高3 / 聞く / hw-02

更新 2026-09-12

共通テスト リスニングの型(先読み・数字・言い換え)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

共通テストの英語はリーディングと同じ 100 点がリスニングに配分されています(大学によって比率は変わる)。リスニングは「聞き取れたか」より「先読みで何を聞くか決めていたか」で点が決まります。第 3 問以降は1 回しか流れないので、聞き逃したら次へ切りかえる判断も必要です。ここでは大学入試センターが公開している令和 7 年度本試験の構成を土台にします。年度で変わるので最新の公開問題で必ず確認してください。


1. 形式 ── 令和 7 年度本試験の構成

まずここだけ

100 点・解答時間 30 分(機器の確認を含めて 60 分)・大問 6 つ・問 1〜37

大問配点回数内容(令和 7 年度)聞き方
第 1 問282 回A:短い発話と同じ内容の文を選ぶ(問 1〜4)/B:短い発話に合うイラストを選ぶ(問 5〜8)1 回目で答え、2 回目で確認
第 2 問122 回短い対話と問いに合うイラストを選ぶ(問 9〜11)図の違い(位置・数・形)を先に見る
第 3 問181 回短い対話を聞き、問いに答える(問 12〜17)日本語の場面説明と問いを先読み
第 4 問121 回A:話を聞いて図表を完成・順序(問 18〜25)/B:条件に合うものを選ぶ(問 26)表の項目・条件を先に把握
第 5 問161 回講義を聞いてワークシートを完成、図表と組み合わせる(問 27〜33)ワークシートの空欄を先読み。数字・固有名詞をメモ
第 6 問141 回A:二人の対話(問 34・35)/B:複数人の会話・議論(問 36・37)誰がどの立場かをメモ

(出典:大学入試センター「令和7年度試験の問題・正解」本試験の問題冊子。2026-09-12 確認)

特徴:後半ほど長く、1 回しか流れず、図表やワークシートと組み合わせる。話者は英米以外の発音のこともある。


2. 先読み ── 音声の前に「何を聞くか」を決める

まずここだけ

読む順番:①日本語の状況説明 → ②問いの文 → ③選択肢(または図・表)

大問先読みで決めること
第 1 問 A選択肢 4 つの違い(誰が・いつ・何を)。音声はその違いを聞く
第 1 問 B・第 2 問イラストの違い(数・位置・持ち物・動作)を言葉にしておく(「左の人が帽子」「3 つ」)
第 3 問場面説明と問い(「男性は何をするか」「女性はなぜ遅れたか」)。問いの主語(男性か女性か)に注意
第 4 問 A表の項目名・単位・順序。数字を書きこむ準備
第 4 問 B条件(予算・日程・人数)を先に整理。4 つの選択肢を条件で消していく
第 5 問ワークシートの空欄の(数字か・名詞か・分類か)。講義の流れ(導入 → 例 → 結論)を予想
第 6 問話者の立場(賛成・反対)と、問いが「誰の意見か」を先に確認

時間の作り方:問題の間の空白時間と、前の問題を早く終えた時間を先読みに使う。第 1・2 問の 2 回目を聞かずに次を先読みするのは、1 回目で確信がある場合のみ。


3. 数字・時・場所 ── 落としやすいポイント

ここまでできれば十分

種類注意点
数字-teen と -ty(fifteen/fifty)はアクセントで区別(-teen は後ろ、-ty は前)。hundred/thousand のあとに続く数15 / 50、1,500
時刻half past(〜時半)、a quarter to(〜時 15 分前)、a quarter past(15 分過ぎ)、noon/midnighta quarter to nine = 8:45
計算合計・差・割引・所要時間はメモして計算。「予定より 30 分遅れ」「2 割引」$20 の 10% 引き = $18
曜日・日付the day after tomorrow(あさって)、the day before yesterday、next Friday、this coming Sunday
場所・位置on the left/right、next to、in front of、behind、across from、at the corner、on the second floor
順序first、then、after that、finally、before/after順序の問題は聞きながら番号を書く
変更「最初は A と言ったが、あとで B に変えた」→ 最後に決まったことが答えActually/On second thought/Instead

メモの取り方:数字・固有名詞・「変更」を示す語だけ短く書く。全部書こうとすると聞き逃す。


4. 言い換えと反転 ── 聞こえた語と選択肢は違う

ここまでできれば十分

言い換えhr-01 と同じ):音声 not expensive → 選択肢 cheap / once a week → weekly / I’d rather stay home → She doesn’t want to go out.

意味が反転しやすい文法

聞こえた文意味
Don’t you like it? ── No.好きではない(否定疑問の答え:事実で判断)
I wish I could go.行けない(仮定法)
I should have called her.電話しなかった(後悔)
He used to live here.今は住んでいない
By the time I arrived, the meeting had already started.着いたときには始まっていた
Not until yesterday did I know.昨日初めて知った
I’d love to, but断り
That can’t be true.ありえない(推量の否定)
You don’t have to come.来なくてよい(禁止ではない)

会話の決まり文句hv-02):It’s up to you./Never mind./I’m afraid not./You can say that again./Sounds good./Why not?


5. 音の変化 ── 聞き取れない原因

変化聞こえ方
連結(子音 + 母音)an apple / pick it up / turn onアナポー/ピキラップ/ターノン
脱落(語尾の t/d、同じ子音の連続)next day / good time / want toネクスデイ/グッタイム/ワナ
弱形(機能語が弱く短く)and → ン、to → タ、him → イム、her → ア、of → ア、can → クン「can」と「can’t」は t がほぼ聞こえず、母音の長さと文脈で判断
同化did you → ディジュ、would you → ウッジュ、meet you → ミーチュ
短縮I’ll / she’s / they’ve / won’t / gonna(going to)/ wanna(want to)

対策:スクリプトを見ながら音声を聞き、聞こえなかった部分に印をつけて音読(オーバーラッピング)→ 見ないで同時に言う(シャドーイング)。大学入試センターは本試験の音声とスクリプトを公開しているので、過去問で必ず行う。


6. 本番の決めごと


7. 自己チェック

  1. 100 点・30 分・大問 6 つ・第 1・2 問は 2 回、第 3〜6 問は 1 回、と言えるか
  2. 音声の前に、選択肢や図の「違い」を言葉にしているか
  3. -teen/-ty、a quarter to、割引の計算に備えているか
  4. 「変更」を示す語(Actually/Instead)のあとを答えにしているか
  5. 否定疑問・仮定法・should have で意味が反転することを知っているか
  6. 過去問の音声でシャドーイングをしているか

8. 小テストへ

→ 小テスト(hw-02

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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