中1 理科 / 地学 / s1-09

更新 2026-09-12

火山と火成岩・地震

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

地震の計算(P 波・S 波の速さ、初期微動継続時間から震源距離、地震発生時刻)は中 1 地学の最重要計算です。表やグラフから 2 地点の記録を読み、速さを出す型がほとんど。火山はねばりけ → 形・色・噴火の対応表を丸ごと覚えれば解けます。


1. 火山

まずここだけ

マグマのねばりけ強い← →弱い
火山の形おわん形(ドーム状)円すい形(成層火山)傾斜がゆるい(盾状)
噴火激しい(爆発的)──おだやか(溶岩が流れる)
岩石・溶岩の色白っぽい──黒っぽい
雲仙普賢岳・昭和新山桜島・富士山キラウエア・マウナロア

火山噴出物:溶岩・火山灰・火山弾・軽石・火山ガス(主成分は水蒸気)。


2. 火成岩

まずここだけ

火成岩 = マグマが冷えてできた岩石。冷え方で 2 種類。

火山岩深成岩
できた場所地表・地表近くで急に冷えた地下深くでゆっくり冷えた
つくり斑状組織(石基の中に斑晶)等粒状組織(大きさのそろった結晶)
白っぽい(ねばりけ強)流紋岩花こう岩
中間安山岩せん緑岩
黒っぽい(ねばりけ弱)玄武岩斑れい岩

覚え方の例:火山岩「り・あ・げ」(流紋・安山・玄武)、深成岩「か・せ・は」(花こう・せん緑・斑れい)。白 → 黒の順。

石基=細かい粒やガラス質の部分(急に冷えて結晶になれなかった)。斑晶=比較的大きな結晶(地下にいるうちにできた)。

ここまでできれば十分

造岩鉱物

白っぽい岩石ほど無色鉱物(石英・長石)が多い。


3. 地震のゆれ

まずここだけ

P 波・S 波の速さは一定(地域によらずおおむね P 波 6〜8 km/s、S 波 3〜5 km/s。問題では与えられる)。

ここまでできれば十分:計算の型

型 1(速さ):2 地点の距離の差 ÷ 到着時刻の差

震源から 40 km の A 地点に P 波が 10 時 00 分 05 秒、120 km の B 地点に 10 時 00 分 15 秒 → (120 − 40) ÷ (15 − 5) = 8 km/s

P波とS波の走時曲線

図:P 波 8 km/s・S 波 4 km/s のとき。距離が 2 倍なら到着時刻の差(初期微動継続時間)も 2 倍。

型 2(発生時刻):ある地点の到着時刻 − 距離 ÷ 速さ

A 地点:40 ÷ 8 = 5 秒前 → 10 時 00 分 00 秒

型 3(初期微動継続時間 → 距離):初期微動継続時間は距離に比例

80 km で 10 秒 → 200 km では 10 × 200/80 = 25 秒 逆に、初期微動継続時間 15 秒 → 距離 80 × 15/10 = 120 km

型 4(P・S の速さから初期微動継続時間):距離 ÷ S 波の速さ − 距離 ÷ P 波の速さ

120 km、P 波 8 km/s、S 波 4 km/s → 120/4 − 120/8 = 30 − 15 = 15 秒

緊急地震速報:P 波を観測して S 波の到着前に知らせる。震源に近いところでは間に合わないことがある。


4. 震度とマグニチュード

まずここだけ

震度マグニチュード(M)
何を表すその場所のゆれの大きさ地震そのものの規模(エネルギー)
いくつ0〜7 の 10 階級(5 弱・5 強・6 弱・6 強)1 つの地震に 1 つ
性質震源から遠いほど一般に小さいM が 1 増えるとエネルギー約 32 倍、2 増えると 1000 倍

震央距離が同じでも震度が違うことがある(地盤のやわらかさなど)。

日本付近の地震

隆起・沈降:地震で土地が上がる・下がる。


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. ねばりけ強 → ドーム状・激しい・白っぽい
  2. 火山岩(斑状)り・あ・げ/深成岩(等粒状)か・せ・は
  3. P 波 → 初期微動、S 波 → 主要動。継続時間 ∝ 距離
  4. 速さ = 距離の差 ÷ 時刻の差、発生時刻 = 到着 − 距離/速さ
  5. 震度 = 場所のゆれ(10 階級)、M = 規模(1 つ)

7. 小テストへ

→ 小テスト(s1-09

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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