高1 / 化学基礎 / cb-01

更新 2026-09-12

物質の構成(純物質と混合物・分離・元素・同素体)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

化学基礎の最初の単元で、共通テストでは「純物質か混合物か」「単体か化合物か」の分類分離法の選択同素体の組み合わせ炎色反応の色が知識問題として繰り返し出ます。計算はありませんが、ここで落とすともったいない「覚えれば取れる」単元です。


1. 純物質と混合物

まずここだけ

分類定義
純物質1 種類の物質。融点・沸点が一定水、酸素、塩化ナトリウム、鉄
単体1 種類の元素からなるO₂、N₂、Fe、Cu、ダイヤモンド
化合物2 種類以上の元素からなるH₂O、NaCl、CO₂、エタノール
混合物2 種類以上の物質が混ざったもの。融点・沸点が一定でない空気、海水、食塩水、石油、牛乳、合金(黄銅)

見分け方:化学式で 1 つに書ける → 純物質。書けない(成分の割合が変わる)→ 混合物。


2. 混合物の分離

まずここだけ

方法原理
ろ過液体と固体を、ろ紙で分ける砂の混じった水
蒸留沸点の違い。液体を加熱して気体にし、冷やして集める海水から水
分留沸点の違いで複数の液体を分ける石油(ガソリン・灯油・軽油)、液体空気(N₂・O₂)
再結晶溶解度の温度による違い。熱水に溶かして冷やす硝酸カリウムと少量の塩化ナトリウム
抽出特定の溶媒に溶けやすい成分だけを溶かし出す茶葉からお茶、ヨウ素をヘキサンで
昇華法固体 → 気体になりやすい物質を分けるヨウ素と砂、ナフタレン
クロマトグラフィーろ紙などへの吸着されやすさの違いインクの色素

蒸留の注意:温度計の球部は枝の高さ(出ていく蒸気の温度を測る)、沸騰石を入れる、冷却水は下から上へ。


3. 元素・単体・同素体

ここまでできれば十分

同素体:同じ元素からなる単体で、性質が違うもの。SCOPで覚える。

元素同素体
S(硫黄)斜方硫黄・単斜硫黄・ゴム状硫黄
C(炭素)ダイヤモンド・黒鉛・フラーレン・カーボンナノチューブ
O(酸素)酸素 O₂・オゾン O₃
P(リン)黄リン(自然発火・毒性)・赤リン(マッチ)

4. 元素の確認 ── 炎色反応と沈殿

ここまでできれば十分

炎色反応(金属元素を炎に入れたときの色):

元素覚え方
Liリアカー
Na無き(Na 黄)
K赤紫K 村
Cu青緑動力(Cu 緑)
Ca橙赤借りようと
Sr紅(深赤)するもくれない
Ba黄緑馬力(Ba 緑)

花火の色はこの反応。

沈殿反応


5. 物質の三態と熱運動

状態粒子の様子変化の名前
固体規則正しく並び、その場で振動固 → 液:融解(融点)、液 → 固:凝固
液体位置を変えながら動く液 → 気:蒸発(沸点で沸騰)、気 → 液:凝縮
気体自由に飛び回る固 ⇄ 気:昇華(気 → 固は凝華とも)

6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 純物質(単体・化合物)と混合物の例を 3 つずつ言えるか
  2. ろ過・蒸留・分留・再結晶・抽出・昇華法・クロマトグラフィーの原理を言えるか
  3. SCOP の同素体を言えるか
  4. 炎色反応 7 色を言えるか
  5. AgCl の白色沈殿・石灰水の白濁で何の元素がわかるか言えるか
  6. 融解・蒸発・昇華の名前を言えるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(cb-01

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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