中3 理科 / 地学 / s3-08

更新 2026-09-12

自然と人間・科学技術(エネルギー資源)

この単元でできるようになること

入試での位置づけ

発電方法の比較表(エネルギーの変換の順序・長所短所)と変換効率の計算(利用できたエネルギー ÷ もとのエネルギー × 100)、熱の 3 つの伝わり方の区別が出ます。記述では「再生可能エネルギーの課題」「火力の課題(CO₂)」「持続可能な社会」。


1. エネルギーの移り変わり

まずここだけ

エネルギーの種類:運動・位置(力学的)、熱、光、音、電気、化学(物質がもつ。燃料・食物・電池)、(原子核)、弾性。

エネルギーの保存:変換してもエネルギーの総量は変わらない。ただし目的のエネルギーに全部は変わらず、一部は熱や音として逃げる。

変換効率 [%] = 目的のエネルギー ÷ もとのエネルギー × 100

電力 100 J のうち光になったのが 20 J の電球 → 効率 20%(残り 80 J は熱)。LED は効率が高い。

器具変換
モーター電気 → 運動
発電機運動 → 電気
電熱線・アイロン電気 → 熱
光電池(太陽電池)光 → 電気
乾電池化学 → 電気
植物の光合成光 → 化学
燃焼化学 → 熱・光

2. 熱の伝わり方

まずここだけ

伝わり方しくみ
伝導物質の中を熱が接触して伝わる金属のスプーンが熱くなる
対流あたたまった液体・気体が動いて伝わるエアコン、なべの湯
放射光(赤外線)として直接伝わる(空気がなくても)太陽の熱、たき火の前

3. 発電

ここまでできれば十分

発電エネルギーの変換長所短所・課題
火力化学(燃料)→ 熱 → 運動(タービン)→ 電気安定・出力調整しやすいCO₂・大気汚染、化石燃料は限りがある(石油・石炭・天然ガス)
水力位置 → 運動 → 電気CO₂ を出さない・再生可能ダム建設で環境が変わる、立地が限られる
原子力核 → 熱 → 運動 → 電気(ウランの核分裂)少ない燃料で大量・CO₂ なし放射性廃棄物の処理、事故の危険
太陽光光 → 電気再生可能・CO₂ なし・どこでも夜・天候で不安定、広い面積、コスト
風力運動 → 電気再生可能風に左右される、騒音・景観
地熱地下の熱 → 運動 → 電気安定・再生可能立地が火山地帯に限られる
バイオマス生物資源(木くず・生ごみ・家畜のふん)の化学 → 熱 → 電気植物が育つときに CO₂ を吸収しているので差し引きゼロ(カーボンニュートラル)量の確保

再生可能エネルギー:使っても自然の力でくり返し補える(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)。化石燃料・ウランは再生不可。

タービンを回すもの:火力・原子力は水蒸気、水力は水、風力は風。

エネルギーの安定供給:天候に左右されるものと安定したものを組み合わせる(ベストミックス)。送電のロス、蓄電池。

放射線(再掲):α・β・γ・X 線。目に見えない、透過性、細胞を傷つけることがある。医療・工業に利用。単位 Sv・Bq。


4. 自然の恵みと災害

ここまでできれば十分

自然恵み災害備え
火山温泉・地熱・美しい景観・肥えた土噴火・火砕流・火山灰ハザードマップ・観測・避難計画
地震(プレート運動が山・島をつくる)ゆれ・津波・液状化・土砂災害耐震化・緊急地震速報・避難場所
気象雨(水資源・農業)・四季台風・豪雨・洪水・土砂崩れ・竜巻・猛暑・大雪気象情報・避難指示・治水

ハザードマップ:被害の予想範囲・避難場所を示した地図。自助・共助・公助


5. 科学技術と持続可能な社会

ここまでできれば十分


6. よくある間違い


7. 自己チェック

  1. エネルギーは保存。効率 = 目的 ÷ もと × 100
  2. 伝導・対流・放射
  3. 火力:化学→熱→運動→電気(CO₂)。水力:位置→運動→電気。原子力:核→熱→運動→電気(廃棄物)。太陽光:光→電気
  4. 再生可能 = 太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス
  5. ハザードマップ・3R・持続可能な社会

8. 小テストへ

→ 小テスト(s3-08

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参考資料

このページの小テスト ── 間違えても、同じ型の別の問題でやり直せます。レベルを選んでそのまま始められます。
基礎から標準から発展から

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