高1 / 地学基礎 / eb-03

更新 2026-09-12

岩石と鉱物(火成岩・堆積岩・変成岩)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

岩石は「火成岩の分類表」(組織 × SiO₂ 量)が定番中の定番で、共通テストでは「花こう岩と玄武岩の組織・色・鉱物の違い」「等粒状組織と斑状組織のでき方の違い」が問われます。堆積岩は粒径による分類石灰岩(塩酸で発泡)とチャート(発泡しない・硬い)の見分けが頻出。


1. 岩石の 3 分類

まずここだけ

種類でき方
火成岩マグマが冷えて固まる花こう岩・玄武岩
堆積岩岩石の破片や生物の遺骸が堆積し、押し固められる(続成作用砂岩・石灰岩
変成岩既存の岩石が高温・高圧で性質を変える(溶けない)大理石・片麻岩

岩石サイクル:火成岩が風化・侵食されて堆積岩に、地下深くで変成岩に、溶けてマグマに戻る。


2. 火成岩 ── 組織と SiO₂ 量で分類

まずここだけ

組織(冷え方)

火山岩深成岩
冷え方地表近くで急に冷える地下深くでゆっくり冷える
組織斑状組織斑晶:先にできた大きな結晶 + 石基:細かい結晶やガラス)等粒状組織(大きさのそろった結晶が組み合う)

SiO₂ 量(色)

苦鉄質(塩基性)中間質ケイ長質(酸性)
SiO₂少ない(45〜52%)52〜66%多い(66% 以上)
黒っぽい白っぽい
密度大きい(3.0 g/cm³)小さい(2.7 g/cm³)
火山岩玄武岩安山岩流紋岩
深成岩斑れい岩閃緑岩花こう岩
主な有色鉱物かんらん石・輝石角閃石・輝石黒雲母
主な無色鉱物斜長石斜長石石英・カリ長石

覚え方:火山岩「げん・あん・りゅう」、深成岩「はん・せん・か」(黒 → 白の順)。

造岩鉱物

有色鉱物(Fe・Mg を含む・黒っぽい)無色鉱物(白っぽい)
かんらん石(緑)、輝石角閃石黒雲母(薄くはがれる)斜長石カリ長石石英(最も硬い・SiO₂ そのもの)

色指数:岩石中の有色鉱物の体積 %。玄武岩・斑れい岩は大きく(約 35%以上)、花こう岩は小さい(約 10% 以下)。


3. 堆積岩

まずここだけ

風化(岩石が砕ける・分解する)→ 侵食・運搬(水・風・氷)→ 堆積続成作用(圧縮・粒の間の結晶化で固まる)

種類材料岩石
砕屑岩岩石の破片(粒の大きさで分類)れき岩(2 mm 以上)、砂岩(1/16〜2 mm)、泥岩(1/16 mm 未満)
火山砕屑岩火山灰・軽石凝灰岩かぎ層に使う)
生物岩生物の遺骸石灰岩(サンゴ・有孔虫、CaCO₃、塩酸で発泡)、チャート(放散虫、SiO₂、非常に硬く発泡しない)、石炭
化学岩水に溶けた成分が沈殿岩塩、石こう、(石灰岩・チャートの一部)

粒の運ばれ方:粒が大きいほど河口近くに、小さいほど沖に堆積。運ばれるうちに丸くなる(円磨)。

石灰岩とチャートの区別:石灰岩は塩酸で CO₂ が発泡、鉄より軟らかい。チャートは発泡せず、鉄より硬い(火打石)。


4. 変成岩

ここまでできれば十分

種類原因岩石
接触変成岩マグマので、貫入の周囲の岩石が変化(狭い範囲)泥岩 → ホルンフェルス(硬く緻密)、石灰岩 → 大理石(結晶質石灰岩)
広域変成岩プレートの沈みこみなどによる高温・高圧(広い範囲)片麻岩(白黒の縞)、結晶片岩(薄くはがれる片理)

変成岩は溶けずに固体のまま鉱物が再結晶する。


5. 岩石の観察と利用


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 火成岩・堆積岩・変成岩のでき方を言えるか
  2. 火山岩 3 つ・深成岩 3 つを SiO₂ 少 → 多の順に言えるか
  3. 斑状組織(斑晶・石基)と等粒状組織のでき方の違いを言えるか
  4. 有色鉱物 4 つ・無色鉱物 3 つを言えるか
  5. れき・砂・泥の粒径の境界(2 mm・1/16 mm)を言えるか
  6. 石灰岩とチャートの見分け方を言えるか
  7. 接触変成岩と広域変成岩の例を言えるか

8. 小テストへ

→ 小テスト(eb-03

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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