中2 理科 / 物理 / s2-03

更新 2026-09-12

静電気・電流と磁界・電磁誘導

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

電流が磁界から受ける力(向きの判定と「大きくする方法」)と電磁誘導(磁石を出し入れしたときの電流の向き、検流計の振れ)が定番。計算は少なく、向きの判定理由の記述が中心です。


1. 静電気と電子

まずここだけ

陰極線(電子線):真空放電管で −極(陰極)から出る電子の流れ

電流の正体:電流は「+ → −」と決めたが、実際に動くのは電子が − → +(逆向き)。


2. 磁界

まずここだけ

電流のまわりの磁界(まっすぐな導線):

コイルの磁界


3. 電流が磁界から受ける力(モーターの原理)

まずここだけ

磁界の中の導線に電流を流すと、導線は電流にも磁界にも垂直な向きに力を受ける。

フレミングの左手の法則:左手の 中指 = 電流、人さし指 = 磁界、親指 = 力(「電・磁・力」の順)。

向きを逆にする電流の向き or 磁界の向きのどちらか一方を逆にすると力の向きが逆。両方逆なら同じ。 力を大きくする電流を大きく(電圧を上げる・抵抗を小さく)、磁界を強く(強い磁石)。

モーター:コイルが半回転するごとに整流子で電流の向きを切り替え、同じ向きに回り続ける。


4. 電磁誘導(発電機の原理)

ここまでできれば十分

電磁誘導:コイルの中の磁界が変化すると、コイルに電圧が生じて電流が流れる。この電流を誘導電流という。

誘導電流の向き
N 極を近づけるある向き(コイルは N 極を押し返す向きの磁界をつくる)
N 極を遠ざける逆向き
S 極を近づけるN 極を近づけたときと逆向き
S 極を遠ざけるN 極を近づけたときと同じ向き
磁石を止める流れない(変化しないから)

大きくする磁石を速く動かす磁石を強くコイルの巻数を多く

発電機:磁石やコイルを回して磁界を変化させ続ける。手回し発電機・自転車のライト。


5. 直流と交流

ここまでできれば十分

直流(DC)交流(AC)
向き一定周期的に変わる
乾電池・電池家庭のコンセント
オシロスコープ横一直線波形
周波数──東日本 50 Hz・西日本 60 Hz(1 秒間に向きが変わる回数の目安)

交流は変圧器で電圧を変えやすいので送電に使われる。

放射線(発展)


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. 電子は −。受け取った側が −。同種反発・異種引き合う
  2. 陰極線:−極から出て +極側に曲がる。電流の向きと電子の動きは逆
  3. 磁界の向き = N 極の指す向き。右ねじ・右手
  4. 左手:電・磁・力。電流または磁界を逆で力が逆。電流大・磁界強で力大
  5. 電磁誘導:磁界の変化 → 誘導電流。速く・強く・巻数多くで大きく。止めると 0

8. 小テストへ

→ 小テスト(s2-03

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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