高1 / 地学基礎 / eb-01

更新 2026-09-12

地球の形と内部構造・プレートテクトニクス

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

地学基礎の最初の単元で、共通テストではエラトステネスの計算(緯度差と距離から全周)、内部構造の 2 つの分け方(地殻/マントルと、リソスフェア/アセノスフェアは境界が違う)、プレート境界の 3 タイプと地形日本周辺のプレートが定番。地震・火山(eb-02)の土台です。


1. 地球の形と大きさ

まずここだけ


2. 地球の内部構造

まずここだけ

化学組成による区分(地震波の伝わり方から推定):

深さ主な物質状態
地殻大陸 30〜50 km、海洋 5〜10 km大陸:花こう岩質(上部)+玄武岩質(下部)、海洋:玄武岩質固体
マントル〜2,900 kmかんらん岩(上部)。深さで密度が増す固体(長い時間では流動)
外核2,900〜5,100 km鉄・ニッケル液体(S 波が伝わらない)
内核5,100〜6,400 km鉄・ニッケル固体

かたさによる区分(プレートテクトニクスで使う):

深さ性質
リソスフェア地表〜約 100 km(地殻 + マントル最上部かたい。これがプレート
アセノスフェア約 100〜250 kmやわらかく流動しやすい(一部が溶けている)。プレートが動ける理由
メソスフェアそれより下再びかたい

2 つの区分は境界が違う:モホ面(地殻/マントル)は数十 km、リソスフェア/アセノスフェアは約 100 km。


3. プレートテクトニクス

まずここだけ

地球表面は十数枚のプレート(厚さ約 100 km のリソスフェア)でおおわれ、年に数 cm(爪が伸びる速さ)動いている。

プレート特徴
海洋プレート薄い(〜100 km)、密度が大きい(玄武岩質)、中央海嶺で生まれ海溝で沈みこむ。新しい
大陸プレート厚い、密度が小さい(花こう岩質)、沈みこまない。古い

プレート境界の 3 タイプ

境界動き地形現象
発散境界(拡大)離れる中央海嶺(海)、地溝帯(陸:アフリカ大地溝帯、アイスランド)玄武岩質マグマ、浅い地震
収束境界(沈みこみ)近づき、海洋プレートが沈む海溝・トラフ島弧(日本列島)、火山列巨大地震、深発地震、火山
収束境界(衝突)大陸どうしが衝突ヒマラヤ山脈(インドとユーラシア)、褶曲山脈地震、火山は少ない
すれ違い境界横にずれるトランスフォーム断層(サンアンドレアス断層)浅い地震、火山なし

日本列島周辺の 4 枚北米プレート・ユーラシアプレート(大陸)の下に、太平洋プレート・フィリピン海プレート(海洋)が沈みこむ。日本海溝・南海トラフ・伊豆小笠原海溝。

ホットスポット:プレート境界と関係なく、マントル深部からマグマが上がる場所(ハワイ)。プレートが動くので火山島が列をなす → 列の向きと年代からプレートの動きがわかる。


4. 説の歴史


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 半径 6,400 km・全周 4 万 km と、エラトステネスの式を言えるか
  2. 地殻・マントル・外核・内核の物質と状態を言えるか
  3. リソスフェア(プレート)とアセノスフェアの違いを言えるか
  4. 3 タイプの境界と地形の例を言えるか
  5. 日本周辺の 4 枚のプレートと、どれが沈むかを言えるか
  6. 海洋底拡大説の根拠 2 つを言えるか

7. 小テストへ

→ 小テスト(eb-01

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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