の字の意味を合わせる林・森・明(日+月)・信(人+言)・休(人+木)
形声を表す部分+意味を表す部分(漢字の大部分)晴(日+青)・銅(金+同)・河(水+可)・花(艹+化)

部首:意味を表す部分。さんずい(水)・にんべん(人)・きへん(木)・ごんべん(言)・てへん(手)・しんにょう(道)・くさかんむり(植物)・こころ(心・りっしんべん)・れんが(火)・おおざと(右・むら)・こざとへん(左・おか)。 画数:書くときの線の数(「乙」1 画・「女」3 画・「飛」9 画・「馬」10 画・「鳥」11 画)。筆順:上から下・左から右・横から縦(「十」)・中央から左右(「小」)。


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 同音異義語:意外以外・対象対照対称・保証保障補償・機会機械・異動移動・追求追究追及
  2. 同訓異字:治納収修・測量計図・移写映・会合遭・務努勤・採捕撮執
  3. 読み:促す・滞る・把握・遂行・凝視・頻繁・曖昧・発足(ほっそく)
  4. 送りがな:必ず・少ない・断る・行う・表す。活用語尾から
  5. 成り立ち:象形・指事・会意・形声(音あり)

7. 小テストへ

→ 小テスト(k-01

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