中1 理科 / 地学 / s1-10

更新 2026-09-12

地層と化石・堆積岩

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

柱状図の読み取り(火山灰の層をかぎにして標高をそろえる・どちらに傾いているか・堆積当時の海の深さの変化)が最頻出。化石は示準/示相の区別と例(サンヨウチュウ=古生代、アンモナイト=中生代、ビカリア=新生代/サンゴ=暖かい浅い海)を確実に。堆積岩の判別(石灰岩は塩酸で CO₂、チャートはかたい)もよく出ます。


1. 地層のでき方

まずここだけ

風化(岩石が気温の変化や水でぼろぼろに)→ 侵食(流水がけずる)→ 運搬(運ぶ)→ 堆積(積もる)

流水のはたらき:上流は侵食・運搬が強く、谷(V 字谷)。下流で堆積(扇状地・三角州)。

堆積する場所:粒が大きく重いものから先に沈む

地層:下の層ほど古い(ふつう)。粒は角がとれて丸い(流水で運ばれたため。火山灰の粒は角ばっている)。

1 枚の層の中:下に粗い粒、上に細かい粒(級化)。


2. 堆積岩

まずここだけ

堆積岩もと見分け方
れき岩れき(2 mm 以上)粒が大きい、丸い
砂岩ざらざら
泥岩きめが細かい、なめらか
石灰岩生物の死がい(サンゴ・貝・フズリナ)=炭酸カルシウムうすい塩酸をかけると二酸化炭素が出る。やわらかく鉄くぎで傷がつく
チャート生物の死がい(放散虫)=二酸化ケイ素非常にかたい(鉄くぎで傷がつかない)。塩酸に反応しない
凝灰岩火山灰など火山噴出物粒が角ばっているかぎ層になる

堆積岩 vs 火成岩:堆積岩は粒が丸く、層になり、化石を含むことがある。火成岩は結晶、化石なし。


3. 化石

まずここだけ

示相化石示準化石
わかること堆積した当時の環境堆積した時代(地質年代)
条件限られた環境にしかすめない生物広い範囲にすみ、短い期間に栄えて絶滅した生物
サンゴ(暖かくきれいな浅い海)、シジミ(湖・河口)、ホタテ(冷たい海)、ブナ(温帯のやや寒冷地)下の表
地質年代示準化石
古生代サンヨウチュウフズリナ
中生代アンモナイト恐竜
新生代ビカリアナウマンゾウメタセコイア

古生代(約 5.4 億〜2.5 億年前)→ 中生代(〜6600 万年前)→ 新生代(〜現在)。


4. 柱状図の読み取り

ここまでできれば十分

柱状図:ボーリング調査で、各地点の地層の重なりを柱で表した図。

手順

  1. かぎ層(火山灰=凝灰岩の層。広い範囲に同時に積もる)を見つけて、各地点で標高をそろえて横に線を引く
  2. 同じ層の標高を地点どうしで比べる → 低いほうへ傾いている
  3. 上下の層の粒の大きさの変化 → 海の深さの変化
    • 下から 泥 → 砂 → れき(粒が大きくなる):浅くなった(海面が下がった/土地が隆起)
    • れき → 砂 → 泥(細かくなる):深くなった(沈降)

地点 A(標高 50 m)で火山灰が地表から 10 m、地点 B(標高 60 m)で 15 m → 火山灰の標高は A 40 m、B 45 m → A のほうが低い → 地層は A に向かって下がっている

地層の上下が逆転していないか:示準化石や級化で確かめる。

大地の変動


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積。河口にれき、沖に泥
  2. 石灰岩(塩酸で CO₂・やわらかい)/チャート(かたい)/凝灰岩(火山灰・かぎ層)
  3. 示相 = 環境(サンゴ・シジミ)、示準 = 時代(古:サンヨウチュウ、中:アンモナイト、新:ビカリア)
  4. 柱状図はかぎ層を標高でそろえる。粒が粗くなる → 浅くなった
  5. しゅう曲・断層・不整合

7. 小テストへ

→ 小テスト(s1-10

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参考資料

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基礎から標準から発展から

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