中2 社会 / 地理 / g-07

更新 2026-09-12

日本の地形・気候・自然災害

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

日本の気候区分の雨温図判別(日本海側=冬の降水多、瀬戸内=年中少雨、太平洋側=夏多雨、内陸=少雨で年較差大、北海道=寒冷で梅雨なし、南西諸島=年中温暖)が最頻出。季節風と山地の関係(日本海側が冬に雪)の記述、フォッサマグナ・やませ・ハザードマップの用語も定番。


1. 日本の地形

まずここだけ

扇状地(中国・タクラマカン砂漠の山麓の衛星画像。山地から出た川が扇形に砂れきを積もらせる。日本では甲府盆地などにあり果樹園に使われる)
扇状地(中国・タクラマカン砂漠の山麓の衛星画像。山地から出た川が扇形に砂れきを積もらせる。日本では甲府盆地などにあり果樹園に使われる)写真・画像:NASA/GSFC/METI/ERSDAC/JAROS, and U.S./Japan ASTER Science Team/Wikimedia Commons/パブリックドメイン/縮小して掲載
河岸段丘(新潟県津南町・信濃川。川の両側に平らな面と崖が階段状にくり返す)
河岸段丘(新潟県津南町・信濃川。川の両側に平らな面と崖が階段状にくり返す)写真・画像:Drph17/Wikimedia Commons/CC BY 4.0/縮小して掲載
リアス海岸(三重県・英虞湾の空中写真。山地の谷に海が入りこんだ入り組んだ海岸線。三陸・志摩・若狭湾などに見られる)
リアス海岸(三重県・英虞湾の空中写真。山地の谷に海が入りこんだ入り組んだ海岸線。三陸・志摩・若狭湾などに見られる)写真・画像:国土地理院/国土地理院の空中写真(国土情報ウェブマッピングシステム)を Commons の {{AerialPhotograph-mlitJP}} 経由で利用・出典明示/Wikimedia Commons/政府標準利用規約 v2.0(CC BY 4.0 互換)/縮小して掲載
海流種類流れる場所
黒潮(日本海流)暖流太平洋側を北上
親潮(千島海流)寒流太平洋側を南下
対馬海流暖流日本海側を北上
リマン海流寒流日本海側を南下

潮目(潮境):黒潮と親潮が出合う三陸沖。プランクトンが豊富で好漁場。


2. 日本の気候

まずここだけ

日本の大部分は温帯(温暖湿潤気候)、北海道は冷帯、南西諸島は亜熱帯。四季がはっきりし、季節風(モンスーン)の影響が大きい。

6 つの気候区分

区分特徴代表都市雨温図の見分け
北海道の気候冷帯。冬の寒さが厳しい、梅雨がない、降水量少札幌・釧路最寒月 −3℃ 以下
日本海側の気候冬に雪(降水量)が多い上越(高田)・金沢・秋田冬の棒が高い
太平洋側の気候夏に雨が多く、冬は乾燥して晴れ東京・名古屋・高知・宮崎夏の棒が高く冬は低い
内陸(中央高地)の気候年降水量が少なく、年較差・日較差が大きい松本・長野・甲府棒が低く、折れ線の振れが大きい
瀬戸内の気候年中降水量が少ない(中国山地・四国山地が季節風をさえぎる)、温暖高松・岡山・広島棒が年中低く、冬も温暖 → ため池
南西諸島の気候年中温暖、降水量多(台風・梅雨)那覇最寒月 15℃ 以上

日本の6つの気候区分の雨温図(気象庁平年値)

図:6 つの気候区分の代表都市の雨温図(気象庁 1991〜2020 年平年値から作成)。折れ線が気温、棒が降水量。冬の棒が高いのが日本海側、年中低いのが瀬戸内・内陸。


3. 自然災害と防災

ここまでできれば十分

災害例・特徴
地震・津波1995 阪神・淡路大震災(都市直下型)、2011 東日本大震災(海溝型・津波・原発事故)、2016 熊本、2024 能登半島。南海トラフ巨大地震への備え。液状化(埋立地)。
火山桜島・阿蘇(カルデラ)・雲仙普賢岳(1991 火砕流)・御嶽山(2014)・富士山。恵み:温泉・地熱・景観
気象災害台風(高潮・強風)、豪雨(洪水・土砂災害・線状降水帯)、豪雪(日本海側)、冷害(やませ)、干害(瀬戸内)、猛暑(ヒートアイランド)
阿蘇のカルデラ(熊本県。噴火で山体が落ちこんでできた直径 20 km 前後のくぼ地。底に田畑と町が広がり、中央に火口丘が並ぶ)
阿蘇のカルデラ(熊本県。噴火で山体が落ちこんでできた直径 20 km 前後のくぼ地。底に田畑と町が広がり、中央に火口丘が並ぶ)写真・画像:Miya.m/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0/縮小して掲載
桜島の黒神埋没鳥居(鹿児島県。1914 年の大正噴火で火山灰・軽石に埋まり、高さ 3 m の鳥居の上部だけが出ている)
桜島の黒神埋没鳥居(鹿児島県。1914 年の大正噴火で火山灰・軽石に埋まり、高さ 3 m の鳥居の上部だけが出ている)写真・画像:STA3816/Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0/縮小して掲載

防災・減災:ハザードマップ、緊急地震速報、耐震化、避難訓練、防潮堤・堤防・ダム、自助・共助・公助、ボランティア、公助の限界 → 地域のつながり。気象庁の警報・特別警報・避難指示。

自然の恵み:温泉・地熱発電、豊かな水、四季の農業、水産資源。


4. よくある間違い


5. 自己チェック

  1. 山地 3/4、フォッサマグナ、日本アルプス(飛驒・木曽・赤石)、短く急な川、信濃川・利根川
  2. 黒潮(暖・太平洋)・親潮(寒・太平洋)・対馬(暖・日本海)・リマン(寒)。潮目
  3. 冬=北西季節風で日本海側に雪、夏=南東季節風で太平洋側に雨
  4. 6 区分:北海道・日本海側・太平洋側・内陸・瀬戸内・南西諸島
  5. やませ=冷害。ハザードマップ・自助共助公助

6. 小テストへ

→ 小テスト(g-07)

日本 69 地点の雨温図(地方ごと)は「雨温図 一覧」で見比べられます(気象庁の平年値 1991〜2020 年から作成)。

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参考資料

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