高1 / 地学基礎 / eb-06

更新 2026-09-12

大気と海洋の運動(大気大循環・海流)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

貿易風は北東・偏西風は南西(北半球)」「ハドレー循環で赤道で上昇・緯度 30° で下降 → 砂漠」「エルニーニョで貿易風が弱まり東太平洋の海水温が上がる」が共通テストの定番。転向力の向き(北半球で右)と、海流の名前と暖流・寒流の区別は確実に。


1. 風のしくみ

まずここだけ


2. 大気大循環

まずここだけ

太陽エネルギーは低緯度で多く高緯度で少ない → 熱を運ぶために大気が循環。

緯度循環地表付近の風天気
赤道付近(0°)強い日射で上昇気流 → 熱帯収束帯(赤道低圧帯)雨が多い(熱帯雨林)
0〜30°ハドレー循環(赤道で上昇、30° で下降)貿易風:北半球で北東風、南半球で南東風(転向力で東寄り)
30° 付近下降気流 → 亜熱帯高圧帯(中緯度高圧帯)乾燥 → 砂漠(サハラ・オーストラリア)
30〜60°偏西風の帯(フェレル循環)偏西風南西風(西 → 東)。上空で強い温帯低気圧・前線が発達
60° 付近上昇気流 → 寒帯前線
60〜90°極循環極偏東風寒冷

ジェット気流:偏西風帯の上空(対流圏界面付近)を吹く強い西風(100 m/s 以上のことも)。南北に蛇行して熱を運ぶ。日本の天気が西から東へ変わる理由。

季節風(モンスーン):大陸と海洋の温まりやすさの差で、冬は大陸(シベリア高気圧)から海へ(北西)、夏は海(太平洋高気圧)から大陸へ(南東)。日本海側の冬の大雪の原因。


3. 海洋の構造と海流

ここまでできれば十分

海水:塩分は約 3.5%(35‰)。主成分は NaCl。 層構造(水温で分ける):

特徴
表層混合層風でかき混ぜられ水温がほぼ一定(〜100 m 程度)
水温躍層(主水温躍層)深さとともに水温が急に下がる
深層水温がほぼ一定で低い(1〜4 ℃)。全海水の大部分

海流

深層循環(熱塩循環)


4. エルニーニョ現象とラニーニャ現象

ここまでできれば十分

通常:赤道太平洋では貿易風(東風)が暖かい表層水を西(インドネシア側)へ寄せる。東(ペルー沖)では深層から冷たい水が湧き上がる(湧昇)→ 東は冷たく西は暖かい。

エルニーニョ現象:数年に一度、貿易風が弱まる → 暖かい水が東へ広がり、ペルー沖の海水温が上がる(湧昇が弱まる)→ 西太平洋で雨が減り、東太平洋で雨が増える。世界の異常気象と関係。日本では冷夏・暖冬になりやすい。 ラニーニャ現象:逆に貿易風が強まり、ペルー沖がいつもより冷たくなる。日本は猛暑・寒冬になりやすい。


5. よくある間違い


6. 自己チェック

  1. 転向力の向き(北半球で右)と高気圧・低気圧の風向きを言えるか
  2. ハドレー循環(0° 上昇・30° 下降)と貿易風・偏西風の向きを言えるか
  3. ジェット気流と日本の天気の関係、季節風の向きを言えるか
  4. 海洋の 3 層と、黒潮・親潮の暖寒を言えるか
  5. 深層循環の起こる場所としくみを言えるか
  6. エルニーニョ(貿易風弱まる → ペルー沖が暖かい)を説明できるか

7. 小テストへ

→ 小テスト(eb-06

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
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