中2 理科 / 物理 / s2-01

更新 2026-09-12

回路と電流・電圧・オームの法則

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

オームの法則は中 2 物理の中心で、公立入試ではほぼ毎年、直列・並列の混じった回路で電流・電圧・抵抗を求める問題が出ます。「直列は電流が同じ、並列は電圧が同じ」の 2 つの原則と、V = RI をどこに当てはめるかがすべて。次の電力(s2-02)と合わせて 1 つの大問になります。


1. 回路の基本

まずここだけ

用語記号・単位意味
電流I [A](アンペア)、1 A = 1000 mA電気の流れの大きさ。電源の+極から出て−極へ
電圧V [V](ボルト)電流を流そうとするはたらき
抵抗R [Ω](オーム)電流の流れにくさ

電流計:測りたい部分に直列につなぐ。−端子は 5 A → 500 mA → 50 mA の順に大きいものから試す(針が振り切れないように)。 電圧計:測りたい部分に並列につなぐ。−端子は 300 V → 15 V → 3 V の順。

回路図の記号:電源(長い線が+)、抵抗(長方形)、スイッチ、電流計 Ⓐ、電圧計 Ⓥ、電球。


2. 直列回路と並列回路

まずここだけ

直列回路(1 本道)

並列回路(枝分かれ)

覚え方直列は電流が「通り道 1 本」だから同じ、並列は「電源に直接つながっている」から電圧が同じ

直列回路と並列回路

図:直列は電流がどこも同じ、並列は電圧がどこも同じ。

直列:電源 6 V、抵抗 A に 2 V かかると抵抗 B は 6 − 2 = 4 V。電流は A も B も同じ 並列:電源 6 V なら A も B も 6 V。A に 0.3 A、B に 0.2 A なら全体は 0.5 A


3. オームの法則

まずここだけ

V = R × I(電圧 = 抵抗 × 電流)

求めるもの
電圧 VR × I
電流 IV ÷ R
抵抗 RV ÷ I

単位をそろえる:mA は A に直す(300 mA = 0.3 A)。

20 Ω の抵抗に 0.3 A → V = 20 × 0.3 = 6 V 6 V で 0.2 A → R = 6 ÷ 0.2 = 30 Ω 10 Ω に 5 V → I = 5 ÷ 10 = 0.5 A = 500 mA

電流 − 電圧のグラフ

横軸 電圧、縦軸 電流なら原点を通る直線(比例)。傾きが大きい(急)ほど電流が流れやすい = 抵抗が小さい。抵抗 = 電圧 ÷ 電流 をグラフの 1 点から読む。


4. 合成抵抗

ここまでできれば十分

回路全体を 1 つの抵抗とみなしたときの抵抗。

直列:R = R₁ + R₂(足すだけ。全体は大きくなる) 並列:1/R = 1/R₁ + 1/R₂ → R = R₁R₂/(R₁ + R₂)(全体はどちらよりも小さくなる)

10 Ω と 30 Ω を直列:40 Ω 10 Ω と 30 Ω を並列:1/R = 1/10 + 1/30 = 4/30 → R = 7.5 Ω(= 10 × 30/40) 同じ抵抗 R を 2 つ並列:R/2

回路の計算手順

  1. 回路の形(直列か並列か、混合か)を確かめる
  2. わかっている量を図に書き込む
  3. 直列なら「電流同じ」、並列なら「電圧同じ」を使って、V = RI を1 つの抵抗ごとに当てはめる
  4. 全体の電流・電圧は足し算で

例(混合):20 Ω と 30 Ω を並列にし、それに 8 Ω を直列につないで電源 10 V。 並列部分の合成抵抗 20 × 30/50 = 12 Ω。全体 12 + 8 = 20 Ω。全体の電流 10 ÷ 20 = 0.5 A。 8 Ω の電圧 8 × 0.5 = 4 V、並列部分の電圧 10 − 4 = 6 V。20 Ω の電流 6 ÷ 20 = 0.3 A、30 Ω の電流 6 ÷ 30 = 0.2 A(合計 0.5 A ✓)


5. 抵抗の性質(発展)

もう一歩


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 電流計は直列・5 A 端子から、電圧計は並列・300 V 端子から
  2. 直列:電流同じ・電圧分かれる。並列:電圧同じ・電流分かれる
  3. V = RI、単位は A・V・Ω
  4. 直列 R₁ + R₂、並列 R₁R₂/(R₁ + R₂)
  5. グラフの傾きが急 = 抵抗小

8. 小テストへ

→ 小テスト(s2-01

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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